平成30年度第2回柏市男女共同参画推進審議会会議録

1 開催日時

平成30年10月29日(月曜日)午前10時から11時40分

2 開催場所

柏市柏1-7-1-301 パレット柏 ミーティングルームB

3 出席者

(委員)

大村委員、釼委員、山崎委員、中光委員、中倉委員、嶋崎委員、羽山委員、

保田委員、秋元委員、前田委員

(事務局) 

永塚協働推進課長、村山主幹、渡邉主査、伊東主事補

4 議題

(1) 委嘱状の交付について

(2) 会長及び副会長の選出

(3) 第三次柏市男女共同参画推進計画平成29年度実績報告について

(4) 第三次柏市男女共同参画推進計画の改定について

5 議事(要旨)

(1) 委嘱状の交付について

柏市男女共同参画推進審議会委員の委嘱について委嘱状の交付を行った。

(2) 会長及び副会長の選出

委員の互選により、会長大村委員、副会長釼委員に決定した。

(3) 第三次柏市男女共同参画推進計画平成29年実績報告について

事務局から説明を行い、その際の主な意見は次のとおり。

(基本課題1「市の女性管理職の割合」について)

  • 前田委員

女性の管理職の割合が増加しているが、新たに管理職のポストを増設したから増えたのか?

(事務局)管理職のポストを新たに増設したということはない。定年退職者が多く管理職のポストに空きができたことと、管理職を目指す女性が増加したことが要因である。

  • 前田委員

目標値15パーセントというのは、退職者を考えたものなのか。

(事務局)退職者の数を考慮した目標値ではなく、管理職に対する女性の最低限の割合を考え目標値を設定している。

(基本課題2 仕事と生活の調和の推進について)

  • 大村委員

電子親子手帳とはどういったものなのか?

(事務局)携帯やパソコンなどで登録の申請をすれば、アカウント1つで両親がともに、子どもの予防接種の履歴などを確認できるシステムのこと。

  • 中倉委員

電子親子手帳は全国的に普及しているものなのか?

(事務局)他市町村でも取り組んではいる。全国的というわけではないが、柏市では2年程前から取り組んでいる。

  • 山崎委員

電子なのは親子手帳だけなのか?介護手帳とは連携していないのか?

(事務局)連携はしていない。介護手帳版を作成する予定は今のところはない。

  • 中倉委員

母子手帳よりも、電子親子手帳はかなり良い取り組みだと思う。

  • 大村委員

父子手帳は昔からあったが、両親ともに1つのものを共有できる点が良い。

  • 前田委員

電子親子手帳はホームページから登録できるのか?

(事務局)ホームページから登録することができる。

登録者数は大人の数という認識でよいのか?

(事務局)ユーザー数は大人の登録者数。アカウント名でログインすれば見ることが可能。母、父がともに共有しやすい。アプリがあるわけではない。

  • 山崎委員

市が企業と独自に開発しているものなのか?柏市の企業が開発しているものなのか?仕様を変更したい場合はどうすれば良いのか?

(事務局)開発しているのは柏市の企業ではない。使用の変更については確認の必要有り。

協働推進課が担当なのか?

(事務局)協働推進課ではなく、保健所の地域保健課の担当となっている。

  • 釼委員

離婚後などのアカウント管理やプライバシーの問題が気になるところだが、こういった、柏市で行っている良い取り組みを実績報告で紹介することはできないのか?柏市の地域包括支援課が取り組んでいるものには全国的に珍しいものもある。そういった、柏市の取り組みをクローズアップし、1つのトピックとし扱い、紹介することができると、実績報告がより良いものになる。手始めにホームページのURLなどを実績報告に入れてみてはどうか。

  • 中光委員

施策3、学校における男女平等の推進、施策番号63 性別にとらわれない教育の推進について。現場に立っている先生たちに私自身が講義をしている。それでやったつもりになっている。LGBTの提言はできていない。色んな学校に講演をやっているが、先生たちに男女平等、LGBTの啓発をもう少し取り組んでいきたい。男女共同参画は幼少期の教育が非常に大切。今年度は小中学校にもっと普及していかなければならない。一応やっているという体裁になってしまっている。子供たちに広めることができていない。普及させるためには強制的にやる必要がある。

  • 釼委員

施策番号63から67までは担当課にきて説明していただきたい。

  • 中光委員

いじめの防止を目的に教職員へのLGBTにちいての講義が始まった。3年計画でやっている。今年で2年目になる。

  • 山崎委員

あたりまえの状況を作ることが大事。初期の段階では学校の道徳などの授業で取り組んで行く必要がある。そういった授業を受けて、男女共同参画

やLGBTを当たり前のようになった世代が活躍するようにならないと普及はしていかない。幼少期の教育が非常に大切。

  • 中光委員

教育委員会と男女共同参画センターが連携して取り組んでいく必要がある。道徳の時間にLGBTの授業をやっている先生もいる。今後、上手く連携していく必要がある。

  • 秋元委員

子供同士が話し合って自分たちで考えていく必要がある。

  • 中光委員

子供たちとの対話が非常に大切。出前授業をできたらいいなと考えている。何年間かの計画を立てる必要がある。市内の学校60校に強制的に受けさせる必要がある。現場の先生は忙しいため、強引に進める必要がある。

  • 前田委員

性同一性障害は正式な名称なのか?

