平成29年度第1回柏市健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

平成29年11月9日(木曜日) 午前10時から正午まで

2 開催場所

ウェルネス柏4階 大会議室

3 出席者

委員 9人

小林正之、小松幸子、金剛寺高宏、長瀬慈村、中谷茂章、根本勇夫、平野準子、堀田きみ、山名恵子 (敬称略)

事務局 24人

保健福祉部長、関係部署の各所属長ほか

4 議事

  1. 地域健康福祉専門分科会の概要
  2. 柏市地域健康福祉計画について
  3. 第4期柏市地域健康福祉計画の策定にむけて 
    • ア 市民アンケート 
    • イ 市民ワークショップ 
    • ウ 基本方針(柱1~柱4)の評価 
    • エ 重点施策の進捗管理及び評価
  4. 国が示す地域福祉計画の改定ポイントについて

5 議事(要旨)

午前10時、定刻になり開会

保健福祉部長のあいさつの後、議事について審議を行った。

1.地域健康福祉専門分科会の概要 および 2.柏市地域健康福祉計画について

事務局からの説明後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • いきいきプランなどには、実施すべきこととして非常に良いことをいっているが、地域の現状として、町会の加入率は70パーセント程度であり、助けられる人・助けを必要としている人は、町会に加入していない場合が多い。この現実を考慮して計画を策定して欲しい。
    • いただきました提言を踏まえて、計画を策定してまいります。

 3.第4期 柏市地域福祉計画の策定に向けて ア 市民アンケート および イ 市民ワークショップ

事務局からの説明後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • アンケートの対象者が20歳以上となっているのはなぜか。選挙権は18歳に引き下げられている。以前から言っていることだが、もっと若い人の意見を聞くべきではないのか。
    • アンケートの対象を18歳以上にするようにします。
  • ワークショップの方法はどのような方法を行うのか。体面方式なのか、どうなのか。
    • ワークショップはグループワーク形式です。
  • アンケートとは別で、中学生・高校生などの若者を集めて会議(意見交換)をしてみてはどうか。市政に目を向けてもらうことが大事。今の若者はしっかりした意見を持った方も非常に多い。ワークショップについても、今回はグループワークということでよいが、説明だけのやり方ではダメだ。
    • 直ちに中高生まで広げて意見交換を行うことは難しいかもしれませんが、若者の意見を吸い上げるように、次年度以降のワークショップにおいて検討してまいります。
  • 若い人・働く母親、障害者の父兄など、いろいろな意見をもっと集めることが大切である。
  • アンケートについて、町会の加入の有無等がわかるような設問がほしい。アンケートの設問の作成方法は。各方面の意見を聞いて作成しているのか。
    • アンケートの設問は、経年比較の部分と、国が示した方針を追加している。この場で意見があれば取り入れてまいります。
  • アンケートP3問5の職業については、定年後に、再度フルタイムで働いている方も多くいらっしゃる。その方々が選択出来る選択肢がないようなので考慮していただきたい。
    • 生きがい就労等の事業も行っているため、そういった方が選択できる項目についても取り入れていきたい。
  • アンケートP14問40には事業名の記載があるが、名前は知らないがあそこにあるあの施設ということで知っている人もいる。場所を記載するなどの工夫が必要だと思う。
    • 場所の記載をするなど分かりやすくしてまいります。
  • アンケートの4,000人の抽出は、無作為と言っても年齢に偏りがないようにする必要がある。また、アンケートの結果については年齢別に傾向などを捉えたほうか良い。
    • 全くの無作為というわけではなく、ある程度年齢の分布も考慮する形で抽出します。また、年齢階層別の結果についても出してまいります。
  • アンケートP3問6の家族構成で、近くに子どもが住んでいるかどうかも拾えるような項目を作って欲しい。地域ではささえあいの活動の対象にすべきか悩むところである。
    • 質問についての個別の要望については、後ほどいただければと思う。問6については検討してまいります。
  • アンケートの回収数は1,200人ほどになると思うが、市ではメールなどで繋がっている人もたくさんいると思う。書面形式ではなくメールでのアンケートを加えてもよいのではないか。柏市民がつくった柏市民のための計画となるようにして欲しい。
    • アンケート方法については、今後、検討してまいります。

