柏市における指定廃棄物の仮保管について
1.柏市内での仮保管状況
平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故によって、放射性物質が放出されました。放出された放射性物質を含むごみを焼却した結果、指定廃棄物(放射能濃度が1キログラムあたり8,000ベクレルを超える焼却灰)が生じたため、国が長期管理施設を確保するまでの間、柏市では下記のとおり3ヵ所で仮保管を行うとともに、空間放射線量のモニタリングを実施しています。
なお、震度5以上の地震、竜巻、水害等の災害又は、事故発生等の緊急事態が生じた場合には、仮保管庫の外観検査及び周辺空間放射線量の測定を行い、安全に仮保管されていることを確認します。
柏市清掃工場(北部クリーンセンター)
柏市清掃工場(北部クリーンセンター)では、清掃工場敷地内に2基の仮保管庫を設置し、指定廃棄物を仮保管しています。仮保管庫は30センチメートル厚の鉄筋コンクリート構造です。
(クリックで画像を拡大できます。)
柏市第二清掃工場(南部クリーンセンター)
柏市第二清掃工場(南部クリーンセンター)では、清掃工場敷地内に設置した仮保管庫及び清掃工場建屋内において、指定廃棄物を仮保管しています。仮保管庫は30センチメートル厚の鉄筋コンクリート構造です。
(クリックで画像を拡大できます。)
柏市最終処分場
柏市最終処分場では、108個のコンクリートボックスを用いて指定廃棄物を仮保管しています。1つのコンクリートボックスには、指定廃棄物を収納したドラム缶を4本格納しています。コンクリートボックスは20センチメートル厚の鉄筋コンクリート構造です。
(クリックで画像を拡大できます。)
放射線防護の3原則
(クリックで画像を拡大できます。)
コンクリート及び覆土の遮へい効果
(クリックで画像を拡大できます。)
空間放射線量のモニタリング状況
仮保管場所周辺の放射線量測定結果を公表しています。
北部クリーンセンター及び柏市最終処分場の放射線量測定結果をご覧ください。
南部クリーンセンターの放射線量測定結果をご覧ください。
2.仮保管量
施設名 |
保管方法 |
保管量 (保管容器) |
---|---|---|
柏市清掃工場 (北部クリーンセンター) |
仮保管庫 |
約494トン (フレコンバッグ702袋) |
柏市第二清掃工場 (南部クリーンセンター) |
仮保管庫 |
約373トン (ドラム缶1,824本) |
建屋地下 |
約120トン (フレコンバッグ195袋) |
|
柏市最終処分場 |
コンクリートボックス |
約76トン (ドラム缶430本) |
合計 |
約1,064トン |
(注意)端数処理により保管量の加算値と合計値に差があります。
3.今後の指定廃棄物の処分
今後、国は千葉県内に1ヵ所の長期管理施設を確保し、指定廃棄物を集約管理することとしています。 国による指定廃棄物の処理に関する取り組み状況については、環境省のホームページに掲載されていますのでご覧ください。
環境省 放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト(新しいウィンドウで開きます)
参考
指定廃棄物に関するよくある質問
環境省放射性物質汚染廃棄物処理情報サイトで「指定廃棄物とは何ですか?」など指定廃棄物に関するよくある質問が紹介されています。
環境省放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト<よくあるご質問>をご覧ください。(新しいウィンドウで開きます。)
指定廃棄物等に関する主な要望活動
(補足)要望書を提出したもののみ記載しています。