平成27年度第2回柏市生涯学習推進協議会議録

1 開催日時

平成27年11月30日(月曜日)午前10時~正午

2 開催場所

柏市役所別館4階 第5会議室

3 出席者

(委員)
西村会長、池沢副会長、淺岡委員、久保委員、鈴木委員、高橋委員、常野委員、増田委員、三好委員、村田委員、山宮委員、吉田委員

(事務局)
藤江生涯学習部長、篠原生涯学習部次長兼生涯学習課長、生涯学習課橋本統括リーダー、生涯学習課飯田主査、生涯学習課渡辺主事、萠抜生涯学習専門アドバイザー 、石井生涯学習専門アドバイザー

4 内容

  1. 開会
  2. 生涯学習部長あいさつ

  3. 事務局より報告事項

  4. 協議

  5. 次回開催予定

  6. 閉会

5 会議概要

(1) 事務局より報告事項

「会議資料」を用いて報告した。

(2) 協議

パブリックコメント素案について

  • 事務局:資料に従い説明。
  • 委員:素案の13ページ、地域参画について、地域支援課も町会・自治会・ふるさと協議会と、地域課題や地域の人材について、普段から行っている「地域づくり推進事業」の項目を入れていただけると、地域支援課としても動きやすいと思う。次に16ページ、ネットワーク化について、生涯学習事業でネットワークということをやってこなかったので是非進めていただきたい。また、5年間の中で会議だけというのは寂しいので、「モデル事業も推進する」という項目を入れると、会議が具体的に動くと思う。27、28ページ、公民館事業について、可能であれば、「どことどこが連携する」といった具体的な部署名を入れると、非常に動きやすい。最後に、29ページ、コーディネーターについて、どこかの所属に軸足を置いてしまうと、連携が難しい。できれば複数の所属に渡って、足が置けるような、支援体制をつくっていただけると、よりコーディネーターの機能が発揮できると思う。
  • 会長:具体的に組織をつくるという提案か。
  • 委員:組織を新たに作るのではなく、事業としてどこかに入れていただけるとありがたい。社会福祉協議会が連携といって名指ししていただいても良い。
  • 会長:社会福祉協議会はいかがか。
  • 委員:もちろんそれは、是非というところである。ここの具体的事業の中に地域に関係する課が列挙されていないというのは、担当課のほうで出してないということか。
  • 事務局:正確に言うと、まず地域支援課では出してない。社会福祉協議会でも、その部分は地域に慮って出してない。
  • 委員:地域支援課に入っていただかないと、ふるさと協議会に、今後、支援とか多世代の方達に支援をお願いする時に、「項目に入ってないから」という理由で、進まなくなってしまう。
  • 事務局:関係するところと協議したい。その結果が、こちらの事業の中に入るのか、それとも別のところの本文の方に入れるのか。また検討させていただきたい。
  • 会長:16ページの「ネットワーク化」で、会議が多いのか。
  • 事務局:市役所内部の縦割りを廃して、横断的組織運営といったところと、活動団体との関係といったところがある。その中で会を開催するだけではなくて、可能であれば、モデル化といったところを表現してみたいという課題がある。
  • 会長:文面を入れることが可能であれば、入れるということでよろしいか。これは、パブリックコメントに必ず間に合わせなければならないのか。
  • 事務局:パブリックコメントが12月15日に予定されている。それに間に合わせられるようであれば入れる。間に合わなかった場合については、パブリックコメント期間中にも調整して、修正を加えたいと考えている。次回の協議会は、報告的な形になるかと思っている。
  • 会長:28ページ、端的にいうと、行政がやって欲しいことをやってもらっていると感じる。参画の観点から、地域ニーズを拾いながら仕掛けていくことが大事ではないか。具体的施設・機関名称を入れるのを検討して欲しい。
