更新日令和6(2024)年3月5日

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令和5年度柏市健康福祉審議会第3回児童健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和6年2月8日(木曜日)午後1時55分から午後3時20分まで

開催場所

いきいきプラザ2階研修室

出席者

委員(敬称略)

秋谷正、石橋真理子、岩田久美、大塚紫乃、川野優、水野誠志、村上広子、望田八重子、山田聡

議事

  1. 柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部改正について
  2. 公立保育園再整備の検討について
  3. 第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(速報値報告)について
  4. 柏市地域子育て支援施設の設置について
  5. 幼稚園型認定こども園の設置の認定に係る報告について
  6. (仮称)柏市送迎保育ステーション事業の開始について

議事等(要旨)

事務局より、資料1~6に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

1.柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部改正について

(秋谷委員)

人手不足などの問題があるかと思うが、一部改正を行うに至った背景について伺いたい。また、柏市の支援員の配置状況等についても伺いたい。

(学童保育課)

お見込みのとおり、年々、放課後児童支援員として勤務していただいている方は減少している。現状、基準数を確保できないほどの状況ではないが、不測の事態に備え、国の規定に倣うものである。

(秋谷委員)

放課後児童支援員の応募状況について伺いたい。

(学童保育課)

放課後児童支援員として勤務できる資格を有する方の応募は、ほとんど無い。現状は、無資格の補助員の方に研修を受けていただき、放課後児童支援員の資格を取得していただいている。

(岩田委員)

資格の有無による放課後児童支援員、補助員、サポート員の業務の違いについて伺いたい。

(学童保育課)

放課後児童支援員が行う業務の特徴として、保護者対応、施設が所在する小学校とのスケジュール調整、現場リーダーである。

(大塚会長)

保育者養成に係る業務に従事しており、人員不足の状況や国の方針に基づく条例改正ということで納得している。一方で、人員確保のため、保育士を養成する部署との情報交換や、ボランティアとの連携などができればよいと考える。大学在学時に、こどもルーム等でボランティアを行う学生もいるが、就職まで繋がらないといった状況もある。

(山田委員)

こどもルームの管理について、NPO法人への委託、指定管理などを行っているのか。また、今回の条例改正は、NPO法人等の運営を応援できるような内容であると考えるが、法人によって賃金格差があると思う。柏市では、賃金調整をどのように行っているのか。

(こども部長)

柏市は、すべて直営で行っているが、一部、民間学童も存在している。柏市運営こどもルームの指導員は、会計年度任用職員として採用しているが、全国的に見てみると、NPO法人、民間法人等への委託などは多くなってきている。柏市においても、ずいぶんと前から委託について検討を行ってきたが、様々な課題に直面し、指導員の確保にも苦慮しているところである。

また、指導員の皆様から賃金面についても、ご理解いただけている状況である。先ほど、大塚会長からのご発言にもあったとおり、若い世代を常勤採用する方法もひとつの道筋になると考える。

柏市では、夏休み期間中など、高校生以上を対象として支援員の募集を行っており、子供と向き合う体験なども可能であるため、この経験から保育士などへ道が開ければよいと考えている。

(山田委員)

人員不足や、夏休み期間中の高校生以上の募集といった話があったが、研修を経て放課後児童支援員の資格を取得する制度であることから、正規職員としての扱いも必要ではないかと思う。保育士や幼稚園教育と同様、支援員の処遇について、柏市としてしっかり行うといった方針を求めていきたい。

2.公立保育園再整備の検討について

(秋谷委員)

若葉保育園は園庭が広い園であると思うが、設立当初の位置が、一番よい場所ではないかと思う。南側に設置する場合の北風の影響や、費用面などの話もあると思うが、長期的に利用される施設のため、利用する子供や職員の利用しやすさを優先して整備するのがよいと考える。

(保育運営課)

今回は、3パターンをお示しさせていただいたが、それぞれの良し悪し、日照、園の運営方法なども考慮しながら検討していきたい。

(石橋委員)

利用中の園児や保護者に影響がないよう建替えを進めていただければと思う。

(保育運営課)

園を運営しながらの工事の場合、安全対策や周辺住民への影響がないよう進めていきたい。

(水野委員)

何に重点を置いて進めるべきなのかなど、非常に難しい課題であると思う。今回の3パターンでは、最低でも3~4年を要することになるが、園児によっては、在園期間中ずっと工事中になってしまう。このため、園の運営を一時中断し、在園児の転園など行いながら、短期間で建替えを完了させる方が、結果的に子供たちのためにもなるのではないかと考える。

