令和元年度第1回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

令和元年7月31日(水曜日)午後2時~午後4時10分

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎 501会議室

3 出席者

(委員)
寺本議長、常野副議長、岩田委員、杉本委員、門井委員、坂巻委員、根本委員、村田委員、伊藤委員、牧野委員、本多委員

(事務局)

河嶌教育長、小貫生涯学習部長、髙村生涯学習課長、船越同統括リーダー、渡邊同統括リーダー、鈴木同主査、高丸同主任、萠抜生涯学習専門アドバイザー、石井生涯学習専門アドバイザー、馬場生涯学習専門アドバイザー

(その他)

図書館川本主任、指導課関根副主幹、湯本同副主幹

(傍聴者)

なし

4 内容

  1. 開会
  2. 委嘱状交付
  3. 教育長あいさつ
  4. 委員及び事務局職員紹介
  5. 議長、副議長の選出
  6. 社会教育委員の概要説明
  7. 協議事項 (グループワーク)
  8. 報告事項
  9. 閉会

5 議長・副議長の選出

議長に寺本委員、副議長に常野委員を選出

6 社会教育委員の概要説明

社会教育委員の概要や役割について、事務局より説明

7 協議事項(グループワーク)

「今期の社会教育委員会議で取り上げるテーマについて」

【事務局】

2年間の社会教育委員会議のメインテーマを決めるうえで、皆さまの身近にある地域課題の中から、子どもを中心とした内容、地域での子どもに対する問題や課題について議論していただき、その中から事務局でメインテーマを設定したいと思います。

【A・Bグループに分かれ、30分間グループワーク】

【Aグループ発表・常野委員】

非常に大きい問題で短い時間でまとめることはできない。学校の問題点も地域から感じている問題点もいろいろと多岐にわたっている。

私がやっている「地縁のたまご」では、まず子ども達に地域愛を持たせて、地域のことを知ってもらう。親は新住民の方々が多いので地域の歴史を知らない。子ども達に教えたことが親へ伝われば親の勉強にもなる。また、夏休みや春休みが終わった児童が挨拶できないのは、家庭で挨拶の習慣がないためである。そのような課題がいろいろとあるため、どう伝えていって、何を作ろうかということが分からないまま、みんな模索しながら動いている。

どこか焦点を決めて、理念のようなものを決め、それに向けてみんなが動くような形にしないと、市が一本化で個々の動きを決めていくのは非常に難しい内容だと思う。

しかし、将来の子ども達・地域のためには、乗り越えていかなければならないものだと思う。

【Bグループ発表・坂巻委員】

子どもの問題をどうやってとりあげていくか、子どもだけ特化してやるのもおかしいのではないか。大人も含めた大きな目でやっていくことが肝心ではないかと思う。

一つ目に、学校区の問題がある。同じ地域でも学校が違うと、子どもは一緒に遊ばなくなってしまう。地域のコミュニケーションが取りにくい面もある。

二つ目に、子ども達の相談体制があげられる。子どもが悩みを持っているときに、子どもは学校の先生や親に相談することが少ない。気軽に相談できるところを作ったらどうか。今は学校にケースワーカーやいろいろな方が配置されているが、子どもは相談には行かない。行きやすい雰囲気を作れれば子ども達はもっと安心して学校に行けるのではないか。

三つ目に、特別なニーズに対しての意見が出た。今、外国人の子どもが入学したり、親が外国人だったり、家で本当に日本語が話されているか分からない家庭が増えてきている。学校で言葉が話せず、コミュニケーションが取れない場合がある。これから増えてくると思うので、コミュニケーションがしっかり取れ、皆が仲良くできるようにしていきたい。

貧困の問題については、柏市でも何十カ所も子ども食堂をやっているが、子ども食堂は月に一回や二回しかできない。それをどこかのお金を使ってもう少し頻繁にできるシステムができたならば、子どもの居場所づくりにもなる。そういった観点で貧困の課題を取り上げていくのはどうか。

また、子ども達が自分で発信しないことが課題としてあげられる。問題提起も自分の悩みも相談の体制も同じだが発信力がない子どもが多い。

社会の体験活動について、今の子ども達は引きこもりではないが、家に居る時間が長い。子ども達をいかに外で遊ばせるかという問題がある。現在、土曜日に子ども達に遊べる場所を提供して大人たちがボランティアで対応するということをやっている。しかし、テレビでも話題になっているeスポーツというものがあり、パソコンゲームで対戦するようなゲームが、オリンピック種目になるかもしれない。そうすると、あまりゲームばっかりやってるのではないと怒れない。そういう問題も含めて、いかに外で遊ばせるか、社会体験をさせるか、今後考えていく問題ではないか。

【議長】

次回は本日いただいた意見より、今期のテーマを選びお伝えさせていただきます。

8 報告事項

(1) 令和元年度生涯学習部各課・館主要事務事業概要について

配布資料1のとおり

質疑等は無し

(2) 生涯学習推進計画策定について

配布資料「第4次柏市生涯学習推進計画について」のとおり

【事務局】

生涯学習推進協議会と社会教育委員会議は非常に密接な関係にあり、両輪でやっていく必要がある。過去の経験を踏まえて、両方の審議会に4名の委員に重複して就任していただいているので、両方の情報共有、整合をとりながら事務を進めていきたいと考えています。

質疑等は無し

9 その他

次回の会議は令和元年11月6日(水曜日)の午前9時30分から午前11時30分の予定

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