 3.第4期 柏市地域福祉計画の策定に向けて ウ 基本方針(柱1~柱4)の評価 エ 重点施策

事務局からの説明後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • 外部評価は受けているのか。孤立化防止は高齢者以外にもいるはず。例えば自殺は若者男性が多く、こうした方は、家族と住んでいても部屋から出てこなく孤立している人と、一人暮らしでアパートで孤立して自殺してしまう人もいる。こうした方への対策もある。子育てに悩んで孤立している人もいるはず。孤立化防止(社協分)には地区社協に「担当職員を配置」とあり、とてもよいと思うが、そういった地域の活動にかかわる人のなり手不足の問題等の細かい部分も目を向けてほしい。虐待の早期発見と記載しているがどのように実施しているのか。通報を受けてからでは早期発見ではないのではないか。LGBTの人はいじめなどにもあいやすい。もっと考えるべきではないか。中高年では再雇用が難しくホームレスになる方も多い。生活困窮者自立支援については、働ける状態の人だけではなく、子どもの貧困の問題もある。ボランティアセンターについて、ボランティアとはまったくの無償しか含まれないのか。小額でも500円等ならボランティアをやるという人もいるのではないか。
    • 重点施策のための個別の外部評価は受けておりません。しかしながら、各事業評価においては市民アンケートなどの市民の評価も考慮したうえで評価をしております。そのほかいただいたご意見につきましては、様々な世代、対象者を考慮した計画となるよう今後検討していきます。
  • 社会的孤立防止で評価指標がサロン数・サロン利用者数というのはいかがなものか。また、新たな担い手の創出とコーディネートの部分についても、評価指標がボランティア登録者数なのか、もっと見るべき・捉えるべきことがたくさんあると思う。一部の事業のみで大きな問題の評価をAとして出すと、もう課題が解決したように見えてしまうのでよくない。
    • 次期計画における重点施策の評価方法については検討してまいります。
  • 事業の評価については、サービスを利用したかたの声を吸い上げて評価して欲しい。
  • 評価に対して、PDCAが回せるような評価指標とすべき。
  • 虐待防止に関連して、いじめも検討してみてはいかがか。縦割りでなく学校等と連携して取り組んでほしい。
    • 壁は高いとは思うが、いじめを別の問題として考えてよいわけではないので、計画の中に何らかの形で入れていくよう、教育委員会や関係部署と検討してまいります。
  • 虐待防止の女性の部分について、評価はAだが相談件数は減っていない。件数が減らないのは同じ人がDVを繰り返す傾向があるため、根本の解決が必要。女性から男性へのDVについても、市から県への相談窓口を案内されたが、県に冷たい対応をされたという声も聞いているため、市でもやってほしい。
    • 検討してまいります。
  • 担い手不足は地域でも問題になっていて、地域でささえあい助け合いを進めているが、地域の一人ひとりが何をすべきか気付いて欲しい。先日、広報で「『支えあい』ってなんだ?」という記事があったが、非常に反響は大きかった。市民に周知して気付いてもらうことが大事。今後も地域で解決出来ることは地域で解決していきたい。
  • 貧困が一番問題。貧困に陥っている方が一番取り残されてしまう印象がある。

4.国が示す地域福祉計画の改定ポイントについて

事務局からの説明後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • 国も市も、市民に丸投げという印象がある。もっと市民と一緒にやるべき。ボランティアの人はやりたくてやっているもの。そうした方がやりやすい環境をつくるべき。予算はどんどん削減されていく一方。各課で実施している同じような事業を連携して実施すれば効率的にもっと事業を進めることが出来る。また、市民が力を貸してくれるようになれば、予算も有効活用出来るようになる。

6 傍聴

傍聴者なし

7 次回開催予定日時

平成30年2月8日(木曜日) 午前10時から

8 会議資料