(保育運営課)

いただいたご意見を踏まえ、検討していきたい。

(大塚会長)

建替方針決定までのスケジュールについて伺いたい。

(保育運営課)

あけぼの保育園などを含めたモデル園整備の調査結果について、令和6年度前半に公表する予定であり、次年度会議にて報告させていただく。また、調査結果を踏まえて、柏市公共施設等総合管理計画との整合を図りながら、公立保育園再整備の方向性や整備計画等を検討していく。このため、今年度中に決定するものではない。

(大塚会長)

基幹園としての定数調整や、公開保育対応のための廊下幅拡張なども踏まえると、難しい課題であると思う。引き続き検討内容について注視していきたい。

3.第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(速報値報告)について

(村上委員)

回収率が低いように感じる。無作為抽出であることも影響していのかもしれないが、50%程度は期待したいところである。

(こども政策課)

5年前に実施した調査では、未就学児保護者向けを郵送配布・郵送回収の方法で行い約48%、こどもルーム利用者向けを直接配付・直接回収の方法で行い約70%の回収率であった。今回調査では、Webアンケートの普及などを鑑み、実施方法を郵送配布・Web回答へと変更している。全体の設問数は、前回調査時と大差ないが、スマートフォン上でのWeb回答画面の見づらさや、回答の入力のし難さなどが、回収率低下理由の一つと考えている。

また、回収率についてデータ分析室という部署に確認を行い、必要サンプル数を満たしているので、アンケート結果は一定の精度を有するとの回答を得ている。今回初めてWeb回答方式を採用し、課題として認識した部分については、今後、回収率向上に向けて検討を進めていきたい。

(川野委員)

17ページ問22-1で、「仕方なく子どもだけで留守番させた」という回答があるが、保育園児が一人で留守番したという意味であれば、不安に思う。柏市の考えがあれば伺いたい。

(こども政策課)

単純集計結果であるため細部不明であるが、兄弟で留守番したなどの状況も考えられる。ただし、お子さんが病気などの際、預け先が見つからずこどもだけで留守番しているといった状況が確認できたため、対応策については検討していきたい。

4.柏市地域子育て支援施設の設置について

(望田委員)

今朝、子供がうつ伏せ状態で亡くなってしまったというニュースを見た。このような事故や、子どもがのどを詰まらせてしまった場合の対処法など、施設の支援員からアドバイスなどをしてほしい。

(子育て支援課)

一定のカリキュラムを受講した者が子育て支援アドバイザーとして勤務している。

ご説明したベビーマッサージなどの各種イベントを通じて、危険予防などを行える。保護者のニーズを踏まえながらイベントを企画していきたい。

(望田委員)

私も、赤十字での講座などに参加しているので、紹介させていただく。

5.幼稚園型認定こども園の設置の認定に係る報告について

(大塚会長)

途中追加とのことであるが、よくあるのか

(保育運営課)

通常、4月1日開園に間に合うよう逆算して、10月頃に取りまとめて意見聴取を行っているところである。ただし、時期的に不可能な内容ではないため、今回の件はできる限り対応させていただいている次第である。

6.(仮称)柏市送迎保育ステーション事業の開始について

(秋谷委員)

3階部分は、「柏駅前送迎保育ステーション」という名称に決まったとのことであるが、当該施設全体の愛称などはあるのか

(こども政策課)

2月末頃までに公表できるよう準備を進めているところである。

(山田委員)

今後、柏駅のほか、東武線やTXなどの他沿線に拡充する予定はあるか

(保育運営課)

当面は、柏駅前の送迎保育ステーション事業の安定化に努めたい。運営を行うなかで、各種課題を捉えながら検討していきたい。柏駅前に設置する検討において、他の駅についても検討を行ったが、色々な課題が分かったため、これらも踏まえ、拡充予定の有無について検討していきたい。

(山田委員)

柏駅前の事業結果によって、拡充の有無のほか、撤退もありうるのか。

(保育運営課)

撤退がないとは言い切れない。しかし、市長の定例会見などを踏まえると、拡充についても考えているものと思う。まずは、柏駅前の送迎保育ステーション事業の安定化に努めたい。

(山田委員)

市内沿線の各駅を利用する方もいるため、拡充予定があるようであれば、ニーズ調査の回答率向上も期待できるのではないかと思う。本事業の成功を祈る。

傍聴者

1名

資料

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所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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