更新日令和6(2024)年2月27日

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令和5年度第4回柏市子ども・子育て会議 会議録

開催日時

令和6年2月6日(火曜日)午後2時から午後4時まで

開催場所

いきいきプラザ2階研修室

出席者

委員(敬称略)

秋田真紀、榎本壽味子、奥倉徳士、小塚有規子、紺野千穂、西藤尚子、田村敬志、寺本妙子、早川沙希子、水野誠志

事務局職員

髙木こども部長、込山こども部次長兼こども福祉課長、眞塩こども政策課長、渡会子育て支援課長、野戸こども支援室長、染谷学童保育課長、丸山こども発達センター所長兼キッズルーム所長、星地域保健課長、その他10人

議事等

  1. 第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(速報値報告)について(議事)
  2. 特定教育・保育施設の利用定員の設定に係る意見聴取について(議事)
  3. 柏市地域子育て支援施設の設置について(報告)
  4. 柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部改正について(報告)
  5. (仮称)柏市送迎保育ステーション事業の開始について(報告)

議事(要旨)

事務局より、資料1~5に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(1)第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(速報値報告)について(議事)

(秋田委員)

子育てサロンを行っているなかで、先日、子育て支援交流会に参加した。現在の母親達は数年前と変わってきており、以前は親子で楽しみたい方が来ていたが、現在は得になる行事などがあれば行こうかなという方が増えた。子育てサロンでは、通常時は空いているが、イベントなどがある場合に各会場を梯子している状況が多い。このような損得勘定のような行動をされている方は、一部ではあるが、困りごとはなく、保育園入園までの思い出作りとされているようである。その一方で、相談先が分からない、家から出られないといった方も増えており、相談をしたいと思っている方は、深刻な悩みを抱えている場合が多い。このため、柏市内に多くある子育て支援関係施設について、子供が小さい頃から利用できるよう宣伝をお願いする。私自身、小学生程度のお子さんに関わっているが、手遅れに近い状態なこともあり、深刻になる前の段階から相談できることが重要と考える。

(こども政策課)

柏市では、かしわこそだてハンドブックという子育て情報を集約した冊子を作成しており、相談先情報についても掲載している。また、SNSなどでも周知に努めているところであるが、ハンドブックやSNSで子育て情報を発信していることを知らない方もいると考えるため、妊娠期から子育て世帯に必要な情報をお届けできるよう今後も工夫していきたい。

(榎本委員)

健康づくり推進員では、生後3か月から4か月のご家庭に訪問して、子育てに関する相談先の紹介などを行っている。また、柏市の保健師を招待しての母と子の集いなども行っている。柏市が行っている新生児訪問などにおいて、健康づくり推進員の訪問について紹介されていることもあり、利用される方も増えてきている。現在では、コロナ禍前と同程度の利用数になっている。

(田村委員)

小学校4年生から6年生の回答率が30%程度であるが、もう少し工夫をして、100%に近づけていただきたい。

24ページの育児休業を取得しない理由について、職場の雰囲気や忙しいことを理由とする方が40%程度を占めている。この結果から、育児休業を取得したいが取得できないという状況が伺える。このため、行政から企業へのアドバイスなどの働きかけができればと考える。

(こども政策課)

5年前に実施した調査では、未就学児保護者向けを郵送配布・郵送回収の方法で行い約48%、こどもルーム利用者向けを直接配付・直接回収の方法で行い約70%の回収率であった。今回調査では、Webアンケートの普及などを鑑み、実施方法を郵送配布・Web回答へと変更している。全体の設問数は、前回調査時と大差ないが、スマートフォン上でのWeb回答画面の見づらさや、回答の入力のし難さなどが、回収率低下理由の一つと考えている。また、小学校4年生から6年生への調査については、保護者のスマートフォンやパソコンなどを利用して回答することとなるが、一部のご家庭では、このような回答方法に抵抗があったのかもしれない。

育児休業の件に関しては、経済産業部と協力しながらホームページでの周知や啓発などを行っていきたい。

(早川委員)

