市による市内農産物の放射性物質検査結果(平成23年度)
このページの情報は、平成27年度以前のものになります。
市による農産物の放射性物質の独自検査の実施について
市では、JAや公設市場、農産物直売所などと連携を図りながら、東日本大震災に伴う福島第1原発原子力発電所の事故を受け、柏市産の農産物の安全性の確認と風評被害を防止するため、国の交付金事業を活用し、放射性物質の簡易検査機器を整備し、独自のサンプリング計画に基づく簡易検査を実施します。
検査結果
これまでに行いました検査の結果からは、暫定規制値の500ベクレル/kgを超える放射性セシウムは検出されておりません。
- 市内農産物の放射性物質検査結果(7月、8月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(9月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(10月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(11月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(12月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(1月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(2月分)
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- 市内農産物の放射性物質検査結果(3月分)
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検査機器
NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ/EMFジャパン社製EMF211型ガンマ線スペクトロメータ
放射能濃度測定感度
- この簡易検査機器は、330グラムの試料を用いて30分間測定した場合、セシウム-137 20ベクレル/kg、セシウム-134 25ベクレル/kgを±20%以内の不確かさで測定することが可能です。(いずれも確率は2σ・95%で、本器を恒温室に設置して10~24時間のバックグラウンドデータを取得して測定した場合。)
- エネルギー分解能:セシウム-137(662keV)において6~6.5%
エネルギー分解能とは、近似の放射線エネルギーをどのぐらい分離測定できるのかを表す指標です。一般に、NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ のエネルギー分解能は5~15%程度といわれており、この値が小さい測定機器ほどより核種の判別精度が高いとされています。
検査方法
検査方法は、以下のとおりです。
- 試料の測定:厚生労働省「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」 に準拠。
- 放射能計算法:文部科学省放射能測定シリーズ6「NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ機器分析法」 に準拠。
- 試料の前処理:食品衛生法における『食品、添加物等の規格基準』、文部科学省放射能測定シリーズ24「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法」 に準拠。
「検出せず」とは、放射性物質が存在しない、又はセシウム-137 20ベクレル/kg、セシウム-134 25ベクレル/kg未満であることを示します。
実際の検査の様子はこちらを御覧ください。→「市による市内農産物の放射性物質検査の流れについて内部リンク」
測定条件
測定条件や測定環境は、以下のとおりです。
- 測定容器:小型容器(350ml)
- 測定時間:3600秒
- 検査室温:25度設定(24時間空調管理)
減算用のバックグラウンドは、上記の検査室温下で純水を24時間測定して取得したデータを使用しています。
補足
簡易検査の測定値が、上記の放射能濃度測定感度(セシウム-137 20ベクレル/kg、セシウム-134 25ベクレル/kg)を超えて算出された場合には、8月1日採取分より株式会社アトックスに精密検査を依頼し、その結果を公表しています。
- 検査機器 ゲルマニウム半導体検出器/ORTEC社製GEM-25P4-70
- 検出限界 セシウム-137 15ベクレル/kg、セシウム-134 15ベクレル/kg以下
地域区分