平成25年度第4回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成26年3月26日(水曜日)午後2時~3時35分

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

山中会長、林(晴)副会長、阿部委員、石井委員、栗島委員、鈴木(勲)委員、 鈴木(俊)委員、妹尾委員、林(伸)委員 、吉田委員
計10人

(2) 市

環境部 伊原(部長)
環境保全課 原田(課長)
廃棄物政策課 國井(課長)、鈴木(副参事)、大滝(統括リーダー)、秦(担当リーダー)、小野(担当リーダー)、 小谷(主事)、清水(主事)
環境サービス課 鹿倉(副参事)
北部クリーンセンター 中村(所長)
南部クリーンセンター 折原(所長)
産業廃棄物対策課 大塚(課長)
計13人

4 審議会

(1) 平成26年度一般廃棄物処理実施計画(案)について

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。
H26一般廃棄物処理実施計画 (案)(ワード形式:173KB)

イ 質疑応答

  • (委員)有害ごみとは何か、またその処理方法は。
    (市 )有害ごみとは、乾電池や蛍光管のこと。民間委託をし、処理している。

(2)小型家電リサイクルについて

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。
小型家電リサイクルについて(PDF形式:780KB)

イ 質疑応答

  • (委員)ボックス回収は14箇所の設置を考えているようだが、柏市で展開するとなると14箇所では少ないのではないか。今後増えていくと思うが、例えば、小学校に設置し、子どもに実際に入れさせるということも手段の1つでは。
    (市)回収ボックスの数は各自治体で様々ある。数の増減については、実証事業の中で検討していく。また、小学校の回収ボックス設置については、出前講座で小型家電等をPRした後、学校の環境学習と連携をとるような仕組みも検討していきたい。
  • (委員)リサイクルといった環境教育は生活の中に普通にあることが望ましいため、普段の生活の中に染み込むような対策がとれると良い。
    (市)今後検討していく。
  • (委員)学校に回収ボックスを設置することについて、個人情報の観点から常時監視体制が必要。それを学校に頼めるのか。また、不特定多数の方が学校に出入りすることになるが、それはどうだろうか。さらに電池等は発火の可能性があるため、通常のものより取扱いに注意が必要。これらのことに加え、回収ボックスに入れられてしまったものは返却できないため、扱いについては厳重にしていくべき。
    イベント出張回収については、広報活動としては有効であるが、何もかも受け入れるという状況は避けるべき。また、回収ルートについてだが、パソコンなどの既存の回収ルートを推奨して、それが無理なものを回収するということにしないと、市の負担が大きくなってしまう。
  • (市)個人情報や電池の発火などの問題があるため、まずは目の届く公共施設に設置させてもらい、電池の発火については、電池を抜くように周知し、また、イベント回収時に何でも受け入れる状況は避けるということについて、基本的には、回収ボックスの口に入るものだけということで、それ以外は原則持ち帰ってもらうことなどと考えている。既存の民間回収ルートを推奨するということについては、御意見のとおりと考えるので、周知していく。
  • (委員)より多くの回収を考えるか、回収のしやすさを考えるかで方法が変わってくる。市民の利便性を考えると、ステーション回収やピックアップ回収が望ましい。市としては、様々な回収に対する懸案を考えた上で、ボックス回収にするということでよいか。
    (市)回収方法については、市民の負担や市の支出を減らしていくという考えが基本にあるため、ボックス回収を考えている。ステーション回収は個人情報保護の観点から難しく、ピックアップ回収は人件費や場所の確保の問題があるため難しい。
  • (委員)市民が望んでいるのはパソコンの回収。今回パソコンは除くということだが、パソコンを含むという方向性は考えられなかったのか。
    (市)パソコンについては、既存の回収ルートがあるため、除いている。
  • (委員)それではタブレット端末は回収するということになるが、パソコンとタブレット端末の整合性はどうか。
    (市)パソコンとタブレット端末の線引きは法律で決まっていると思うので、法律との整合性を図っていく。
  • (委員)回収した後の分別作業について、障害者就労支援を検討していくとあるが、是非進めてほしい。もう一つ、ビデオデッキは入るか。
    (市)他の自治体に確認したところ、ビデオデッキを回収の対象としているところが多い様子。ボックスの投入口が横30センチメートル、縦15センチメートルとあるが、これはあくまで参考なので、今後検討していく。
  • (委員)ボックスの投入口の大きさについては、しっかり検証していくべき。(意見)
    (市)ここに出したデータや数値はあくまで素案。小型家電リサイクルについては各市町村も手探り状態。今後、投入口のことや個人情報保護のことについて研究し、その上で、皆様に御意見をいただきたい。
  • (委員)もう少し回収方法や場所及び種類等、分割して考えた方が、より具体的に進むのではないか。
    (市)今後順々にターゲットを絞りながら進めていく。
  • (委員)実際やってみるとパソコンといった対象品目外のものも入ると思うが、パソコンが入ってしまった場合、それは本来のリサイクルのルートに乗せるということでよいか。
    (市)入ってしまったものは適正に処理していく。
  • (委員)回収ボックスを常時監視する人を置くというコストのかけ方はよくない。この小型家電リサイクルは長くやっていくものなので、最初からコストアップしてしまうと長く続けられない。置く場所は公共施設でよいと思うが、対象品目外のものが入った場合は、改善策として注意書きを張り出しておくだけでも抑止力になるため、こういったことも考えるべき。
  • (委員)旧沼南地域も周知をしっかりしてほしい。

