平成28年度第1回柏市空家等対策協議会会議録

1 日時

平成28年12月16日(金曜日)午前10時から11時30分

2 場所

柏市役所本庁舎3階 庁議室

3 出席者

(1)委員

秋山浩保委員、岡田和明委員、籠 義樹委員、小林秀樹委員、佐藤和裕委員、佐藤勝次郎委員、高橋祐介委員、田村栄喜委員、沼部光子委員、長谷川秀夫委員、柗冨由美子委員、吉田さおり委員 計12名

(2)事務局

都市部 多田(理事)

住宅政策課 小笠原(課長)、遠藤(副参事)、鈴木(主幹)、本間(主査)、染谷(主任)計6名

4 議題

  1. 柏市空家等対策協議会会長及び副会長の選出
  2. 柏市空家等対策協議会について
  3. 柏市空家等対策協議会運営要領(案)等
  4. 柏市空家等対策計画の策定方針(案) 
  5. 特定空家等に対する措置について
  6. 部会について  

5 議事(要旨)

柏市空家等適性管理条例第9条に基づき、柏市長に委嘱された委員への委嘱状交付ののち、次の事項を協議した。

  1. 議案1「柏市空家等対策協議会会長及び副会長の選出について」
    柏市空家等適正管理条例施行規則第3条第1項の規定に基づき、委員の互選によって会長に小林委員、副会長に高橋委員が選出された。
  2. 議案2「柏市空家等対策協議会について」
    「柏市空家等対策協議会」においては、主に空家等対策計画の策定について協議すること、また、計画策定にあたっては、空家対策の方向性、空家に関する施策、市民や専門家団体等と市の協働施策及び特定空家の判定基準について重点的に協議していくことを事務局が説明し、承認を得た。 委員からの意見等はなし。
  3. 議案3「柏市空家等対策協議会運営要領(案)等」
    「柏市空家等対策協議会運営要領」の案として、協議会に設置できる部会に関する事項や、委員の代理出席に関する事項を説明し、承認を得た。
    主な意見等は次のとおり。
    委員 部会の案として想定されているものはあるか。
    事務局 この後の議案6で説明させていただく。
    委員 特定空家の認定は部会でやるのか、市でやるのか。
    事務局 特定空家の認定は、市で行う。勧告、命令等を検討する特定空家等については、部会で協議することを想定している。
    委員 部会には警察職員に是非関わってもらいたい。
    事務局 部会委員の選出をする際、協議願う。
    委員 特定空家か否か曖昧なものについては、部会での協議も検討されたい。
    委員 個人情報が関わる資料は、会議後の回収も検討してほしい。
  4. 議案4「柏市空家等対策計画の策定方針(案)」
    空家の適正管理だけでなく、空家の流通・活用等も含めた柏市の基本的な取組姿勢や対策を市民に示し、空家等の対策を総合的に推進するための計画とすることを基本方針とし、各種統計調査による柏市の空家数や空家率の推移、住民からの空家相談件数の多い地域や相談内容の割合い等を鑑み、計画の策定にあたっては「空家化の予防」、「空家の流通・活用促進」「空家の適切な管理の促進」、「空家除却後の跡地活用」を取組の柱として施策を検討していくことに合意を得た。
    主な意見等は次のとおり。
    委員 所有者からの相談は、弁護士や司法書士につないでいく方法も有効と考える。他の地域で市と団体が協力している事例がある。
    委員 空家化の予防については、市民への周知が大事である。高齢者が多い地域と空家化の関連性も考えられるため、高齢者に対する既存の通知の仕組みを使ってアプローチすることも有効であると思われる。
    委員 不動産相談、法律相談等既存の様々な相談があるが、個人情報を共有できない問題がある。空家対策についてはこの間の個人情報の共有の必要性も感じる。
    委員 既存の相談業務の間での情報提供にはタイムラグが生じるため、総合相談がより適していると考える。複数の専門家が同時に相談に応じる形態のもので、他地域での事例もあり、空家対策の側面では効果的な取組になっていると感じている。
    委員 市域外に空家を所有している者も柏市に相談できる手段はないか。離れて住んでいるために管理できないという事情も考えられる。WEBで相談を受けられる仕組みは構築できないか。
    委員 高額なシステムになることが見込まれ経費が課題であると考える。宅建協会には、インターネット上の相談システムの構築を望む意見もあることを協会内で報告する。
    委員 近隣住民から空家の相談を受けることがある。高齢の住民は空家問題を解決する窓口がどこにあるのかわからず、困っている声を聞くことが少なくない。他市に住む空家所有者の親族に連絡が行く仕組みがあると良いと感じている。
    委員 消費コーディネーターとの連携も検討の価値があると考える。
    委員 永く住める愛着ある家をどのように残していくか、耐震・リフォーム、住み替えなど色々な策があるが、建築士による建築物の見方を合わせて相談会などができるとよい。
    委員 接道不良等、売却意思があるにも関わらず流通の難しい物件をどのように流通させるかの検討も必要と感じる。
  5. 議案5「特定空家等に対する措置について」
    空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく指導等を行った特定空家のうち、改善が認められない空家について、立入調査の結果や立地等の周辺環境を説明し、一部の特定空家に対して強い措置を検討していることを説明し、理解を得た。
  6. 議案6「部会について」 
    特定空家の中でも状態の悪いものを勧告、命令等に進めていくための調査、審議をする部会の設置を案として説明し、承認を得た。
    設置の承認後、岡田委員、籠委員、佐藤(和裕)委員、高橋委員、長谷川委員が部会の委員に選出された。
  7. その他
    平成29年度から着手する柏市空家等対策計画の策定工程及び協議会の開催予定について説明し、理解を得た。

6 傍聴者

1名

関連ファイル