第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会会議録

1 開催日時

令和元年10月3日(木曜日)午前10時から正午

2 開催場所

柏市第二清掃工場3階大ホール

3 出席者

(1)委員

小野宏哉(委員長)、佐々木健(副委員長)、井原智彦、佐田幸一、米元純三、篠田 操、鈴木俊一、日暮栄治、石谷信一、根本英子、渡邉起造、大谷長弘、中嶋洋子、蓮實潤子、渡部礼子

(2)事務局

國井環境部長、

他14名

4 議題(要旨)

第1 監視項目(平成31年2月から令和元年7月分)

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料1(PDF形式 900キロバイト)

質疑応答

(米元委員) 排水基準について測定業者が変わって精度があがったのか。経緯について教えていただきたい。周辺環境監視項目のダイオキシン類の周辺のほうは上総環境調査センターがまだ測定しているが、その辺の事情もご説明いただきたい。
(事務局) 中外テクノスは施設の関係するほとんどの部分を柏環境テクノロジーから委託して行っている。以前は上総環境だったが、その前は中外テクノスでずっとやっていて途中今年の3月まで上総環境がやって、また4月から中外に変わった。17ページのダイオキシン類は、毎年、競争入札で柏市が委託しているものである。以前、委員からのご指摘を上総環境に話したが、その時点では精度をあげるという話は出なかった。それが理由ではないと思われるが、今回中外に変わり指摘の通り定量下限値を10分の1まで測定できるようになった。
(米元委員) 業者が変わった経緯は入札か。
(事務局) 株式会社柏環境テクノロジーが委託していて競争ではないと聞いている。
(事務局) 測定業者の変更については三社以上見積もりを取った総合評価で決定している。
(米元委員) 総合評価の基準に総水銀の分析のレベルを指定して一桁低いところで分析が可能な業者という条件で選定していただきたい。
(事務局) 今後気をつけて発注したい。
(佐々木委員) 1ページの一酸化炭素の2月、3月の結果が4未満と3未満になっているが、どういう意味か。未満というのは測定の下限と理解していた。同じ値でないとおかしいのではないか。
(事務局) 定量下限値の違いは12パーセント換算値という生で測った数値から酸素濃度で換算を行った数値となっている。測定をした時の酸素濃度が違ったために下限値が変わってしまった。
(篠田委員) 掲示板の測定値が2018年の5月になっているが変えないのか。
(事務局) 直ちに対応する。

第2 周辺監視項目

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料2(PDF形式 231キロバイト)

質疑応答

(小野委員長) 17ページのダイオキシンは通年を通して評価するという話は次回を待てばいい。今回の数値は千葉県の中からすると範囲内の低めのところに収まっていると読むが、委員の中で千葉県どうなっているか興味を持った場合には中央に書いてあるキーワードで検索をかければ我々でも見ることは出来る。その件は、それぞれの立場でご参照いただきたい。

第3 報告事項

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料3(PDF形式 117キロバイト)

質疑応答

なし

第4 放射性物資対応経過について

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料4(PDF形式 251キロバイト)

質疑応答

(小野委員長) 22ページの数値で200と700というのは基準値を言っていたのか、もう一度確認させていただきたい。
(事務局) 基準値という言葉は使っていないが200ベクレル未満あるいは700ベクレル未満で運転している。主灰、固化物いずれにしても1000ベクレルを超えない形での目標値を持ってやっている。
(小野委員長) 目標管理値は1000だが、実際のパフォーマンスは200もしくは700以下でコントロール出来ていると理解した。 

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第5 実施状況及び今後の日程

事務局から資料に基づき説明した。

第43回(第29回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料5(PDF形式 121キロバイト)

質疑応答

  • なし

6 その他

柏市第二清掃工場運営委員会監視要領(案)の変更について

その他

事務局から資料に基づき説明した。

質疑応答

(渡邉委員) 千葉の災害で発生した膨大な廃棄物を千葉県全体の市町村に協力を要請するとなっているが、柏まできているのか。きた場合のどのように焼却処分するのか。灰溶融炉の再開をするのかどうか。
(事務局) 千葉県から問い合わせ等があり、県に柏市はこれくらい処理できるという品目を打診し、その情報を困っている自治体に通知している。鋸南町から連絡があり、どう対応できるか市町村の間で協議し、南部クリーンセンターに入るようであれば事前に周りの町会などに連絡する。
(渡邉委員) その場合、運営委員会の意見を聴衆するのか。色んな協定はあるが、
最大限の協力をするべきだと思う。
(小野委員長) 委員会に関連することがあれば、その時に召集するなり連絡がほしい。どのように関係するかという視点があれば今聞きたい。なければ、その時に判断してほしい。いうことで承知した。
(事務局) まだごみを受け入れるとはなっていない。ただ南部クリーンセンターは多少無理をしてでも受けるべきだと思い動いている。この内容については次回の委員会までには報告する。
(小野委員長) 事故ではない為、取扱いの管理ではなく報告事項になる見通しであると受け取った。
(日暮委員) 仮保管庫に保管している指定廃棄物の移設については現在どのような状況になっているのか。
(事務局) 今年度に入ってから国には4回行っている。長期管理施設の詳細調査候補地千葉市と国との協議が進んでいない。今回、大臣が代わったので、大臣要望を考えている。国と日程等、調整をする予定である。
(日暮委員) 国に働きかけていることは周知しているが、地元から期限を切ってという要望があると伝えていただき、その上で話し合いしてほしい。
(事務局) 国に行った時には運営委員会で出たご意見は直接伝えている。国も千葉市との話し合いで補助金がこれぐらいあればという話になれば、予算を確保する覚悟はあるそうだが、今はその門前のところで断られいて、局長、次長クラスの人間が水面下で本格的な話し合いのきっかけを作っている状況である。また、スケジュール等も何回も大臣要望をしている中でいまだに示されていないが、さらに強く求めていきたいと思う。
(渡邉委員) 先ほどの回答は、協定事項は守る事が出来るという前提でお話をされているのか。瓦礫の実態はこの協定の範囲内で焼却できる程度のことではないと思う。具体的な内容が確定すれば、この運営委員会の委員長とも相談をして慎重な判断をしていただきたい。
(事務局) どのくらい入ってくるのか分かっていないが、柏市で全部を受けるわけではなく県内の市町村が協力してやっていくということなので、そんなに多くは入ってこないと思っている。仮にきたとしてもピット内に収めることによって1日1日の焼却量をそんなに多くする必要はないと思う。清掃工場委員会の協定事項の範囲内で焼却処理を考えているが、範囲を超えるようであれば委員会のほうにも相談しなければならないと思う。
(鈴木委員) お答えは次回でかまわないが今回、案として提案されている監視要領の改訂について基準値は改訂できないと思うが測定月は改訂できると思う。継続性が担保されないということで今までは実現できなかったが、今回は改訂なので、例えば委員会の目的にそった数値が収集できる月を測定月にするいう形でご意向いただきたい。
(佐田委員) 私も初めて作ったときの監視要領が分らないところがあるので、今なぜ改訂をするのか。改訂箇所とその根拠をまとめていただけると次回、効率的に委員会ができると思う。
(井原委員) ぜひどこを変えたいのか箇所をまとめていただけると議論しやすいと思う。あと、わざわざ発言するほどでもないことをどこでご指摘すれば良いかコメントいただきたい。
(小野委員長) 作業の進め方に対するご意見要望の案がなければ後日検討の上、連絡になる。

7 傍聴

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