持ち込みによる食品・井戸水等の放射性物質測定の結果(7月11日~7月20日分)

このページの情報は、平成27年度以前のものになります。

測定結果一覧(単位は「ベクレル/キログラム」)

 この検査は、市民の皆さんの食に関する安全・安心確保のために、消費者庁から貸与された簡易型放射性物質分析機器を用いて、家庭菜園等で栽培したものや自宅にある井戸の水等、公共機関の検査の対象となっていない食品など、自家消費(自家採取・自家栽培など)を対象としています。

 今回の検査結果で、放射性物質を検出したものは、すべて自家消費用(非流通品)であり、市場に流通しているものではありません。自家消費用(非流通品)とは、販売目的の食品・飲料物ではなく、自らの家庭菜園で採取・栽培した野菜や自宅の庭に植生している果実などのことです。

 この検査では、簡易測定器(NaI)の結果が50ベクレルを超えた場合には、改めてゲルマニウム半導体検出器(Ge)で計測を行い、その結果を公表しています。 どちらに該当するかは、測定器の項目をご覧ください。

 今後、流通品で新基準値を超えるようなものが検出された際は、関係機関等へ通報し、適切な対応をとることとしています。

 また、市内の農産物(流通品)の放射性物質測定結果は「市による農産物の放射性物質検査結果(平成24年度)」で確認することができます。

用語の解説

  • 簡易型放射性物質分析機器とは、「NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ」 測定器のことで、NaI(Tl) とは、ヨウ化ナトリウム(タリウム) のことです。
  • シンチレーションスペクトロメータとは、電離放射線を測定する測定器のことです。
    柏市では、「米国キャピンテック社製 CAPTUS-3000A(検出下限値10ベクレル/キログラム)」、「スウェーデン王国ガンマデータ・インストゥルメント社製 GDM-12(20分測定時のセシウム137の検出下限値約12.9ベクレル/キログラム」という2機種を使用しています。
  • ゲルマニウム半導体検出器とは、半導体を利用した粒子あるいは放射線検出器です。
    柏市では、[米国ORTEC社製 GEM-20P4-70]という機種で、分析に「ガンマ線スペクトロメトリー」を使用しています。
  • 今回の検査結果で、放射性物質を検出したものは、すべて自家消費用(非流通品)です。
    自家消費用(非流通品)とは、販売目的の食品・飲料物ではなく、自ら家庭菜園や家の庭で栽培・採取などしたもののことです。
  • 「不検出」とは、括弧内に記載された測定下限値未満であることを示します。
  • 測定器の項目に「NaI」と記載があるものは、「NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ」を用いた測定結果、「Ge」と記載があるものは、「ゲルマニウム半導体検出器」による測定結果であることを示します。

「米国キャピンテック社製 CAPTUS-3000A」 測定結果一覧

試料名 栽培・採取(入手)日 自家消費用・
流通品の別
市内外 エリア 検査日 セシウム-134 セシウム-137 合計値
(Bq/kg)
測定器 備考
1 あんず 平成25年7月5日 自家消費用 市内 北部 7月11日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
2 ジューンベリー 平成25年5月 自家消費用 市内 中央 7月12日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
3 じゃがいも 平成25年6月20日 自家消費用 市外 7月12日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
4 ブラックベリー 平成25年7月10日 自家消費用 市内 北部 7月16日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
5 井戸水 平成25年7月12日 自家消費用 市内 南部 7月16日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
6 井戸水 平成25年7月16日 自家消費用 市内 北部 7月17日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
7 ブラックベリー 平成25年7月10日 自家消費用 市内 南部 7月19日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
8 きゅうり 平成25年7月17日 自家消費用 市内 中央 7月18日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取
9 ミニトマト 平成25年7月16~18日 自家消費用 市内 南部 7月19日 不検出 (10) 不検出 (10) 不検出 NaI 自宅の庭で採取

「スウェーデン王国ガンマデータ・インストゥルメント社製 GDM-12」測定結果一覧

試料名 栽培・採取(入手)日 自家消費用・
流通品の別
市内外 エリア 検査日 セシウム-134 セシウム-137 合計値
(Bq/kg)
測定器 備考
1 きゅうり 平成25年7月11日 自宅 市内 南部 7月11日 不検出 (8.44) 不検出 (10) 不検出 NaI
2 なす 平成25年7月15日 家庭菜園 市外 7月17日 不検出 (10.2) 不検出 (12) 不検出 NaI
3 きゅうり 平成25年7月15日 家庭菜園 市外 7月17日 不検出 (8.44) 不検出 (10) 不検出 NaI
4 トマト 平成25年7月16日 自宅 市内 南部 7月17日 不検出 (10.2) 不検出 (12) 不検出 NaI
5 トマト 平成25年7月17日 家庭菜園 市内 北部 7月18日 不検出 (9.85) 不検出 (11) 不検出 NaI
6 ゴーヤー 平成25年7月18日 自宅 市内 中央 7月18日 不検出 (9.55) 不検出 (11) 不検出 NaI
7 じゃがいも 平成25年7月18日 自宅 市内 中央 7月18日 不検出 (10.6) 不検出 (12) 不検出 NaI
8 トマト 平成25年7月15日 家庭菜園 市外 7月19日 不検出 (9.73) 不検出 (11) 不検出 NaI
9 とうもろこし 平成25年7月19日 家庭菜園 市外 7月19日 不検出 (8.14) 不検出 (9) 不検出 NaI

エリア分けの地図

国の基準値

4月1日からの放射性セシウムの新基準値
食品区分 飲料水 牛乳 乳幼児食品

一般食品

(左記以外)

基準値 10 50 50 100
  • 数値は、セシウム134と137の合計値です。
  • 単位は「ベクレル/キログラム」
  • 新基準値では、放射性セシウム以外の放射性核種についても考慮されており、すべてを含めても被ばく線量が年間1ミリシーベルトを超えないように設定されています。
  • 4月1日以前の暫定規制値は、参考資料に記載されています。
  • 米・牛肉・大豆を原料に製造・加工、輸入された食品については、一定の範囲で経過措置期間が設定されています。経過措置期間は、参考資料に記載されています。

参考資料