先ほどの早い段階からの相談について、例えば、柏駅前の大型ディスプレイや、電車内広告アナウンス、SNSフォロー者への特典などの方法もあると思うが、広告会社などへの委託は行っているのか。

(こども政策課)

子育て世帯への情報発信については、委託ではなく職員にて行っている。いただいたご意見を参考にさせていただき、若い方への周知についても検討を進めていきたい。

(奥倉委員)

回収率が約30%とのことで、少し残念に思う。次回会議では、分析結果について説明があるとのことだが、今後、設問内容や調査方法を工夫して、アンケートを追加で行う予定などはあるか。

次に、子育て世代への情報発信について、私立保育園や幼稚園などでも協力できるので、活用してもらいたい。

最後に、26ページ問28の今以上お子さんを持ちたいと思うかについて、約半数の方が思わない、経済的支援が必要と回答している。私自身、園長として考えさせられるところであるが、柏市としての見解を伺いたい。

(こども政策課)

回収率についてデータ分析室という部署に確認を行い、必要サンプル数を満たしているので、アンケート結果は一定の精度を有するとの回答を得ている。小学生向け調査については、初回の調査であり設問数を限定して実施したため、今回のアンケート結果を踏まえて、今後、子どもの意見を反映する取り組みについて検討していきたい。今回初めてWeb回答方式を採用し、課題として認識した部分については、今後、回収率向上に向けて検討を進めていきたい。

私立保育園や幼稚園での情報発信について、皆様のご協力をいただきながら、情報発信に努めていきたい。

経済的支援について、市単独事業として行う場合の財政負担、将来の世代へ負荷をかけてしまう可能性もあるため、国の政策などを注視しつつ全国統一的な支援として行っていきたい。

(紺野委員)

先ほどの子育てに関する相談先について、5ページ問11-1では、はぐはぐひろばが54.6%と多い印象であるが、ニーズ調査に回答いただいた方の中での割合であるため、まだまだであるといった印象である。このため、子育て支援関係施設の周知については、引き続きお願いする。

(こども政策課)

ご意見のとおり、周知について、まだまだである部分があると考えてる。皆様からいただいたご意見を参考にさせていただきながら、周知手法などについても考えていきたい。

(早川委員)

問11-1について、知っているものすべてを答えることになっているが、その解釈について疑問がある。例えば、幼稚園という施設を知らない方は、あまりいないのではないか。回答された方は、相談先として知っている、単に名前を知っているなど、回答のバラつきが生まれているのではないかと感じた。聞き方を変えてみると、新しい回答が生まれるのではないかと考える。

(寺本会長)

問11にて心配や悩みがあった方が回答する設問であるため、相談先として知っているものを回答したと考える。

(こども政策課)

次回以降の調査においては、解釈に幅のある設問になっていないかなどを確認しながら、組み立てていきたい。

 

(2)特定教育・保育施設の利用定員の設定に係る意見聴取について(議事)

(水野委員)

5ページ内に、「5令和6年4月1日開園または移行予定の施設(参考)」の記載があるが、認定こども園豊四季幼稚園の実際の開園日はいつになるのか。

(保育運営課)

令和6年4月1日に移行として見込んでいる。

(田村委員)

認定こども園豊四季幼稚園へ移行しても、定員に変更はないという理解でよいか。

(保育運営課)

当初、1号480名であったところ450名となり、減少した30名分が2号になったため、全体数は変わらない。

(3)柏市地域子育て支援施設の設置について(報告)

(秋田委員)

とてもよい施設だと思う。既存の児童センターなどは老朽化もあるため、改修を行い綺麗な装いになれば、利用者も増えるのではないかと思う。さらに、駐車場がない施設も多いため、整備していただきたい。また、最近では父親の利用者も多く、男子トイレ内へのおむつ替えスペース、男性が利用できるミルク授乳スペースなど、男性向けの設備についても充実してもらえればと考える。

(子育て支援課)

児童センターの改修、駐車場について、柏市公共施設等総合管理計画など市全体の計画の中で、進めていければと考えている。

父親の利用者が多くなってきていることについて、先日の開放日においても、父親と子供で楽しそうに過ごしている状況であった。男性向けの設備についても、今後の運営の中で進めていければと思う。

