水源地の井戸水及び天日乾燥汚泥の放射性物質について
このページの情報は、平成27年度以前のものになります。
柏市水道部では、水源地の井戸水及び天日乾燥汚泥の放射性物質を測定しましたので、その結果をお知らせします。
採水場所
- 第一水源地(千代田1-2-32)
- 第三水源地(中原1811-12)
- 第四水源地(南増尾4-9-1)
- 第五水源地(松葉町3-12)
(井戸及び天日乾燥設備を有する水源地)
採取日
- 井戸水 平成23年8月8日
- 天日乾燥汚泥 平成23年8月3日
測定結果
井戸水
水源地 | ヨウ素131 | セシウム134 | セシウム137 |
---|---|---|---|
第一水源地 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
第三水源地 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
第四水源地 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
第五水源地 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
(単位:ベクレル/キログラム)
天日乾燥汚泥
水源地 | ヨウ素131 | セシウム134 | セシウム137 | 合計 |
---|---|---|---|---|
第三水源地 | 不検出 | 920 | 1,120 | 2,040 |
第四水源地 | 不検出 | 1,490 | 1,660 | 3,150 |
第五水源地 | 不検出 | 456 | 516 | 972 |
(単位:ベクレル/キログラム)
水源地の天日乾燥汚泥について
天日乾燥汚泥とは、井戸水に含まれる鉄分などを取り除くためのろ過装置のろ過砂を定期的に洗浄する際に発生する汚泥で、乾燥させるために天日乾燥床と呼ばれる開放された場所で長い期間をかけて自然乾燥させます。この乾燥汚泥は、年間に約10立方メートル発生し、年に1回産業廃棄物として埋立処分しています。
平成22年度は、平成23年3月9日に委託により処分しました。
天日乾燥汚泥から放射性物質が検出された原因について
今回測定した天日乾燥汚泥は、平成23年4月5日から7月12日までにろ過装置から天日乾燥床に取り出した汚泥で、各水源地ごとに自然乾燥したものです。
この天日乾燥汚泥から放射性物質が検出された原因については、これまでの測定で井戸水からは放射性物質が検出されていないことから、天日乾燥床において風雨にさらされながら自然乾燥していく過程で大気中から放射性物質が降下したためと考えられます。
また、水源地ごとの測定値の差異については、水源地ごとの汚泥発生量の相違によるものや地域的な大気中の放射性物質量の相違などが考えられます。
今後の取り扱い
今回測定した天日乾燥汚泥については、いずれの水源地においても8,000ベクレル/キログラム以下であったことから、平成23年6月16日付け厚生労働省通知「放射性物質が検出された浄水発生土の当面の取扱いに関する考え方について」に基づいて、跡地を居住等の用途に供しない管理型処分場において埋立処分が可能となります。
このため、今後、ろ過装置から定期的に取り出した汚泥を天日乾燥床で自然乾燥させ、年度末に汚泥の成分分析を行うとともに放射性物質の測定を再度行ったのち、委託業者による処分を行う予定です。
水道水の安全性について
水道水については、北千葉広域水道企業団から送水される浄水は毎日、柏市の水源地から各ご家庭に配水している水道水は毎週1回、放射性物質の測定を行っており、3月28日以降これまでいずれも不検出となっています。また、柏市の水源地の井戸水については、地下200m程度の深井戸であり密閉構造になっているため、放射性物質の浸透は考えられませんが、3月24日、4月19日と今回放射性物質の測定を行ったところ、いずれも不検出となっています。
これらのことから、柏市の水道水については安全であり、安心してお飲みいただいて問題ありません。