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更新日令和6(2024)年11月27日
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江口寿史先生に記念イラストを描き下ろしていただきました!!
モブバージョン
ソロバージョン
市制施行70周年を彩る、江口寿史先生のイラスト
市制施行70周年を記念して、江口寿史先生に描き下ろしていただいたオリジナルサイズのイラストを公開しました。
70周年にあたり、柏市では、「これまでの感謝を伝え、これからの柏市への期待を持っていただきたい」という気持ちを込めて、令和6年中に数々の記念事業を行ってきました。
そしてこのたび、この節目の年に新しい形で柏の今をお伝えしたいと考え、幅広い層から支持を集める柏市ゆかりの漫画家・イラストレーターである江口寿史先生に依頼をし、柏の風景を切り取った1枚を制作していただきました。
このイラストは、広報かしわ令和6年11月号の表紙にもなり、大きな話題を呼びました。
「つづくを、つなぐ。」— 柏市の未来へ向けて
柏市では、「つづくを、つなぐ。」をまちづくりの合言葉に掲げています。
この言葉には、みんなが作り上げてきた今を受け継ぎながら、変化を恐れずに進んでいくという思いが込められています。
江口先生の作品が多くの方に長年愛され続けているように、柏市もまた、皆さまに愛され未来へと「つづく」まちであり続けます。
江口寿史先生からのコメント
柏は風景としてフォトジェニックだったり、絵になる情緒、みたいな所がない街に見えます。宿場だった歴史がないためか、千葉県に多数ある昔の関所や流通の名残りの古い町並みなども、(ぼくの記憶と行動範囲の限りでは)ありません。柏と聞いて唯一思い浮かぶ風景は、駅東ロデッキにそびえる回転展望レストランのあった旧そごうビルだったりしますし、そこも現在は解体中になっています。
柏駅は東口も西口も2階デッキ直結で、いわゆる街のシンボルになるような駅舎的なものも駅前広場もない。駅全てが人の行き交う単なる通路なんですよね。情緒や風情といったものを排した機能性だけの街。ぼくが野田市に移り住んだ1970年から柏はそういう街だった。言い方を変えるとかなり先進的なんです。
しかしこの街を行き交う人々の流れは早く太く力強い。その流れは常に絶えない。ぼくはこの街を描く時、「人」は不可欠だと思いました。今回のイラストは柏駅西ロデッキを背景に2パターン作りました。あらゆる世代の老若男女が往き交う「モブバージョン」の動と、ふと人の流れが途切れた時の一瞬を留めた「ソロバージョン」の静。どちらも柏の顔ですが、今回とくに人のいない静かな絵の方に、この街の、空虚さの中に立ち上がる新しい風情や情緒が捉えられた気がしています。
江口 寿史
作品展示
日時・場所
※展示する作品はいずれも同じです。
- 11月27日(水曜日)から12月31日(火曜日)まで
柏髙島屋S館4階 ギャザリングスペース - 12月4日(水曜日)から12月24日(火曜日)まで
柏髙島屋本館S館6階連絡通路
江口寿史 プロフィール
1956年熊本県生まれ。1970年千葉県野田市に転居。県立柏高等学校卒業。
1977年、中学~高校~漫画家デビュー前を過ごした野田、柏、流山を舞台にした『すすめ!!パイレーツ』を週刊少年ジャンプで連載し一躍人気漫画家に。続く『ストップ!!ひばりくん!』も大ヒット、その評価を不動のものにする一方、80年代中盤からはイラストレーターとしても活躍。
時代や流行を鮮やかに表現したポップな作風は、現在も幅広い層からの支持を集め、近年では全国の美術館で作品展も多く開催している。
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