(西藤委員)

柏たなかエリアでの子育て世代の増加もあり、望まれていた施設ができ、私自身も嬉しく思う。利用者数から見ても、期待されていた施設だと思う。若者の居場所に関する話も耳にするが、この施設では、小中学生なども一緒に利用することはできるのか。

(子育て支援課)

条例では、乳幼児親子、妊婦とその介助者を対象にしている。今後、運営をしていく中で、乳幼児以外のお子様が参加できるイベントなどの検討についても視野に入れていきたいと思う。

(小塚委員)

私の施設は、柏たなかにあり、障害や発達に心配のある方が通う施設である。柏たなか駅前の公園はよく利用しており、工事中から園児達と楽しみにしていた。先日、施設を利用した保護者から伺ったが、小学生の兄などと一緒に利用するのは難しいとの感想であった。柏たなかの地域では、都内からの転入者や、県外からの公園利用者も多く、色々な側面の利用者がいる。その中で、発達に心配のあるお子さんなどが肩身の狭い思いをすることもあるため、こども支援員の方にも配慮いただければ幸いである。

(子育て支援課)

ご意見のとおり小学生の兄弟との利用については、心苦しい部分があると考えている。この施設の対象は、乳幼児親子を主としており、兄弟の運動量の違いなどもあることから、ご理解いただけるとありがたい。

(早川委員)

この施設自体は、イベントなどもあり、とてもよい施設であると思うが、交流が苦手な方にとっては、少し怖い場所といった印象である。私の知人は、X(旧Twitter)にてマタニティアカ・ママアカといったアカウントを作成して、他の保護者の方と悩み相談などを行っていると聞いた。このような投稿に対して、こども支援員の方によるスペース機能などでの投稿があれば、施設を利用しようと思うきっかけになるのではないかと思う。

(子育て支援課)

怖いという印象について、以前からもある通称公園デビューというものに類似するものだと思う。現在は、インターネットやSNSの普及などにより、対面での相談が苦手な方が増えてきたように思う。このため、交流が苦手な方に対しても、子育て支援アドバイザーが丁寧に寄り添って、声かけをして、交流を促したり、相談できるようにしているところである。また、子育て支援アドバイザーを知ってもらうPRなどについても考えていかなければならないと感じた。

(秋田委員)

子育てサロンでは、12時まで業務を行っているが、その後の時間も支援員は在席しており、お昼休みの時間に相談に来る方もいる。この時間であれば、他の親子などがいないため、誰にも相談できないような方でも利用しやすいと思う。社交的なお母さんは、他のお母さんに相談できるため問題ないと思うが、交流が苦手なお母さんの悩みを拾えるようにすることが大切である。

(4)(仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について(報告)

(田村委員)

研修修了予定の2年以内という期間は長過ぎるように思う。また、守らない場合のペナルティなどはあるのか。

(学童保育課)

2年という期間は、国の指針に基づくものである。無資格の場合は、2年以上の実務経験が必要となっている。なお、保育士等の資格保有者は研修の一部が免除される。

ペナルティに関しては特にない。国の指針では、児童40人に対し2名の支援員を配置することとされ、内1名は無資格の補助員でもよいとされている。このため、支援員という資格がなければ、学童保育を運営することができないことになってしまう。

(田村委員)

では、民間施設については配置基準を満たさないと認可しないということになるのか。

(学童保育課)

この事業は認可といったものではなく、国の規定に基づいて市が行う事業である。国も有資格者の状況について承知しているため、但し書きにて最低1名の支援員配置としていることに準じている。民間施設においては、事業を行うための届出が必要になっているため、基準を満たしていない場合には、指導などを行うことになる。

(早川委員)

資格取得には、高等学校卒業者等で2年以上の経験が必要とされているが、今回の改正では、2年以上の経験がなくとも支援員として扱うということか。

(学童保育課)

みなしという扱いで支援員になれるということである。ただし、2年以内に研修を修了するという制限を設けている。

(5)(仮称)柏市送迎保育ステーション事業の開始について(報告)

意見なし

傍聴者

3名

次回開催予定

令和6年3月28日(木曜日)

 

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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