平成21年度第2回柏市環境審議会会議録

1 開催日時

 平成21年11月5日(木曜日) 午後2時~3時10分

2 開催場所

  • 柏市柏五丁目10番1号
  • 柏市役所第2庁舎5階 第5・6委員会室

3 出席者

(委員)

  •  内山会長、春山副会長、青柳委員、阿久津委員、佐藤委員、野村委員吉田(好)委員、河合委員、小原委員、佐名木委員、平山委員、吉田(良)委員、青木委員、畔高会員、進藤委員及び鈴木(次)委員

(事務局)

  • 橋本環境部長、金子環境保全課長、中山副参事、高橋主幹
  • 椎名副主幹及び上田主事

4 議題

  • (1)柏市環境基本計画平成20年度環境報告書(事業報告書)について
  • (2)柏市内における温室効果ガス排出量について
  • (3)その他

5 議事(要旨)

 別添次第に沿って、議題について審議を行う。

 (「・」は委員の発言、「⇒」は事務局の発言)

(1)柏市環境基本計画平成20年度環境報告書(事業報告書)について

  事務局から説明を行った後、委員からの質問、意見がある。

・(p45)No.66実施事業名ISO認証取得の支援に関連して、エコアクション21への現時点の支援は行っているか。

 ⇒支援は行っている。来年度以降からは併せて記載したい。

(2)柏市内における温室効果ガス排出量について

  事務局から説明を行った後、委員からの質問、意見がある。

 ・(p3)CO2排出量だけでなく、電気、ガス等の値についても各世帯ごとにどれくらい減らすべきか示したほうがわかりやすい。

 ⇒次回以降行いたい。

 ・(p1)推計方法が変わっているが、比較は可能か。

 ⇒1990年度まで遡ると、統計結果など基データが入手できないものがある。2004年度については、両推計方法で算出している。

 ・(p1)運輸部門については、推計方法が大きく異なっているため、その排出量も違いが大きい。推計方法自体が違うのあれば、比較することはできないのではないか。同じ方法で合わすべき。

 ⇒表記の方法等、工夫したい。

 ・(p2)図1のグラフについては凡例順になっているか。

 ⇒その通りです。

 ・(p1)新たな推計方法についても基準年の値を出すべき。

(p3)1世帯あたり1.2tの削減と表記しておきながら、1人1日あたりの削減の推奨値を示すのは矛盾が生じる。

 1世帯あたりのエネルギー消費量も記載することで、市民にとってより身近になるのでは。

 また、この表記方法では、家庭で使用される自動車の燃料からの排出分が運輸部門に含まれて計上されているため、家庭での削減を訴えるには、ガソリンとして自動車の燃料についても記述する必要がある。

 ⇒保有台数を利用する旧推計方法では、家庭での自動車の燃料についても類推できたが、トリップ調査を利用する現推計方法だと、運行主体に分けられないので数値として示すことができなかった。

 ・(p1)世帯数と人口の推移も表記したほうがいい。

 太陽光発電については、コスト等がかかるため負担が大きいとされているが、余剰電力の買取額アップなど費用面の負担は減少している。

 ・太陽光発電を導入するにしても、そのコストや耐用年数等、調査を行い、プラスマイナスの面を判定、評価する必要があると思われる。

 ・基準年と推計方法が異なる結果を比較するのはかなり無理がある。

 両推計方法で算出している2004年度についても、全体でみれば誤差はそれほどないと言えるかもしれないが、(p3)必要削減量で見るとその誤差は大きい。

 ・各数値について、わかりやすい換算、表記をお願いしたい。

 (p1)産業部門の排出量減少について、製造品出荷額の減少が原因という記述は印象がよくない。産業部門が地球温暖化対策に取り組んだ結果なのでは。

 緑化によるCO2吸収についても記載するべきでは。

 ・(追加資料2)LPガス及び灯油の消費量が推計方法の違いで大きく異なっているが、理由は。

  ⇒新推計方法では、国の消費統計がある千葉市データから類推しているが、千葉市と柏市の都市ガス普及率の違い等で補正を行っているため、普及率の低い柏の値が大きくなったと思われる。

 ・政権交代で新たな目標値が打ち出されたが、柏市の目標値についても見直しはあるか。

  ⇒当面は柏市地球温暖化対策計画の短期目標の達成に向けて着実に遂行していきながら、国の動向も見計らい、数値目標の改定も視野に入れていく。

 ・人口や世帯数等が基準年と比較して今後も増加して推移するであろうが、目標値については、増加分を換算して達成状況を確認するのか。

  ⇒人口増等も含めて目標値を設定している。

 ・(p3)グラフの目標値の表記が違うのでは。

  ⇒訂正します。

 ・排出権取引について、柏市が率先して取り組んでいく必要がある。

  ⇒低炭素な街を目指すアクションエリアに指定している柏の葉地区において、当面は地域限定だがエコポイント制度をスタートさせる構想がある。

 ・1990年の標準家庭の家電装備状況から、CO2削減量に応じてどう装備状況を変化させていけば、その削減量を達成できるか示せないか。

  ⇒SOS(ストップ・温暖化・サポーター)事業の中で、電気を無駄に消費しない昔のライフスタイルに戻ろうという提案は出ている。意見を参考に、わかりやすい表記で市民に呼びかけたい。

(3)その他

 ・来年予定しているKEMS外部監査について、委員に協力を依頼。

 ・SOS事業等、柏市地球温暖化対策計画に基づく施策の実施状況について説明。

 ・資料『柏市内における温室効果ガス排出量』については、各委員からの意見を踏まえ修正を行う。完成後、各委員に配布する。

 最後に、事務局から、現任期期間における事務局で予定する環境審議会は今回で最後の予定であること及び委員へのこれまでのお礼をした。

6 傍聴

  0名

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【資料】