平成28年度第1回柏市健康福祉審議会障害者健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

平成28年7月28日(木曜日)午後1時30分から3時30分

2 開催場所

柏市役所本庁舎3階 庁議室

3 出席者

審議会委員

川眞田喜代子委員(会長)、近藤明紀委員(副会長)、金江清委員、小林正之委員、小松幸子委員、齊藤泉委員、佐藤嘉二委員、鈴木五郎委員、菅井治子委員、寺尾直宏委員

事務局

事務局
所属 氏名

保健福祉部

部長 成嶋 正俊  

高齢者支援課

次長兼課長 酒巻 薫
保健福祉総務課 課長 藤本 裕司
障害者相談支援室 室長 石田 清
障害福祉就労支援センター 所長 宮本 大
こども部 部長 田所 優二
こども発達センター 所長 黒須 美浩
障害福祉課 課長 小川 正洋
社会福祉協議会 事務局長 秋山 亨克

4 議題

(1) ノーマライゼーションかしわプランの平成27年度実績報告について

(2) 第3期柏市障害者基本計画(後期計画)・第5期柏市障害福祉計画の策定に伴う基礎調査について

5 議事

(1)ノーマライゼーションかしわプランの平成27年度実績報告について

(資料に基づき、事務局から説明)

  • 委員 様々な事業においてほぼ目標値を達成しているとの報告だったが、実態がどうかということが評価されていない。精神障害に関しては市内メンタルクリニック通院者が4,000人、家に引きこもり親が面倒を見なければならない人は1,000人を超えているのに対し、市のサービスや事業を利用している人数は少ないように感じる。次の計画ではこういった実態の評価も盛り込んだ目標を立てるようお願いしたい。
  • 委員 目標値の設定について根拠が明確でない。例えば虐待防止の研修会の開催回数について、必ずしも前年度実績に基づいているわけではないようだが。
  • 事務局 平成26年度の虐待防止研修は県内施設での虐待事件があった影響もあり5回開催している。それ以降は毎年最低3回の開催を目標としている。
  • 会長 各事業の「担当部署の評価」の出し方は。
  • 事務局 各担当課が出したもの。数値目標の達成度合い及び数値で表せない要因を加味して評価している。
  • 委員 各実績値は身体、知的、精神等の各障害が全てひとくくりで報告が出ていて分かりづらく、各障害の特性に応じた議論がしづらい。障害ごとに分けて報告をしてもらえないか。
  • 会長 今後の報告においては障害種別ごとの数値が明確になるようまとめていただきたい。

 

(2)第3期柏市障害者基本計画(後期計画)・第5期柏市障害福祉計画の策定に伴う基礎調査について

(資料に基づき、事務局から説明) 

  • 委員 アンケート調査の項目になぜ性別の質問がないのか。回答者の性別を明確にしないと分析が出来ないのではないか。
  • 事務局 性別をたずねる質問はあえて外した。性同一性障害の方など男・女で分けることを気にされる方もいると想定したため。
  • 委員 一般的にアンケート調査の集計の際には男女での条件分けをするため、性別を問う質問があるとよい。
  • 委員 例えば、「精神障害」とひとくくりにされているが、個々の特性にはばらつきがあり必要とする支援も異なる。このアンケート内容では特性ごとの意見がうまく反映されない恐れがあるため、紙のアンケートだけではなく、障害者団体にヒアリングをしていただき、ヒアリング内容を補足情報として加味してほしい。
  • 事務局 アンケート調査内容は構想中のものであり、委員の方から出た意見を盛り込み構成したい。性別を尋ねる欄の追加は検討する。回答のしやすさを考慮しアンケート項目を必要最低限に削ってきた経緯がある。アンケートでは広く一般的な意見を集約し、各障害の深い部分のニーズに関しては当事者、家族、事業者等の意見を吸い上げ、実情が見えるようにしていきたい。
  • 委員 なぜアンケートの漢字全てにふりがなを振っているのか。読みづらくなっていないか。
  • 事務局 ふりがなを振ったのは知的障害や聴覚障害の方にも読みやすくするため。障害者差別解消法の施行もあり、文面の配慮をした。
  • 委員 知的障害のある方は自分で回答するのは難しいと想定され、代理の方が回答することを考えれば、全文にふりがなを振るのではなく、文章の一部に振ればよいのでは。
  • 委員 ふりがなを振る部分、振らない部分を分けるのが難しいのではないか。知的障害の方で、ひらがなを読めても内容を理解できない方もいる。ふりがなは知的障害の方というより聴覚障害のある方に有効だと感じた。
  • 委員 聴覚障害のある方は単語でのやり取りがほとんどで、文章を読むことに慣れていないため、ヒアリング等補足の回答手段があるとよい。
  • 委員 就職の際の心配なことを尋ねる項目について、選択肢に就職先の職場環境の配慮についても加えるとよい。
  • 事務局 選択肢の追加を検討したい。
  • 委員 障害者総合支援法の3年後の改正内容とは。
  • 事務局 資料2のスライド13、14枚目に掲載しているもの。
  • 委員 障害福祉施策の説明書きについて、同じような内容の文章が続いていて読みづらいのではないか。要所は太字にするなど読みやすくする工夫をするとよいのでは。
  • 委員 情報提供を充実させるための手段を問う質問があるが、なぜ情報取得の手段の設問がないのか。既に把握しているからなのか。また、障害の重度化予防で取り組んでいることの設問があるが、既にやっていることではなく、これから取り組んでみたいことを記述式で問う設問があるとよい。
  • 委員 各設問の「その他」の選択肢の記述欄が狭く書ききれない恐れがある。もっとスペースをとったほうがよいのでは。
  • 委員 紙のアンケートはあくまでも調査の一手段と捉え、あらゆる手段を講じて情報を収集し、障害者計画策定の議論の資料を作成してほしい。
  • 事務局 いただいた意見を参考に、可能な限りアンケート内容の見直しを図っていきたい。 

6 その他

地域生活支援拠点整備の状況について

(資料に基づき、事務局から説明)

7 傍聴者

0名

8 次回開催予定

平成28年11月24日(木曜日)午後1時30分から

場所 柏市役所本庁舎3階 庁議室

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