平成26年度柏市健康福祉審議会 第6回児童健康福祉専門分科会
1 開催日時
平成26年12月12日(金曜日)午後1時30分~午後3時10分
2 開催場所
中央公民館4階 会議室
3 出席者
(1)委員
阿部会長、相原委員、池田委員、鈴木委員、妹尾委員、溜川委員、鍋島委員及び望田委員
(2)事務局
秋山こども部長、髙橋こども部次長(兼)保育整備課長、高橋子育て支援課副参事、高橋こども福祉課長、髙木こども福祉課副参事、宮島学童保育課長、成嶋保育運営課長及び吉岡キッズルーム所長 その他職員8人
4 議題等
- 子ども・子育て支援新制度における利用者負担について(答申)
- 柏市子ども・子育て支援事業計画[素案]について
5 議事等
(1)子ども・子育て支援新制度における利用者負担について(答申)
事務局から、子ども・子育て支援新制度における利用者負担について説明した。その際に出された主な質問・意見等は、次のとおり。
- 委員
資料1の「7 提出された御意見及び御意見に対する柏市の考え方」にある「保育者」とは、「保護者」のことか。 - 事務局
資料にある「提出された御意見」欄は、原文をそのまま転写している。
阿部会長が答申書を読み上げ、こども部長に提出した。
子ども・子育て支援新制度における利用者負担について(答申)(PDF形式:135KB)
(2)柏市子ども・子育て支援事業計画[素案]について
事務局から、柏市子ども・子育て支援事業計画[素案]について説明した。その際に出された主な質問・意見等は、次のとおり。
- 委員
資料2の25ページにある「20のコミュニティエリア」について、規模が大きいところでは子育てサロンを行う場所が確保されているが、酒井根等の規模が小さいところでは場所を借りて子育てサロンを行っている状況である。場所が確保できれば部屋が一日中使えるので、若い母親や、夏休みに行き場のない子どもとその母親が自由に来ることができるし、幼稚園や保育園とは別にそのような場所があるのはよいことだと思う。また、学校の空き教室を地域のサロンに貸している自治体もあるようだが、柏市ではその辺りが厳しく、借りられない。こども部と教育委員会とで調整してもらい、そのようなことが可能になると、もう少し地域が整ってくるのではないか。 - 委員
資料2の54ページにある「幼保小連携の推進」に関連して、小学校の校長にとって子育て支援とはどのような認識なのか。 - 委員
幼保小連携という点では、新1年生を対象に授業参観を行う等して、入学する際にギャップがないように幼稚園や保育園と一緒に取り組んでいる。このことについて柏市は進んでいて、教育研究所を中心に体系的にしっかり根付いていると思う。しかし、子育て支援として学校が現場に関わることはないのが現状である。 - 委員
学童保育のことが話題になることはあるか。 - 委員
本校では、来年度からこどもルームが開所されるため、地域としては待ちに待ったことである。働いている親にとって、学校の中に子どもが安心して過ごせる場所ができるのは待ち望んでいたことだと思う。しかも、保護者からはただ子どもを預けておくだけでなく、勉強もみてほしいという要望もある。学校で放課後子ども教室を行っていれば、こどもルームに通わせながら、そちらにも通わせたいという保護者が多いのも事実である。 - 委員
それは可能なのか。 - 委員
実際に行われていることである。 - 委員
学校にいる子どもの姿と、学校外にいる子どもの姿は違う。学校外にいる子どもの姿を視野に入れた教育もしてもらえると、働いている親は助かると思う。 - 委員
資料2の19ページにある「課題」の6.に「幼児期」とあるが、子育ての視点で考えると「乳幼児期」なのではないか。 - 事務局
この内容で確定ではないので、調べて、改めるべきところは改めたい。 - 委員
資料2の38ページにある病児・病後児保育事業について、中央に1か所あり、さらに平成31年度に北部に1か所整備することになっている。1か所しかないことで市民からいろいろな意見があるように思うが、2か所目の整備がだいぶ先の平成31年度ということは、事業に対する市民のニーズがあまりないということなのか。 - 委員
現在の病後児保育事業がそれほど利用されていないという話を聞いたことがある。 - 事務局
昨年度に行った市民に対する調査では、ニーズがあることはわかっており、人口が増加していることから北部に1か所整備することにしたところである。もう少し早い時期に整備してはどうかという意見については、検討したい。 - 委員
病気は急になるので、事業の使い勝手が悪いのではないか。 - 事務局
