柏市甲状腺超音波(エコー)検査判定結果

このページの情報は、平成27年度以前のものになります。

このページは平成28年1月末時点のものになります。最新の平成27年度検査結果はこちらをご覧ください。

柏市では、平成27年7月より、甲状腺超音波(エコー)検査による費用の一部を助成しています。これまでに測定を受けた方の結果をお知らせします。

測定結果に関するお問い合わせが多く寄せられたため、「よくある質問」を掲載しました。「よくある質問」はこちらをご覧ください。

(補足)甲状腺超音波(エコー)検査測定費用の助成制度についてはこちらをご覧ください。

2次検査結果についてはこちらをご覧ください。

甲状腺超音波(エコー)検査測定結果(平成27年7月1日~平成28年1月31日)
判定 内容 今後の対応

人数

()はうち女性

A1

結節(しこり)やのう胞(液体が入っている袋のようなもの)

は認められませんでした。

経過観察不要

164(90)

A2

結節(5.0ミリメートル以下)またはのう胞(20.0ミリメートル以下)を認めましたが、

日常生活に支障はありません。

経過観察不要

250(128)

B

結節(5.1ミリメートル以上)またはのう胞(20.1ミリメートル以上)を認めたもの

経過観察

11(7)

C

甲状腺の状態などから判断して、二次検査が必要なもの


(補足)C判定については、結節やのう胞に限らず、比較的よく見られる
    甲状腺の疾患が疑われる場合も含まれます。必要な方が二次検査が

    受けられるように判定の対象としています。

経過観察又は

専門病院紹介

14(10)

合計

439(235)

甲状腺超音波(エコー)検査測定結果・年齢区分別一覧

(平成27年7月1日~平成28年1月31日)

判定 年齢区分  (補足)( )はうち女性

幼児(4歳児

以上入学前 )

小学生

中学生

高校生相当 高校卒業程度 合計
A1 58(33) 80(41) 9(6) 6(2) 11(8) 164(90)
A2 52(30) 146(69) 24(14) 21(13) 7(2) 250(128)
B 1(1) 7(3)

1(1)

0 2(2) 11(7)
C 4(2) 7(5) 0 2(2) 1(1) 14(10)

合計

115(66) 240(118) 34(21) 29(17) 21(13) 439(235)

よくある質問

Q1 C判定が福島県「県民健康調査」と比べて多いのはどうしてですか。

C判定につきましては、結節やのう胞に限らず、比較的よく見られる甲状腺の疾患が疑われる場合も含まれます。確実に二次検査が受けられるように判定の対象としたため多いと考えられます。現時点では最終的な結果は出ておらず、福島県「県民健康調査」 と単純に比較できるものではありません。また、現時点ではがんと診断された方はいません。今後も継続的な調査をし、結果につきましては、まとまり次第、ホームページ等で公表していく予定としています。

Q2 A2判定を経過観察しないのはどうしてですか。

A2判定につきましては、のう胞については良性であること、また、結節についても微小であること、検査機器の精度が向上したことによってようやく見つかるようになったものであり、そのほとんどは良性であること、今後すぐに大きくなっていく性質にないこと等から、今般の検査における経過観察対象には設定しないと判断しました。

Q3 所見、診断内容は公表しないのですか。 

この検査は一次検査(スクリーニング検査)をしているものです。検査の結果、より詳しく確認いただくために二次検査を受けていただくものです。

Q4 比較的よく見られる甲状腺の疾患にはどのようなものがありますか。

単純性甲状腺腫

思春期頃の若い女性に多く見られます。甲状腺機能に明らかな異常はありません。

腺腫様甲状腺腫

甲状腺に大小さまざまの結節が多発し、全体的に腫れます。

バセドウ病

甲状腺ホルモン過剰により、動悸、頻脈、疲れやすさ、指のふるえ、眼球突出等の症状を呈します。女性に多い傾向があります。

橋本病

甲状腺ホルモン不足により、寒がり、動作緩慢、皮膚の乾燥、便秘等の症状を呈します。女性に多い傾向があります。

参考

福島県「県民健康調査」検討委員会

環境省総合環境政策局