平成25年度第1回柏市健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

平成25年7月4日(木曜日) 午後1時~3時

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階 第5・第6委員会室

3 出席者

(委員 補足:敬称略)10名

阿部和子、今村貴彦、川眞田喜代子、小竹惠子、小林正之、長瀬慈村、中谷茂章、藤田武志、古川隆史、水野治太郎

(事務局)

保健福祉部長、保健福祉部理事、保健所次長、こども部長他関係部署の各所属長ほか

4 議題

  1. 第3期柏市地域健康福祉計画の策定に向けて
  2. 市民ワークショップについて
  3. 総論について
  4. 柱1について

5 資料

  • 資料1
    次第
  • 資料2
    会議資料 本編
  • 別添 資料1
    第3期 柏市地域健康福祉計画 【総論 案】
  • 別添 資料2
    柱1 みんなで支え合う地域づくり

6 議事(要旨)

午後1時、定刻になり開会
保健福祉部長のあいさつの後、議題について審議を行った。

議題1  第3期柏市地域健康福祉計画の策定に向けて

議題2 市民ワークショップについて

事務局からの説明の後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • 市民ワークショップの時間と人数、男女の内訳はどうなっているのか。
    ⇒時間は3時間を予定している。申込者は男性9名、女性15名の計24名。
  • 昨年、市民ワークショップに参加したが、審議会とはまったく違う、市民目線の興味深く貴重な意見が多くでた。

議題3 総論について

事務局からの説明の後、次のとおり質疑応答が行われた。

  • 会議資料11ページ、地域健康福祉像に『だれもが、その人らしく、住み慣れた地域で、共に、いきいきと暮らせるまち 柏』と あるが、その中の文言を少し変え、「共に、いきいきと暮らし、安心して死んでいけるまち 柏」にしてはどうか。行政側から死について啓発していくことはできないか。
    ⇒難しい問題ではあるが、今後検討していきたい。計画の中で盛りこむとするならば、健康福祉像の中ではなく、その後の解釈の中で盛り込んでいくことを検討したい。
  • 家庭で一生を終えるというのは、夢である。しかし、高齢者の一人暮らしでは難しく、独居でも安心して死んでいけるシステムを作ってほしい。
    ⇒柏では豊四季台プロジェクトに取り組んでおり、計画の中でも言及していきたい。
  • 会議資料16ページ、時代の変化の中で、死についての考え方も変わってきていることから、自助の中に「自分の死を見つめる」という文言を入れてもよいのではないか。
  • 共助の重要性は高いが、担い手の数は少なく、現実問題として難しい。言葉だけになってしまう可能性があることから、共助の考え方を市民全体に広めていく必要がある。
  • 第2期計画での柱は5本だったが、第3期計画では4本になっている。消えた部分はどのように扱っているのか。
    ⇒消えた部分については、より関係性の深いところに盛り込む予定である。例えば、自殺対策については心の健康と捉えて柱3の健やかに暮らせる地域づくりの部分に、権利擁護については柱4の安全安心に暮らせる地域づくりの部分に盛り込む予定である。
  • 時代の変化の中で、看取りの考え方も変わってきている。看取りをどうしていくかだけではなく、死に至る経過も大事なのではないか。在宅医療について、スタッフが増えてきており、少しずつではあるが、体制が整いつつある。しかし、市民への周知がいまだ足りない。実際に利用する市民の方が意見を言えるような環境をつくるべきではないか。また、介護老人保健施設のあり方についても市では考えていくべきではないのか。
    ⇒在宅医療については、重要な項目であると考えている。しかし、計画に盛りこむとなると難しいため、コラムのような形を考えている。また、市民への周知について、具体的な検討については、第2回の審議会で行う予定である。
  • 子ども・子育てについても計画の中で触れていくべきではないか。
    ⇒庁内ワーキングにこども部の職員も入り連携を図っている。
  • 福祉の全体の計画の中で、具体的にどの計画と結びつくのかということを明確にするべき。全体の計画の中で、きれいな言葉だけでなく、背景には様々な問題があることを文言に加えていくべきではないか。

議題4 柱1について

  • “近年、支援を必要としている人”とはどのような人なのか。
    ⇒高齢者・障害者・生活困窮者等である。
  • 近年では、様々な職種・様々な年代のごく普通に見える人たちが心の病を抱え支援を必要としているといった現状を踏まえたうえで考えていくべき。
    ⇒現代の課題にも着目していきたい。
  • 具体的にどのようなきっかけでどういった形で地域づくりや支援につなげていくのか。この計画の文言からは読み取れない。
    ⇒実際に文を書いていくのは難しい。そのため、具体的な事例に基づき紹介していく形をとる予定。
  • 実際には支援が必要であるのに、自らコミュニケーションを取ろうとしない若しくは助けを求めない等支援からもれる・拒絶する人達に対しての対策はどうしているのか。
    ⇒柏市だけの問題だけではなく、国全体の大きな課題となっている。明確な対策をこの場で提示は出来ないが、問題意識は十分にあるので、これからの課題として検討していきたい。
  • コミュニティカフェのような場所がさまざまな場所にあれば、小さな問題でもすぐに見つけることの出来る場所になるのではないか。支援を必要とする人と支援をする人のつながる場所にもなりうる。
  • 会議資料6ページの各々の役割分担を落とし込んでいくところはよく書き込んで欲しい。個人でできること・市のできることは限られている。そのため、地域の部分の記述が大きくなることが予想される。
  • 補助金について、見直されている。今までは一律でどのふる協にも出していたが、その制度が変わった。活動を積極的に行っているところに重点的に出されている。この制度はよいと思うが、ここから漏れてしまう人にどのようにアプローチするのかが課題となっている。
  • 支援を必要としている人・していない人は誰が決めるのか。ただ漫然と支援をするのではなく、支援のあり方を考えるべきである。
    ⇒「上からの支援は必要ない、ただ隣に並んで肩を貸して欲しい。」そういった話を障害者の方から聞いたことがある。地域を作っていくということは地域で暮らす人がゆったりと生活できる地域を目指すことである。計画の中では、このような書き込みが十分ではないが、そういったことを盛り込みながら全ての方に通ずる計画の策定を目指していく。
  • 上位計画だが、高齢者に偏っている印象がある。こどもにもしっかり言及してほしい。
  • 地縁型組織の中で、ふる協とは別々に動いている町会・自治会もある。計画の中で地縁組織に関する記述が多々あるが、どこが地縁組織を支援するか見えない。市としてどういった対応でいくのか。
    ⇒市民が求めている支援に迅速に対応ができるよう、まとめ方を考えていきたい。

その他

事務局(保健福祉総務課)より、次回開催予定を示した。

その後閉会

7 傍聴者

1名

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