トップ > 子育て・教育 > こどもをはぐくむ柏市子育てサイト はぐはぐ柏 > お楽しみコーナー > Memeさんは、ばぁば一年生 > vol.17 子どもの育ちに必要なモノとは?
更新日令和5(2023)年11月17日
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「『かっとばせ~』って言って!」
べべちゃん(3歳)は、そうコールを求め、フエルトでできたバットを構えた。
「かっとばせ~、べべちゃん!」
ばあばは、フワフワしたおもちゃのボールを投げた。
運よくボールがバットに当たると、べべちゃんはホームラン打者のごとく部屋を走り回る。
幼児期の成長は、めざましい。
こんな遊びができるようになっただけで、ばあばは、とってもハッピーなのだ。
ばあばたちは知っている。
子どもは遊びを通じて、いろんなタイプの他者との関わり方や、どのようなことをすると痛いのか、誰かと笑うと楽しいことなどを初めて知るのだ。
ときに大人がハラハラしたり、イライラしたりする遊びも、子どもの育ちにとって無駄なものはないのかもしれない。
野球ごっこでホームランを打ったり、幼児用のパズルを完成させたり、べべちゃんは日々、ささやかな成功体験を重ねている。
きっと、保育園生活や家庭生活、屋外でも、いくつもの体験を重ねているに違いない。
「あのね~、昨日ね、車を洗ったの~」
べべちゃんは、おしゃべりも得意になってきた。
時間の概念は、まだこれからのようで、大抵は”昨日“の話ではないけど…。
あいまいでも、過去の出来事を言葉にするのも、育ちにとってもイイに違いない。
「楽しかった?」とか「大変だったの?」とか、質問や復唱を織り交ぜながら、
世のじいじ・ばあばは、良き聞き手になりますように。
ばあばのウチに遊びに来ると、自宅とは異なる環境に、べべちゃんとベビーちゃん(1歳5か月)の目はキラキラと冴えわたり、お昼寝の時間もお構いなしに、遊びに夢中になる。
(これはばあば宅あるあるなのかも?)
それは、ばあば的には、ちょっと悩ましい・・・
なぜなら、子どもの育ちには、「睡眠」は重要な要素だと、経験則から確信しているから。
それに、脳の発達とも関わりが深いときく。
子育て中のママ・パパたちも睡眠は重要と感じているようだ。
「寝つきが悪い」とか、「寝る時間が近づくと焦る気持ちになる」とか、
ばあばの周りのママたちも、子どもの睡眠を気にかけている。
眠りの悩みはつきないが、生涯を通じて健康と関わるもの。
上手くいかないときもあるけど、
照明を落としテレビを消して、できるだけ暗くて静かな環境を心がけたい。
ママ(娘)は、暗い部屋で寝かしつけていると、時々、子どもたちより早く眠ってしまうという。
安全な環境下では、それもアリだよね。
眠りについては、厚生労働省の「e-ヘルスネット」やNHKの「すくすく子育てチャンネル」をはじめ、ホームページで、様々な情報を得ることができる。
じいじ・ばあばも、子育て中の人も、自分なりに信頼できるところから情報を得てほしいなぁ、と、ばあばは願う。
べべちゃんとベビーちゃんは、兄妹であり、よき遊び仲間でもある。
ときにおもちゃを取り合い、バチバチのライバルになる場面がある。
イヤイヤ期のべべちゃんにとっては、後から現れたこのかわいい存在に、ちょっぴりストレスを感じるときもあるのだろう…。
逆もしかり。
ベビーちゃんだって、やりたいことを遮られたり、いろいろと譲っている場面は多い。
それに、家だけでなく、保育園でも、
思いどおりにいかない出来事にぶつかることや、
友達とケンカすることもあるだろう。
そういう出来事で何かがいっぱいいっぱいになったとき、
くずったり、わがままを言ったりして、家族や周囲の大人の愛情や存在を確認したいときがあるようだ。
遊び仲間であり、ときにライバルな2人
ぐずったり、わがままのような振る舞いには、
しつけや教育という視点もあるけど、
ときに泣きにつきあったり、話を聞いたり、ハグしたり、
状況に応じて、心に栄養を届ける視点も忘れないようにしたい。
健やかな心の安定の根っこが育つように。
「ママ、キライ!」
べべちゃんは、深い意味を持たないままにネガティブな言葉も使うようになった。
でも、
「ママ、大好きなんでしょ?」と、ばあばがたずねると。
「ママ、大好き!」
「ばあばも大好き!」
と、べべちゃんは答える。
大人は、子どもの行動や言葉にちょっぴり翻弄されながら、
心の栄養をあげたり、もらったりしている。
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