  • 中光委員

最近呼び方が変わってきた。性別不一致、性別違和、トランスジェンダーと言ったりする。LGBTや男女共同参画の講座は現場の先生を対象に半強制で進めていかなければいけない。LGBTの子供は増えているため、理解する環境を作る必要がある。

  • 釼委員

実績報告だが継続性が目に見えてわからないのが、非常にもったいない。毎年続いて取り組んでいるものを実績報告に書いて欲しい。事業のつながりや商工会議所、人事課などとの連携がわかると、非常に良い実績報告になる。

(4) 第三次柏市男女共同参画推進計画の改定について

事務局より説明を行い、その際の主な意見は次のとおり。

  • 島崎委員

介護人材の確保の目標数値を15人にするということだが、この数値の算出根拠を知りたい。

(事務局)市役所として、人材確保の努力をしていなかったが平成26年から合同就職説明会を開催している。こちらの説明会の評判が良かった。68人は介護の仕事相談会に来た人数。学生をターゲットにした、学生向け介護人材の確保を50人とみて、合計115人となった。

  • 釼委員

数値があまりピンとこない。介護人材が柏市にどれくらい必要なのかというのがこの数字をみてもわからない。根本的な話が入っていないとわからない。

  • 大村委員

特別養護老人ホームの整備の数値をはずす理由があまりわからない。

  • 山崎委員

推進体制の強化について、事業所が男女共同参画センターの講座に参加することが、初期の段階であることはわかるが、社員に対する教育など、事業所の中で具体的なものを作る必要がある。やらせる仕組みを事業所に対して作るべき。

  • 中光委員

企業にはインセンティブが必要。事業所内で、中心になる人、または担当者を事業所につけてもらうようにしてもらう必要がある。

  • 釼委員

参加しましょうという受け身ではなく、市民と市が連携して進んでいく必要がある。

  • 山崎委員

市と事業所が相互に連携していく必要がある。

  • 前田委員

中小企業のワーク・ライフ・バランスや男女共同参画を推進体制を整えるためには、なにかメリットがないと厳しい。事業所に取り組んでもらうためには、まずはメリットが大事。なんらかの指標があると良い。行政は事業所の立場に立って考えたほうが良い。

  • 山崎委員

企業表彰もメリットが事業所にとって、すごくあるというわけではない。中小企業にとってのワーク・ライフ・バランスや男女共同参画に対する、魅力を検討する必要がある。ワーク・ライフ・バランス、男女共同参画を推進することで、企業にとってこういった利益がでるという具体例を市が提示できると良い。

  • 中光委員

経産省のホワイト企業表彰、なでしこ銘柄などがある。表彰されることによって、株価が上がったりする。小さい町の企業も表彰されたりしている。柏市は企業表彰が停滞してしまっている。

(事務局)柏市の商工会議所と考えていきたい。

  • 秋元委員

女性の活躍などを宣伝するものがあるとよい。地域活動、活躍する女性にスポットを当てて、紹介するシステムなどがあるとよい。

  • 保田委員

柏市の女性の起業家にスポットをあてる。市内に住んでいる女性に行政がPRしていく必要がある。流山市は女性のための起業セミナーをやっている。男性が変わるだけではなく、女性の意識も変わっていくようにしたほうが良い。

  • 大村委員

企業表彰はなかなか上手くいかない。もっと男女共同参画やワークライフバランスを宣伝する必要がある。広報などを利用し、企業に宣伝できる仕組みをつくる必要がある。

  • 山崎委員

商工会議所から推薦してもらうなどの対応をとる。個別のやり取りではなく、良い取り組みをしている企業を紹介してもらい、ホームページに掲載するなどして、紹介していく必要がある。費用のことを考えると企業にとって、それだけでもメリットになる。

  • 中光委員

良い市の真似をする必要がある。横浜市、流山市など。男女共同参画センターがパレット柏にあるのは非常に喜ばしい。しかし、ブースの使い道が難しい。センターが設置されているがどのように使えば良いのか分からないというかたがいる。センターから広がりがあると良い。

  • 釼委員

フォーラムなどで、女性起業家と男性起業家の討論などは非常に面白いのではないか。

  • 大村委員

施設は非常に良い。立地が良く、複合的であり、間口が広いなどのメリットがある。センターは今後深める必要がある。深みを持たせる必要がある。

  • 中光委員

チラシの配架などを上手くやり、目にとまるようなセンターにする必要がある。新しい施設をもっと活かして、目立つ工夫をして欲しい。

  • 釼委員

市役所の方が後ろにいるため、近づきにくい。もっと気軽に立ち寄れる雰囲気にして欲しい。団体などの活動を紹介すると近寄りやすいのではないか。

  • 中光委員

センターに興味を持っている人は多いが、素通りしてしまう。利用しづらい。掲示板などがあると良い。

  • 中倉委員

勉強している若い人の目に留まるような場所にして欲しい。

  • 中光委員

外部に委託しているところ。NPOに頼んでいるところは上手い。役所が直営でやっているところは堅い。良い場所なので、もっと活用していって欲しい。

(5) その他

  • 中倉委員

25ページ、37年度の改定率は間違いではないか?

(事務局)打ち間違いであった。次回修正。