第20回柏市下水道事業経営委員会会議録

1 開催日時

令和元年8月19日(月曜日)午後3時から5時

2 開催場所

柏市役所分庁舎2 第1・2会議室

3 出席者

(委員)

落合委員、新井委員、板倉委員、伊藤委員、斉藤委員、椎名委員、竹内委員、髙橋委員、谷委員、内藤委員、中屋委員、沼澤委員、渡邉委員

(事務局) 

君島土木部長、内田土木部次長兼下水道整備課長、大作下水道維持管理課長、横枕雨水排水対策室長、原下水道経営課長 他6名

(注意)委員氏名の記載は、順不同です。

4 議題

  1. 柏市下水道事業中長期経営計画の見直し 
  2. 公共下水道受益者負担制度の見直し

5 議事(要旨)

下水道管路の包括的民間委託の実施状況について(資料3)

議事に先立ち、下水道管路の包括的民間委託の実施状況について、事務局から報告を行い、この後これらについて質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

  • (落合委員)包括的民間委託の調査業務は予定どおり進んでいるか。

(事務局) 簡易調査の結果、詳細調査を進めるために想定外の費用が必要であると判明しているが、予定どおり進んでいる。

  • (中屋委員)調査する地区はどのような優先順位で決定し、進めているのか。

(事務局)管きょの古い順である。

柏市下水道事業中長期経営計画の見直し(資料1)

事務局から柏市下水道事業中長期経営計画の見直しについて説明を行い、この後これらについて質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。 

  • (斉藤委員)柏市の人口は現在42万人を超えている。人口の予測は下水道使用料の決定にも影響するので、柏市が公表している将来人口の予測値と整合を図るべきである。

(事務局)市の最新の人口の推移の予想では2025年にピークを迎えると見込まれている。下水道の全体計画を策定した時点と、現在の人口推移の見込みが異なるので、計画の見直しに当たっては最新の数値を用いる。

  • (伊藤委員)資料19ページ GISシステムでは、どのような情報が確認できるのか。

(事務局)管の口径や土被り等の情報が入っている。

  • (伊藤委員)土被りは布設後に変わることもあると思うが。

(事務局)標高で示しているので、地盤が変わったとしても数値は変わらない。

  • (伊藤委員)GISシステムは実情に即して更新されているのか。

(事務局)委託をして更新しているが、年1回なので最大1年程度の時間差が生じてしまう。

(沼澤委員・意見) 資料13ページ 地震対策として避難所となる小学校にマンホールトイレの整備を進めているが、災害時にしっかりと活用されるように防災安全課とも協力して体制を整えてほしい。また、住民にも周知を図ってほしい。

  • (谷委員)マンホールトイレはどのようなものか。

(事務局)下水道管を整備しておき、災害時には倉庫などに保管されている構造物を組み立て、学校のプールの水を利用して水洗トイレとして使用できるようにしたものである。

  • (板倉委員)資料10、11ページ 時間降雨50ミリを基準に雨水管の整備を進めていることと思うが、近年の集中豪雨でそれを超える降雨も発生している。この基準を見直す予定はないのか。

(事務局)雨水管の整備は時間降雨50ミリを基準としており、経費的にもこの基準値を見直すことは難しい。そのため、ソフト面の整備にも取り組んでいる。過去の最大時間降雨量である79.5ミリの雨が降った場合の浸水を想定した内水ハザードマップを公開しているので活用してほしい。

  • (中屋委員)内水ハザードマップを紙媒体で自治会などの防災組織に配るといった周知、活用の取組は。

(事務局)マップを必要とする方に活用してもらえるよう、今年度製作する予定で検討している。

  • (髙橋委員) 資料16ページ 地域環境の保全として、他に取り組んでいることはあるか。

(事務局)県の流域下水道の処理場で下水汚泥を焼却して、資源として盛土材などの建設資材にする取組がある。

  • (沼澤委員)下水汚泥を利用した発電があると聞いたことがあるが。

(事務局)発電などの下水汚泥の資源化は、柏市が直接取り組んでいることではないが、現在県が処理場の改築更新に当たり、検討をしている。

  • (新井委員)資料21ページ 技術力の維持とあるが、包括的民間委託を進めつつ市職員の技術力も維持していくための取組は。

(事務局)民間委託により民間業者任せにならないよう、モニタリングに注力している。委託導入前のように自身で調査し、監督する業務も残して技術や技能の継承を図っていくべきと考えている。

  • (落合委員)資料17ページ 下水のエネルギー利用については県の取組であることを理由に計画から文言自体を削除してしまうのか。

(事務局)県に負担金を払うことで、間接的には関わっているが、直接実施している事業ではないので、中長期経営計画からは割愛させていただきたいと考えている。

(中屋委員・意見)柏市が主体となって進めていくというのは、難しい部分もあると思うが、削除してもよいのだろうか。

  • (落合委員)下水熱の利用について、導入可能性も検討しないのか。

(事務局)下水熱の利用については、市が将来取り組む可能性として、残しておくことも含めて、引き続き検討していく。

  • (谷委員)マンホール蓋の特集などをメディアで見かけるが、「ちびまる子ちゃん」のマンホール蓋を設置した静岡市のように、柏市にゆかりのある漫画家、池田理代子氏に依頼するなどして、新しいデザインのマンホール蓋の設置を検討してみてはいかがか。

(事務局)マンホール蓋をきっかけに、下水道に興味を持ってもらうことは大変重要なことである。引き続き様々な広報活動に取り組んでいく。

公共下水道受益者負担制度の見直し(資料2)

事務局から公共下水道受益者負担制度の見直しについて説明を行い、この後これらについて質疑応答を行った。質疑内容は以下のとおりである。

  • (中屋委員)資料12ページ 区域外接続の区域外申請面積とは、建築確認の面積か。

(事務局)そのとおりである。

6 傍聴

傍聴 0人

7 次回開催日時(予定)

令和元年11月27日(水曜日)

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