(3) その他

ア 放射能対策について(柏市最終処分場の放射性廃棄物の仮保管について)

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。
放射能対策について(柏市最終処分場の放射性廃棄物の仮保管について)(PDF形式:409KB)

イ 質疑応答
  • (委員)作業完了後の線量の数値は満足のいく結果なのか。
    (市)周りの境界の線量より、埋立した部分の線量の方が低かった。その点については、町会も承知している。作業後に線量が高くなったということはないので、作業は上手く進んだと考えている。
  • (委員)作業期間が平成25年12月18日となっているが、線量を測った作業着手前は平成26年1月14日となっているが、この間の期間は何か。
    (市)作業期間については、工事を発注した期間を含んでいる。1ヶ月間が空いているのは、測定までの準備期間ということ。
  • (委員)空間放射線量よりも浸出水の放射能濃度の方が重要だと思うが、そのデータはとっているか。
    (市)浸出水のデータの確認はしている。基準値を超えたことは今までない。
  • (委員)仮保管ということだが、野積みに遮水シートをかけているだけではないか。
    (市)国の示しのとおり防水対策は出来ている。
  • (委員)南部はボックスカルバートのため、地震や竜巻に対しても問題ないと思うが、これでは竜巻が直撃したら舞い上がってしまうのでは。民家が近くにないといってもこれでは危ない。
    (市)地元町会では、ボックスカルバートのようなものを作ると恒久的にそこに置かれる恐れがあるという考えがある。現在は職員が随時おりチェックしている。
  • (委員)地元では、恒久化する恐れがあるため、これでいいということなのか。
    (市)地元町会の一番の希望は、処分場から出してほしいということ。
  • (市)この処分場については、シートを敷き、ドラム缶に詰め、ドラム缶内を樹脂コーティングした上で、しっかり土で埋めているため、竜巻で動くような作りではない。南部クリーンセンターについては、すぐ横に職員がいたり、すぐ隣に民家があるため、放射線を近距離でシャットアウトしなければならないため、ボックスカルバートという形をとった。対して、最終処分場は、人も立ち入らず広い施設のため、これで十分と考えた。国のガイドラインもこれが基本形となっており、地域の実情により違いもあるが、安全性は保たれている。
    (委員)仮保管場といえども、8、000ベクレル以上のものを置いているわけだから、しっかり安全対策はすべき。
  • (委員)台風等の対応に耐えうる状況であると理解してよいか。
    (市)敷地の状況を考えると、風は受けにくく、特に問題はない。

イ 南部クリーンセンターの小規模爆発事故について

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。
南部クリーンセンターの小規模爆発事故について(PDF形式:306KB)

イ 質疑応答

なし。

ウ 柏市・我孫子市一般廃棄物広域処理研究会報告書について

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。

柏市・我孫子市一般廃棄物広域処理研究会報告書について(PDF形式:1,203KB)

イ 質疑応答

なし。

傍聴者

6名