更新日令和3(2021)年8月4日

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令和3年度第1回柏市自立支援協議会全体会会議録

開催日時

令和3年7月7日(水曜日)午後1時30分から3時30分まで

開催場所

ウェルネス柏4階 大会議室(ウェブ形式併用)

出席者

対面

協議会委員

松井宏昭(会長)、山崎るり子(副会長)、木村正己、坂口峰子、綿貫幸枝、渋谷孝雄、広田毅(7名)

事務局等

保健福祉部長(高橋裕之)、保健福祉部次長兼障害福祉課長(小川正洋)、障害福祉課副参事(石原祐一郎、早川明博)、同専門監(野村聡)、同統括リーダー(後藤能成)、同課職員(宮内麻衣、岩津圭介、小野剛一、山田彩奈、天玉晶、田中聡美)、こども部こども福祉課職員(今田弘基)

ウェブ形式

協議会委員

中野しのぶ、山口滿信、新福麻由美、室山圭史、野田幸子、平山隆、福島和樹、飯塚秀一(8名)

事務局等

委託相談支援事業所

権利擁護あさひ、サポートセンター沼南、たんぽぽセンター、地域生活相談センターシャル、ぶるーむの風相談室

議題/報告事項

  1. ノーマライゼーションかしわプランの実績報告を踏まえた今後の課題等について(議事)
  2. 各部会からの報告について(報告)
  3. 令和2年度委託相談支援事業者の実績報告について(報告)

配布資料

会議録

ノーマライゼーションかしわプランの実績報告を踏まえた今後の課題等について(議事)
各部会からの報告について(報告)

事務局より、資料1をもとに前ノーマライゼーションかしわプラン(3年間)の事業実施状況について、資料2をもとに第3期柏市障害者基本計画(9年間)の事業実施状況について説明し、それらを踏まえ、ノーマライゼーションかしわプラン2021(概要版)をもとに新しいプランの構成や重点目標、今後の課題等について説明した。あわせて、各部会担当者より、資料3をもとに各部会からの報告を行った。

(山崎副会長)
 医ケア連絡会で行っていた通学支援について、今どのような状況になっているか。

(事務局:医ケア連絡会事務局)
 通学等支援の実施については、昨年度まで検討課題として議論がされており、障害福祉課にその検討結果を提出して制度の創設についてご検討いただいている段階と理解している。

(事務局:障害福祉課)
 現在、医療的ケア児の通学支援の制度について予算要求に向けて検討している。

(坂口委員)
 こども部会で取組のあったサポートファイルについて、柏市自閉症協会でも何度かサポートファイル作成方法の勉強会等をやっているが、通常学級における支援にも共通したアセスメント等、サポートファイルを利用しながら障害者の支援に繋げていく方法を大きな枠組で取組む予定はあるか。

(新福委員)
 学校に繋げることに関しては、まだそこまでの検討に至っていないが、以前から校長会等においてはサポートファイルの活用をお願いしているところである。

(松井会長)
 サポートファイルについて少し補足すると、続けていくことの難しさを変えていくことだと思う。(情報を)書いていくのではなく、それぞれの計画や治療の結果等を綴っていくことでつないでいく方向で、話が進んでいるように思う。よく使っている機関も数か所あることがわかったので、そこの利用者や機関の調査をして、これから進めていこうという話がこども部会で出たように思う。

(松井会長)
 各部会報告の時間が短くなったが、各部会から補足はあるか。

(事務局:相談支援部会事務局)
 資料が間に合わなかったため今回報告できなかったが、第2回相談支援部会が6月18日に開催されている。ワーキンググループから前回行われた事例検討について報告があり、連絡会について意見交換をした。また、今お話があったサポートファイルについて、こども部会から相談支援部会でもぜひ検討課題にしてほしいとのことだったので、今後相談部会でも意見交換していこうとしている。

(野田委員)
 くらし部会の代表として今日参加しているが、部会とは関係なく柏市に伺いたいことがある。先日、柏市内の放課後等デイサービスで虐待の案件があったということだが、事業所名が公表されていない。されていないのであれば、その理由について伺いたい。

(事務局:障害福祉課)
 今回あくまで行政指導ということで、事業者にとって不利益な処分はできない。そのために事業者名の公表は差し控えた。これは、今回のことに限ってではない。すべての事業者に対して指導という段階では事業者名の公表はしておらず、またこれは柏市に限ったことではなく、全国的に指導の段階では事業者名の公表はしないことになっている。

