柏市最終処分場の浸出水及び放流水の測定結果について

このページの情報は、平成27年度以前のものになります。

概要

 柏市最終処分場の水処理施設において浸出水及び放流水の放射能量の測定は、本年6月から毎月実施し不検出を確認してきましたが、9月17日の測定及び9月27日の確認再測定において、放射性セシウムが検出されました。
 この測定値は排水濃度限界以下ですが、即時に放流を停止させるとともに、現在、対策用の材料調達及び具体の対策作業の検討を進めています。

測定結果

試料測定日

放射性ヨウ素

放射性セシウム134

放射性セシウム137

浸出水

放流水

浸出水

放流水

浸出水

放流水

6月27日

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

7月28日

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

8月19日

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

不検出

9月17日

不検出

不検出

10

12

不検出

11

9月27日

不検出

放流停止

15

放流停止

16

放流停止

                                            単位 Bq/kg

 【環境省が示している排水濃度限度の考え方】

 セシウム134測定濃度(Bq/kg)/ セシウム134基準値 60 Bq/kg + セシウム137測定濃度(Bq/kg)/ セシウム137基準値90Bq/kg

 上記計算式により毎月の測定値を算出し、3月間の平均が1を超えないこと(放流水)

   測定日   セシウム134   セシウム137
  7月28日    0/60   +  0/90   =0
  8月19日    0/60   +  0/90   =0
  9月17日   12/60   +   11/90=0.32
  3ヶ月平均  (0+0+0.32)/3    =0.11<1

 ※単位:Bq=ベクレル、L=リットル(=kg(キログラム))

 ※浸出水:最終処分場内の埋立物の最底部には遮水シートが敷設されており、そこから浸出する処理、放流前の水。

 ※放流水:浸出水を水処理施設でろ過等の処理を行い、各種基準以下にして外部に放流する水。

今後の対応

  • 放射性物質を吸着させ易いゼオライト等の物質を水処理施設に設置し、放射能濃度の低減化を図ります。
  • 既に放流を停止していますが、水処理施設の再稼動は、ゼオライト等の設置完了後に行います。
  • これまで毎月1回行っていた測定は、当面、毎週1回に増やし監視するとともに、測定結果を速やかに報告します。(ホームページ掲載等)
  • 埋立て済みの焼却灰の取扱いや更なる有効策について、地元町会や独立行政法人国立環境研究所等と相談、検討していきます。