更新日令和4(2022)年3月14日

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令和3年度柏市健康福祉審議会第1回児童健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和3年10月25日(月曜日)

開催場所

柏市役所分室1第1会議室

出席者

委員(敬称略)

川野優、鈴木美岐子、寺本妙子、平石久美子、平野準子、水野誠志、望田八重子、山田聡

議事等

1.幼保連携型認定こども園、保育所及び地域型保育事業の設置の認可に係る意見聴取について
2.柏市保育のあり方検討について
3.児童相談所基本計画策定について

議事等(要旨)

午後2時、定刻になり開会。

議事(1) 幼保連携型認定こども園、保育所及び地域型保育事業の設置の認可に係る意見聴取について

保育運営課担当より資料1に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(川野委員)25ページの北部地域に特に多く保育園が設置されるようだが、これはニーズが高いからということで間違いないか。

(保育運営課担当者)北部地域については、つくばエクスプレスの駅を中心とした開発が何年か続いている状況であり、保育の需要も高いものとして設置を進めている。

(鈴木委員)新園の給食について、基本的には各園自園調理を前提としているのか。17ページの(仮称)あい・あい保育園高柳園については、栄養士1名、調理員1名とのことだが4月当初の利用定員70名を2名で対応できるのか。最近は離乳食やアレルギー対応などの兼ね合いもあり、対応可能か確認したい。

(保育運営課担当者)当該保育園は、市内で他に3施設を運営しており、当面の間はその系列園からの応援が期待できると聞いている。

(鈴木委員)小規模保育事業A型(仮称)柏の葉みらい保育園について、非常勤保育士が多いことで支障は出ないか。

(保育運営課担当者)常勤数が多い方が施設運営は安定すると考えてるが、法人からは「保育士数を多く確保したい」、「シフト制の方が運営を行いやすい」といった意見が出ており、開園からしばらくはこの形で運営すると協議している。

(水野委員)どの法人も自分たちで開設場所を選んでいると思うが、実際に建物を造り始めた後に、すぐ近くに保育園が新設される情報を知ることがある。自身も保育園を造る立場として、もう少し事前情報があると助かると思うがどうか。

(保育運営課担当者)状況については理解してはいるが、諸協議を行いながら認可を進めることから、情報を事前に伝えるというのは現実的でなく難しい。配慮できていない点は申し訳ないと思っている。

(山田委員)1ページの1(1)イ及びウで「保育所の設置(地域型保育事業)の認可をしようとするときは、あらかじめ児童福祉審議会の意見を聞くこととされている」とあるが、ある程度建築が進んでいる今のタイミングで意見を聞くというのは正しい時期なのか見解を伺いたい。

(保育運営課担当者)本審議会のタイミングと整備事業者を決定するタイミングが重なってしまうことから、難しい部分がある。建物を建ててしまうと認可せざるを得ないという現状もある。その中で、委員の皆様にいただいた御意見については、可能な限り事業者に伝えながら整備を進めている。

議事(2) 「柏市保育のあり方検討」について

保育運営課担当より資料2に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(鈴木委員)障がい児・気になる子・医療的ケア児や夜間保育等、様々な特色を持つ子どもたちが増えてきていると実感している。子どもたちを「誰一人取り残さない」ためにも何を保証するかが大きな課題と考える。例えば、公立保育園のあり方を見直す際にはそういった特色ある子どもたちの対応が可能な保育園づくり等を考えていただきたい。公立保育園は老朽化に伴う建て替えや補修などの課題もあることから大きな変革期に来ている。その中で1点、医療的ケア児の申し込みや相談は複数あると思うが、現状受け入れをしていない理由は何か。

(保育運営課担当者)医療的ケア児の受け入れについては、「対応できる医療的ケアかどうか」で線引きをしている。具体的には、まず看護師等と相談・面談を行い、その後主治医の意見を伺う。それらさまざまな意見を加味した上で、再度受け入れ先となる豊四季保育園で対応可能かを検討し、可能と判断した場合のみ入園申込を受け付けている。医療的ケア児の受け入れは令和2年度から開始しているが、現状の実績は0人となっており要件が厳しいというお声を受けて見直しを考えているところである。