  • 事務局:その部分については、一番目のところで「地域づくり推進事業」を事業として入れたいといったところと連動して、庁内でも多くの関連部署があり、「是非それを進めたい」となれば良いが、総意が整うか整わないかといったところがあるので、いくつかのご提案の中、連動させて対応していきたい。
  • 会長:コーディネーターというのが非常に重要になる。継続的に専門的に係われる人。一つの縦割りのどこの管轄の誰々ですというものだけではなくて、様々なところに配置できるということなど、何かこれは文面に盛り込める方法はあるか。
  • 事務局:ある程度反映させたつもりである。
  • 会長:どこか。
  • 事務局:25ページ、中央公民館の方向性の中で、中段【2基本方針】といったところである。次に、「これからの生涯学習は、~が求められています。」といったところである。あと、27ページの(4)ネットワーク型による生涯学習の推進のところで、「ネットワークの構築に取り組みます」と言った時に、「NPO、活動団体、ふるさと協議会と連携をして、ネットワークを構築し、事業を進めていきます」と表現している。最後の29ページ、「中央公民館にコーディネーターを配置して職員が協力して進めていきます」といったところがある。生涯学習自体がツールとして最終的には住み良い地域をつくるということである。今回のテーマとして、子育ての分野が脆弱となっているので、地域ぐるみで子育てをしていこうといったところから、地域づくりにかなり寄与していこうと考えている。関係各課の連携が必要なので、このような組織を作ってやっていこうとしている。
  • 会長:計画を立てて、文章は残っているけど実際には動いてない。そういうことのないようにお願いしたい。
  • 委員:25ページの中央公民館の方向性、施設のあり方のページだが、私は、沼南公民館の機関紙「沼南の風」の発刊に係わってきた。公民館の数が減ってしまうのは残念だと思う。女性大学というのがあり、そこで、学んだ者がリーダー的な役割も担うようになった。様々な分野で活躍している女性たちが柏市ではたくさんいる。是非これからも学べる場が欲しいと思う。
  • 会長:中央公民館及び近隣センターにおける実効性のある事業展開を望みたい。今は地域づくりが大事になっており、個人の充実のために学ぶというところもあるが、人々が自分の地域の周りをより良くしたいというものと、学びとが合わさっているということ。これが我々の進むべきところだと思う。やはり、市民が地域で学びあいながら、そして、この地域のこの問題を解決しようということを強く進めていく方向で出来れば良いと思う。
  • 委員:「地域にどんな問題があるのか」ということからスタートしていかなければ対応が出来ない。本当の問題点を掬い上げるシステム、そして指導のシステムとアクション(活動)である。それがもう少し具体的に書かれるようになれば、市の個々の部署と我々とが接触でき、すごく大きな要素が出てくるのではないかと思う。
  • 委員:22ページの「情報の一元化」について、ボランティアセンターの抱えている情報と、市民活動センターで抱えている情報と、生涯学習の情報3点の連動について何らかの形で、書き込みができないか。また、29ページの各近隣センターで講座を仕掛けていくというところで、地域支援課、社協と連携しながら、実施できると効果的な、運営ができるかと思っている。
  • 事務局:今の2点、「情報の一元化」について、3つの情報を発信しているが、それぞれの発信元との調整となるので、今後、協議をしていく予定である。2点目については、地域づくり推進部、社会福祉協議会、教育委員会、地域づくりに関わるところ、特に近隣センターを舞台としたところについては、冒頭お話したとおり、連携・協議した上で、できる範囲で反映させていきたいと考えている。