使い勝手が悪いこと、市の周知が不足していることはあると思う。現在の柏市は、中央にある1か所に病後児が集まってくる方法をとっているが、他市では、保育士や看護師等が家庭を訪問して病気の子どもをみるという方法をとっているところもある。利用者にとってどちらの方法がいいのかをもっと議論したい。 - 委員
資料2は、学童期についてそれほどウエートが置かれていないと感じる。 - 委員
子ども・子育て関連3法では、その部分は手厚くない。子ども・子育て支援事業計画はそれを受けた計画だから、そうならざるを得ない。 - 委員
これからは、女性が働きながら子育てをする時代である。子どもが幼稚園に通っていた頃は母親同士が近く、お互いに相談することで悩みを解消することができた。しかし子どもが小学校に行くようになると、母親がパートに出てしまい、それぞれが疎遠になってしまう。親は子どもが何に悩んでいるのかわからないし、無理やりランチ会を開いて意見交換をしても、出てくる意見は偏っていると感じるものばかりである。学校が専門家を招いて講演会を行うことがあり、そこに出席したいが、平日に開催されることが多くて出られない。そのような場が土・日曜日に行われたり、近所で行われれば、もっと参加する人が増えるし、さまざまな問題が未然に防止できると思う。「ママ友」の偏っていると感じる意見ではなく、今の子どもはこうなんだということを知りたい。先ほどの病児・病後児保育については、わざわざ病気の子どもを外に連れ出すのか、一方で家に訪問してもらっても虐待されてしまうのではないか等心配になる。一つ一つ解決しなければならないことだと思う。 - 委員
具体的にどのようなことを相談したいのか。 - 委員
思春期に差し掛かった子どもにどのようにものを教えたり、怒ったりしたらよいのかということである。親の教え方、怒り方、聞き方次第で、子どもは心を開いてくれて、いろいろな話をしてくれるようになる。専門家の話を聞いて、学校であったことを家族間で話ができるようになればよい。私は、子どもが幼稚園のときにできた母親同士のつながりで相談できるので恵まれているが、孤独な母親もいる。孤独な母親は学校の懇談会には来ないし、その子どもは学校で問題を起こすことが多い。しかし、そのような人も本当はどこかに相談したいのかもしれない。幼稚園では先生や母親同士で相談することができるが、小学校ではそのような環境にないから、地域で相談できる場所があるとよい。 - 委員
市には主任児童委員がいる。その人達を中心に地域で思春期の子どもを持つ母親が集まって、テーマを決めて話をしている。そこに連絡を取ってみるのもよいのではないか。 - 委員
自分が子どもだった頃を振り返ってみると、親に相談したことはそれほどない。学校の先生にも相談しない。みんなそのようなものだろう。保護者は、子どもが何に悩んでいるのかを感じ取るしかない。子どもの頃に親の言うとおりにやってきた人は一体どれほどいるのだろうか。大体の人は自分で決めてきたはずである。親は、観察と五感が大事である。みんなで集まって話を聞く方法もあるかもしれないが、少し上の先輩を見つけるのもよい。その人に相談したら「私もそうやってきたのよ」と言ってもらえるかもしれない。幼稚園や保育園も、卒園する子どもの保護者に「何かあったらいつでもおいで」と言ってあげられるとよいのだろう。 - 委員
学校では懇談会が平日に行われるので、参加率は低い。このため、個人面談を数多く設けて、深刻なものは専門家につないでいる。教育ミニ集会では、子育てに悩む親が多いので、グループで討議してもらい、参加者からさまざまな意見をもらっている。学校が土・日曜日に地域でということは難しいが、地域によっては青少年健全育成推進協議会が子育てに関する講演会を土・日曜日に行っている。 - 事務局
情報提供という点では、子育てサイトはぐはぐ柏がスマートフォン対応になった。情報がすぐに検索できるようになったので、一度、御覧いただきたい。
6 資料
01 次第(PDF形式:49KB)
02 分科会委員名簿(PDF形式:62KB)
03 資料1/子ども・子育て支援新制度における利用者負担(保育料)についてのパブリックコメントの結果について(PDF形式:133KB)
04 資料1(別紙)/子ども・子育て支援新制度における利用者負担(保育料)についてのパブリックコメントの結果について(PDF形式:167KB)
05 資料2/柏市子ども・子育て支援事業計画【素案】について(PDF形式:106KB)
06 資料2/柏市子ども・子育て支援事業計画【素案】(PDF形式:1,715KB)
7 その他
平成26年度児童虐待防止推進月間の取組み(オレンジリボンキャンペーン)について、報告した。
平成26年度児童虐待防止推進月間の取組み(オレンジリボンキャンペーン)(PDF形式:62KB)
8 傍聴者
なし