第10回柏市下水道事業経営委員会会議録

1 開催日時

平成28年5月25日(水曜日)午後3時~4時

2 開催場所

柏市役所分庁舎2 2階第1、2会議室

3 出席者

(委員)
稲田委員、落合委員、角田委員、久能委員、黒駒委員、佐藤委員、高橋(和)委員、谷委員、豊田委員、中屋委員、弓削田委員倍委員、平石委員、森脇委員(事務局)
(事務局) 

君島土木部長、市原土木部次長、山根下水道整備課長、古賀下水道維持管理課長、藤井下水道経営課長、松本雨水排水対策室長、宇賀野下水道経営課副参事、工藤下水道経営課主幹、小泉下水道整備課専任主幹、田中下水道経営課副主幹 他4名

(注意)職・氏名の記載の順序及び方法は、任意です。

4 議題

  1. 平成28年度の予算、実施予定事業
  2. 平成27年度の実施事業報告

5 議事(要旨)

事務局より平成28年度の予算、実施予定事業及び平成27年度の実施事業報告について一括して説明を行い、この後これらについて質疑応答を行った。質疑内容は以下の通りである。

  • (質問)平成27年度決算ベースの資料にある「雨水管整備」の費用額と平成27年度予算ベースのそれ(資料10ページ)と大幅に乖離している。予算編成時に予期していない緊急の対応等があったということか。また、予算上では記載のあるポンプ場改良費の執行がなかったのは緊急対応に資金を要したからとの理解でよいか。
    (回答)決算ベースの資料には前年度より繰り越された事業も含まれての金額になっている。つまり、特段緊急対応等を行ったわけではなく、会計処理のタイミングが予算ベースの資料と決算ベースの資料で異なっているためである。ポンプ場費については工事が完了せず繰越となったため決算ベースの資料への計上は行っていないためである。
  • (質問)合流式下水道改善事業(資料8ページ)について、さらに具体的に説明して欲しい。
    (回答)本件工事は分流化された地区の雨水が、合流地区の下水管を使って処理場に流れている現状を改善するための事業である。この事業の完成により分流地区の雨水を直接大堀川に排水することができるようになった。そのことにより、流域下水道処理場の負担軽減と汚水処理費の費用減少による下水道会計の負担軽減という2つの効果が見込まれる。
  • (質問)平成28年度は雨水枝線の工事をメインに進めるようだが、幹線の整備はほぼ終了したと認識してよいのか。
    (回答)浸水ハザードマップの状況などからみてもそのようなことは言えないと認識している。(制約のある中で)優先順位をつけて着工しているということである。
  • (質問)合流管の分流化についての取り組み状況はどうか。
    (回答)雨水と汚水を適切に処理するという合流改善だけではなかなか望む効果は上がらないと予想される。直近の課題としては処理場を介さずに直接雨水を川に流すことができるような雨水管を整備することで分流化を目指してゆくことになると考える。
  • (質問)大堀川右岸第7号-2雨水幹線整備工事は具体的にどの程度の効果が見込めるのか。
    (回答)土地の面積で示すと約40ヘクタールほどの雨水の分流化効果を見込んでいる。
  • (質問)浸水対策について、河川整備との関連はどうなっているのか。
    (回答)河川整備としては一般会計の方で整備している。50ミリ/時間降雨対策として下水道事業の雨水認可が取れるのは河川整備が終了したところについてのみであり、大津川第3号・第4号といった認可済のエリアについて実施している。認可の取れない地域では、一時的な貯水池を作ったりしながら、財政面との兼ね合いも含めて対応しているところである。
  • (質問)ポンプ場の改修費が計上されているが、具体的にはどういうことか。
    (回答)花野井(柏ビレジ)にある雨水用大規模ポンプ場の改修費用である。同地区にある調整池に溜まった水が通常は利根川に向かって流れているが、大雨等により川の水位が上がると自然な流れが遮られてしまうためポンプでくみ上げて排水している。このポンプ場がかなり老朽化しているため平成27年度からの3ヵ年計画で改修するものである。
  • (質問)下水管のカメラ調査で今年は5、000万円が予算計上されているが、どのくらいの長さが調査できるのか。
    (回答)現在のところ距離までは算定していない。35年以上経過している管を、合流区域のある柏駅周辺から調査していく方向である。

6 傍聴

  1. 傍聴者
    0人

7 次回開催日時(予定)

平成28年7月を予定

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