(野田委員)
 案件があったのは事実ということか。

(事務局:障害福祉課)
 今回の案件は事実である。

(野田委員)
 これまでも公表されてこなかったことは私も認識しているが、利用者はサービスを購入しているわけなので、利用者側が情報を知る権利というのもあるのではないかと思う。こういったものと比べるのはどうかとは思うが、例えば電化製品を買うにしても、車を買うにしても、家を買うにしても、情報だったり口コミだったりというところは情報を調べ尽くして購入するところなので、こういった福祉サービスや保育所もそうだが、利用者側が受け取れる情報が非常に少ないと感じていた。一度それについて議論をしていただいた方がよいのではないかと今日この場を借りて提案をさせていただきたい。この議論が権利擁護(ネットワーク会議における障害者に関する専門部会)なのかこども部会なのかというところはあるかと思うが、先ほど障害福祉課から柏市だけではないと伺ったが、物を言えない障害を持っている人達、それから自分が何をされているのかわからない人達が通う場所なので、今一度みんなで考えていきたいと思っている。

(松井会長)
 くらし部会においても、今後検討していくということか。

(野田委員)
 くらし部会ではまだ話をしていないが、今後の部会の中で提案をしていきたいと思う。部会長とも相談したいと考えている。

(松井会長)
 先ほどこども部会の部会報告の中で、放課後等デイサービス事業所の情報シートについて話があったが、野田委員の言ったこととつながるところがあると感じた。投げかけに対して、それぞれの部会で検討していただければと思う。

(中野委員)
 資料2の「くらし」にある、今後の課題として「高齢化や障害の重度化に直面しても地域で暮らし続けられるように、グループホームの計画的な整備が必要。特に重度の身体障害や医療的ケアが必要な方、強度行動障害等の各障害に特化したグループホームが必要」と出ているが、ノーマライゼーションかしわプラン2021(概要版)の柱2「みんなで支え安心して暮らせる共生のまちづくり」の中で、具体的な項目が載っていない。やはりグループホームについては重度の方が安心して見学に行ったり体験しようというところが少ないので、高齢化のご家庭にとっては課題を抱えたままである。共生型のグループホームにしても、精神障害の方の引きこもり対応のグループホームとか、軽度で自分のことは何とかできる方のグループホームは進んでいるが、重度の方を対応するグループホームが中々進まないということを計画的にどのように進めるか。

(事務局:障害福祉課)
 概要版については、おっしゃるとおり重度障害に関して記載がないが、プランの本編の中で重度障害に対応したグループホーム等に支援をしていくという具体的な事業が設けられている。プラン本編P68に、ニーズに応じた住まいの場として運営の支援、拡充のための支援を行う、不足する重度の身体障害者医療的ケアが必要な方に対応したグループホームを拡充するために、地域の実情に応じて整備を進めていくという形で記載をしている。この内容に基づいて、今後は進めていく形になるかと思う。

(松井会長)
 くらし部会の部会報告の中であった、グループホーム等の支援ワーカーがここのソフトで活躍する場だと思う。ハードだけでなくて(ソフトもあって)成り立っていくのだと思う。
 また、それぞれの部会の開催報告を伺えた中で、これからダイナミックに動いていただければと思う。

令和2年度委託相談支援事業者の実績報告について(報告)

事務局より、資料4をもとに令和2年度の委託相談支援事業者の実績について説明した。

(松井会長)
 5つの委託相談支援事業所の方々に対しましてはありがとうございました。どの事業も一緒だが、特に相談関係はコロナ禍の中で、家庭を訪ねたりあるいは顔が見えない方と相談していただいたわけなので感謝申し上げたい。

その他

(仮称)柏市子ども家庭相談支援センター(児童相談所)基本計画について
新型コロナウイルスワクチン接種について
災害対策基本法及び福祉避難所の確保・運営ガイドライン等の一部改正について
自立支援協議会の手引きについて

(中野委員)
 災害対策のことでお尋ねする。新しい方式で個別避難計画を作るとあるが、個別というのはどこまでが対象で、誰がどういう風に作成するのか。

(事務局:障害福祉課)
 先進市等の状況をみると、ハザードマップ等で洪水の恐れのある町会を対象に、避難の計画を個人単位で作っている。ケアマネの事業所や障害者の事業所に市の方から委託をして計画を作っている事例がある。今後、高齢者の部署や他の部署と一緒に我々もそういった先進市等を視察して、どのような計画を今後作ったらよいかを検討していきたい。

(松井会長)
 コロナワクチンについては、皆さんとても強い希望を持たれる方が多いと思うので、何卒前向きに出てきた意見をとらえていただいて、保健所につないでいただければと思う。
 もう1点、災害対策基本法については、国がこれだけ前向きになっているので取り入れていただきたいと思うが、自立支援協議会でも議論する場を作っていただきたいと思う。運営の仕方につきましては、自立支援協議会の運営会議の中でどういう形で議論すれば最善のやり取りができるか、今後協議していきたいと思うので、柏市も認識していただきたい。

お問い合わせ先

所属課室:福祉部障害福祉課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

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