(平石委員)医療的ケアを必要とするお子さんの入園希望が増えたということは、医療の発展に伴い救えるお子さんが増えたということかと思う。その反面、医療的ケアが必要な子ども・家族を救う施策が施行されたにもかかわらず、その受け入れ態勢がとれないという自治体側の問題も柏市だけでなく全国的に増えている。背景に看護師の配置が行き届かないという課題も聞いた。今後、柏市で受け入れ態勢を整えるにあたり看護師の獲得についてもがんばっていただきたい。

(保育運営課長)看護師確保に関しては、受け入れを見据えて既に募集しているところではあるが、応募が少ない現状がある。そのため、将来的に看護師に代わる職層として保健師が代替できないか等を検討している。また、入庁した人材を育てる「人材育成」面にも今後力を入れていき、お子さんを安心安全に預かるために制度設計の見直しを図っている。またもう一点、待機児童対策で弾力的に受け入れる保育施設が多い中、更にプラスして医療的ケア児を受け入れられるかといった懸念もあるため、保育スペースの確保についても検討している。

(平石委員)地域別の保育園割合について、北部地域に一極集中しており平等性に欠けると思うが、設置にあたりどういった話がされているのか。

(保育運営課担当者)地域別で見ると、平等性に欠けているように見えるかもしれないが小学校や近隣センターと異なり、保育園には保護者のニーズに合わせて設置するといった考えもある。例えば、車送迎を前提に「遠くても構わないので駐車場がある園が良い」といった意見や「車がなく電車通勤のため駅の近くが良い」という保護者がいる等、別の見方や交通の流れも加味している。また、事業者の公募にあたっては開設地域の指定や限定は行っていない。事業者も希望地域の将来性等を見据えて参入すると思われるので「ニーズのある場所に整備されている」と考えている。

議事(3) (仮称)柏市子ども家庭総合支援センター(児童相談所)基本計画について

こども福祉課担当より資料3に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(川野委員)(仮称)柏市子ども家庭総合支援センターといった総合的な施設ができるのはとても良いと思う。既存の事業や窓口がウェルネス柏にあると思うが、それらは撤退するのか。または、追加で当該施設ができるのか。場所は青少年センター敷地内ということで、交通の便があまり良くないと思うがどうか。

(こども福祉課担当者)既存機能がなくなってしまうのかといった点に関しては、基本的には今ある相談窓口は残す考えで動いている。ただ、家庭児童相談担当については、新しいセンターへ移行する形で検討している。立地については駅前ではないが、実際に相談にくる保護者のかたに話を伺うと、ほぼ100%のかたが車で来所している。特徴のある子を連れてとなると、公共交通機関での移動は難しい面も多いという話も聞いた。以上のことから、駅近で駐車場が手狭であるよりも、駐車場が広く安心して車から出られる場所である青少年センター敷地内を候補地としている。

(平野委員)柏第一小学校の前に「柏家庭児童相談所」の分室があるが、そこもなくなるという認識でよいか。

(こども福祉課副参事)当該場所の所管は千葉県の「柏市児童相談所」となっている。今回はそれに加えて「柏市」として「(仮称)柏市子ども家庭総合支援センター」を開設する予定であることから、現分室については千葉県の判断となる。

次回開催予定

令和4年2月14日(月曜日)

資料

【資料1】R031025【幼保連携型認定こども園・保育所及び地域型保育事業の設置の認可係る意見聴取について】 (PDF:1,687KB)
【資料2】柏市保育のあり方検討懇談会(第1回)資料(PDF:1,459KB)
【資料2】柏市保育のあり方検討懇談会(第2回)資料(PDF:1,491KB)
【資料2】柏市保育のあり方検討説明資料(第1回健康福祉分科会用)(PDF:485KB)
【資料3】(仮称)柏市子ども家庭総合支援センター基本計画(PDF:423KB)

 

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所属課室:こども部こども政策課

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