令和2年度第2回地域公共交通部会会議録

1 開催日時

令和2年10月1日(木曜日)午前10時30分~11時30分

2 場所

本庁舎 5階 第5・6委員会室

3 出席者

委員(出席17名)

井出委員、伊東委員、上西委員、斯波委員、鈴木委員、中嶋委員、竹浪委員、西川委員、根本委員、檜山委員、藤井委員(部会長)、伏野委員、星委員(副部会長)、松丸委員、武藤委員、矢島委員、吉﨑委員

事務局

坂齊交通政策課長他5名

4 傍聴者

9名

5 内容

(1)議題

ア 公共交通空白不便地域の対応について

イ 柏市地域公共交通網形成計画の進捗報告について

(2)その他

公共交通事業者感染症対策支援金について

6 議事要旨

(1)公共交通空白不便地域の対応について

事務局から、公共交通空白不便地域の対応について、資料3・4、議題1参考資料に基づき説明し、事務局案のとおり対応を進めていくこととなった。

(2)柏市地域公共交通網形成計画の進捗報告について

事務局から、柏市地域公共交通網形成計画の進捗について、資料5及び資料6に基づき、報告した。

(3)公共交通事業者感染症対策支援金について

事務局から、公共交通事業者感染症対策支援金について、追加資料1に基づき、説明した。

7 主な質疑応答

公共交通空白不便地域の対応について

(根本委員)

地域のヒアリングについて、ふるさと協議会単位ではなく町会単位で実施していくという理解でよろしいか。

(事務局)

ふるさと協議会の中に複数の町会がある地域も存在しているため、町会単位で説明することが望ましいと考えている。

(根本委員)

その工程について、10月中旬以降のヒアリングを予定されており、次回の部会までの約1か月間で13町会に入ることは可能なのか。

(事務局)

おっしゃる通り町会数が多いため、次回の部会までに全町会入ることは難しいと想定している。そのため、次回は進捗報告とさせていただく予定である。

(伊東委員) 

ヒアリングを実施したときに、各町会で地域協議会を設立することが前提となっているため、住民自らが運行計画(案)も作成しなければならないこととなるが、なかなか住民の中に交通計画に長けたキーパーソンがおらず、計画づくりが難しい町会も多く出てくると予想されるため、その場合の行政としてのサポートをどうするのかを考えなければならない。

またヒアリングを実施していく中で、協議会の設立は難しいが、地域交通を必要とする町会が出てきた場合に、市でコミバスを検討する等の支援事業は考えられるのか教えていただきたい。

(事務局)

おっしゃる通り、住民の方で交通に関する知識を熟知している方は、ほぼいないことが想定される。そのため、ヒアリング時の切り出しとして、まずキーパーソンの存在を確認してから、積極的な町会について整理していく予定である。

その際には、町会に対する事務局からの提案も含め、交通事業者様の意見も聞きながら進めていきたいと考えている。

(伊東委員) 

ヒアリングの進め方について承知した。

アンケート結果から、普段の移動における自動車利用が多い地域(公共交通をあまり利用していない地域)が把握されたところだが、もし当該地域で協議会の設立要望が出た場合、どう対応するのかについても合わせて検討する必要があると思われる。

(藤井会長) 

貴重な意見として検討していただきたい。

(根本委員)

ヒアリングするにあたって10月中旬を予定していることから、早急に町会窓口の方に案内を出さないとひと集めが困難となるため早めの対応をお願いしたい。

(事務局)

おっしゃる通り、なるべく早くご相談・開催通知するよう進めて参る。

(松丸委員)

資料4の(2)について、公共交通空白不便地域への新たな公共交通の導入について地域住民の方に説明するときに、交通手段としてではないが、柏地区タクシー運営委員会と市とで、買物難民の方を対象に買い物代行を実施していこうとする事業を検討しているため、該当箇所に追加して情報発信いただきたい。

(藤井会長)

只今発言のあったソフト面の対応について、是非とも説明事項に反映いただきたい。

今回の調査結果から実態が見えてきており、困っている地域への意見の吸い上げをさらに実施することとしているが、課題抽出の際には声の大きい人の意見だけに留まることがないよう注視していただきたい。

また次のプロセスとして、地元が協議会を設立することとなるが、町会長様が担う地域もあれば、町会長様以外に日ごろから問題意識を持っている方が担う地域もあると想定されるが、キーパーソンとして、地域住民投票による適任者を抽出することも1つの手段かと思われる。

今後分析していく際には、統計的に数値的な意味づけをもって優先度を考えていくことになるため、様々な視点から優先度の高い地域を抽出してほしい。

次回部会では、そこの進捗について報告いただくようお願いする。

柏市地域公共交通網形成計画の進捗報告について

(藤井会長)

資料6:P9について、3者の協働・連携が図化されているが、バス事業者と記載がある箇所を交通事業者に修正していただきたい。

(鈴木委員)

短期施策の中にも、すぐにできるものできないがあると思われるが、資料6:P11のICTを活用した情報案内の実施とあり、利用者目線としては価値があるものだと認識している。ただし案内の方法については、健常者だけでなく障害をお持ちの方にも対応した機能があることが望ましいため、是非ともご検討いただきたい。

(事務局)

貴重な意見として検討していく。おっしゃる通り、すべての人に利用しやすい環境となることが目指すところである。一方で技術的な課題もあるため、色々と情報収集しながらまちをよりよくする方向で、最善のサービスを検討していく。

(藤井会長)

聴覚障害の場合には、基本的に健常者と同じサービスで対応ができるが、イレギュラーな事象が発生した場合には対応ができないため、レベルに応じた情報発信の手法に着目しないといけない。また、身体障害者の場合は、車いすでの移動において手動・自動かで条件変わってくるため個別の対応を検討する必要がある。視覚障害者の場合は介護の方も含めた情報提供や音声でつなぐサービス等も視野に入れた検討をいただきたい。

(伏野委員)

⑴資料6:P6について、運行本数の進捗状況が記載されているが、数値は柏の葉キャンパスから沼南へ向けての路線のみの集計なのか。

⑵また、バス利用者数は年間を示しているかと思うが、H30とR1を比較すると年間120万人以上増えていることとなり、日単位で4,000~5,000人増えていることとなるが、人口増だけではない何か利用促進策があったのか。

⑶合わせて運行本数は9本しか増えていないことから、昼間の時間が増えている、混雑状況が増えている等の把握している事象があればご教示いただきたい。

(事務局)

⑴バスの運行本数については市内全域の数値となっている。

⑵バスの利用者数の増加について、増加していることは間違いないが、なぜ増えているのか原因の解析はできていない状況である。

⑶混雑状況についても同様に把握できていないが、昨今のコロナの視点も踏まえた混雑状況の把握も検討していく。

(藤井会長)

只今の議論に関しては、バス事業者様の方で今後数値情報等が上がってくるようであれば事務局へ共有いただきたい。

また、公共交通軸と謳っているため、表現に関して市全体とポイントが分かるように見せ方の工夫をしていただきたい。

本来であれば、今回のような1年ごとの報告を市民の方にフィードバックして計画を見直すことが望ましいため、本部会においても検討してみてはいかがか。

公共交通事業者感染症対策支援機について

意見なし

8 次回開催予定

令和2年11月25日(水曜日)に開催予定

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