事例集及び手引きについて

  • 事務局:資料1、資料2-1、資料2-2に基づき説明。
  • 委員:様々な課題にぶつかり、それを乗り越えてきたということを記載すると、とても参考になると思う。ただ、活動をはじめようと考えている個人がこれを見て、ここに至るようになるかということについては、敷居の高いものになるかなという印象がある。
  • 委員:文字で表現するのは難しいと思った。アンケートで足りない部分をヒアリングとしておこなったが、いざ紙にしてみると、このようなニュアンスではないということがあった。事例として出す団体については、事前にきれいに仕上げたものを、それぞれに確認したほうがいいと思う。
  • 会長:事例集になる前に、それぞれの団体が、紙面について確認できるのか。
  • 事務局:今後団体に一度お返しをして、確認・編集をしていただく予定である。今回、このような項目でよろしいか、過不足がないかといったところを、ご議論いただけると幸いである。
  • 委員:これが活動をはじめる際に、知りたい項目かと言われると、活動をはじめようとする方に意見を聞かないと、実感が湧かないのが、本音である。
  • 会長:関心のない人が、「これはよさそう」と思う場合と、関心のある人が探す場合と、もうすでにやっている人がこの人たちと合流しようと思ったり、やり方をまねよう思った場合も、それぞれあると思うがいかがか。
  • 事務局:事例集と手引きの考え方は別れていて、事例集については、地域に活発な団体がいる、こんな活動をしている、という事を知り、我々もこのような活動にという、「きっかけづくり」と考えている。一方、手引書の部分については、立ち上げなど、各段階があり、それを参考にと考えていた。本編とあわせて、計3部で出す予定である。
  • 会長:資料の1.の「設立運営手引書」で、ステップ4はまとめて、各団体のそれぞれの事例だけでなくて、1から4までが恐らくポイントになる手引きを、事例とは別々に詰める。このような話か。
  • 事務局:1から4を整理して、まとめる。
  • 会長:確認するが、ヒアリング結果について、計画に全部入れたら膨大なものとなってしまうので、いくらでもボリュームが増えてもいい、たとえばネットに入れておくなど、可能なのか。まとめたら、そのデータというのは、活用しないのか。
  • 事務局:アンケートとヒアリング、それぞれ各団体でいただいた情報というものは、整理してある。それはそれで、今後、幅広いところまでホームページで公表するという点については、検討中である。情報提供の1つとして、詳細なアンケートやヒアリングの結果の公表について、可能性があるのであれば、ホームページである。上手くまとめられて、出せるかどうかといったところは、情報提供のところで、考えていく予定である。
  • 委員:構成の「ステップ」のところで、追加したほうが良いのではないかという点がある。「仲間作り」に移る前に、そのグループの「理念」というものを、完全につくっておかないと、「そんなつもりで入って来たんじゃない」という話が必ず出てくる。そこを1つ入れておいたほうがいい。
  • 事務局:「団体を立ち上げたきっかけとは」というところに、ある程度、表現されていると考えている。もう少し崇高な形で理念という形に昇華させる。
  • 委員:概要に「活動目的」と入れてしまえばいいのではないか。
  • 会長:会長の個人的な意見で、書いてもらってもいいのではないかと思うが、いかがか。
  • 委員:手引書における、情報収集やきっかけづくりというところの次に、「理念」が必要という話だったと思うが、事例集にも同じように、「目的」のような表現で、概要に入れるか、文面にいれるかで、まとめていただきたい。
  • 事務局:事例集については目的、手引きについては、言葉を理念にするかとの問題はあるが、なんらかの形で入れる、ということで承知した。
  • 委員:誰のための手引きかというところがハッキリしないので、あいまいになっている。講座に出た受講生を活動につなげていくための手引きだとしたら、そのレベルにあわせたステップアップにしていかないといけない。連携、ネットワークなどレベルが高すぎると、いきなり参考にするといっても、無理である。趣味的なものをどう活かすか、自分はこう思っているが、実現するためにはどういう仲間を作ったらできるのかといった、個人がまず思いを形にできる方法からのステップアップという手引きでないといけない。最終目的としては、ここまでできますよという事例として、かなり完璧なものがあってもいいと思う。もう少し受講生側に立ったステップアップという形になるといいのではと思う。Yes-Noのチャートなどいいのではないか。
  • 事務局:すべてがイメージできたわけではないので、よいものは取り入れて、これまで、アンケート・ヒアリングをしてきたこととマッチさせられるのであれば、調整したいと思う。
  • 会長:周知について、ふるさと協議会ではどのように行っているか。
  • 委員:一般論になってしまうが、お子さんや高齢の方は移動ができないということも頭に入れ、いろいろイベントを企画したりしている。
  • 会長:全体のことでもいいので、発言がある方はいるか。
  • 委員:広報という点で、計画の素案の中にも記載があるが、県民プラザとの連携と記載していただいている。県や市ではなくて、同じ市町村にあるわけだから、同じ生涯学習を推進するという立場で、私どもは惜しみなく、手を差し伸べて連携していきたい。実際、柏市と話し合いを始めたばかりだが、協力させていただきたい。
  • 会長:是非県とも連携して、柏市の生涯学習を進めていきたいと思う。

 

6 次回開催予定

平成28年2月16日(火曜日)午後3時30分~午後5時

(補足)場所は未定

7 傍聴者

0人

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