平成24年度第2回柏市男女共同参画推進審議会会議録

1 開催日時

 平成24年11月29日(木曜日)午前10時~11時55分

2 開催場所

 市役所本庁舎3階 302会議室(柏市柏5丁目10‐1)

3 出席者

(委員)

 内海﨑会長、秋元委員、荒木委員、小島委員、酒井委員、相模委員、嶋崎委員、釼委員、中島委員、村上委員、山崎委員及び山田委員

事務局

 窪井地域づくり推進部長、高橋協働推進課長、谷口男女共同参画室長、恒岡副主幹及び山﨑主任

4 議題

  1. 柏市男女共同参画推進計画(後期)の進行状況について
  2. 働く男女(ひと)と家庭に優しい企業表彰について
  3. その他

5 議事(要旨)

  (内海﨑会長挨拶)第1回審議会の際には、講座で男女共同参画の基礎を確認した。今回は、審議に入る前に当審議会の役割について確認したい。

 当審議会は、柏市附属機関設置条例により位置づけられ、男女共同参画に関する総合的な施策の推進に関する審議を行うこととなっている。そのため、計画に基く施策や進行状況について、各委員の所属や活動の領域、興味関心のあるところ、市民、子育て中などそれぞれの専門の立場から意見を出すことが役割となってくる。いただいた意見は、すぐに対応できるものはすぐ対応してもらい、現計画から対応が難しいものは、長期的なスパンで取り組んでいけるように、次期計画以降に活かしていければと思う。

 また、現在の計画は、平成27年度までのものであるため、今後、計画の策定に取り組んでいかなければならない。

(1) 柏市男女共同参画推進計画(後期)の進行状況について、事務局より説明した。

 平成23年度の進行状況について、報告書案を作成した。後期計画の進行状況報告は、図、写真、グラフなどを入れ、見やすいものに変更したい。

 その際に出された意見・質問は次のとおり。

  • 柏市で取り組んでいる「女性の基本35」という女性の健康支援事業はどういうものか説明を入れた方がよい。
  • 目標指標の「市職員の女性管理職の割合」は目標が低い。女性自身も消極的なのか。

  →管理職となると負担が大きくなることでためらう職員も多いと思われる。仕事と生活の両立が可能な職場づくりに取り組んでいる。また、管理職になるには試験があるため試験を受けることを上司等からも声をかけていきたい。

  • 女性管理職の割合は、国の目標と比べるとかなり低い。慣例を変えていくことが重要。他市の目標数値を確認した方がよい。男女平等の登用システムならば、女性の管理職がでてきているはず。システムのどこかに不具合があると考えるべき。
  • 保育支援事業の取り組みは、新規のよい取り組みなので、報告書に入れた方がよい。
  • 会議の資料が多い。
  • 生活の実感として、他市と比べ3才ぐらいまでの子育てが厳しいと感じる。一時保育を利用しているが、情報は市からではなく、友人から受けとった。子どもの一時保育は、保育士さんに相談したり、気持ちをリセットしたりするチャンスになる。
  • 子どもが小さいときは情報を自分で検索する余裕がないことも多い。転入時にそれぞれの状況に合ったサービスの情報を渡せるとよいと思う。
  • 子育て中の人が24時間電話相談できる窓口があるとよい。
  • 決まった時間、決まった場所に集まるのは難しいので、お母さんが気軽に立ち寄れる場所を提供するとよいと思う。
  • 保育園で子育ての相談ができることや育児支援センターであることが、子育て中の人に届いていないのではないか。

  →広報、ホームページ以外にどんな情報の出し方があるか、委員からもアイディアをいただいていきたい。

  • 乳児がいる場合は、文字ではなく、人から言葉で伝えることが必要だと思う。地域の市民のかたの力を活用してはどうか。
  • 講演会などの周知は商工会議所にも依頼してはどうか。
  • 市で全てをやっていくのは難しい。地域でいろんなことに取り組んでいる。地域でコミュニティカフェをつくろうとしている。
  • 他市では、公民館ごとに子育て応援隊というボランティア活動をしているところもある。
  • 米国と比べ、日本は行政がやり過ぎると感じる。サービスの提供より、困った人がすぐに話ができることが大切だと思う。また、米国では子どもでもベビーシッターができ、自立心が育つようになっている。自立を促すこととのバランスが大切。自分が子育てや介護をしたときに、本などマニュアルを見るとうまくできなかった。自分で考える方がよいこともある。フレキシブルな発想も必要だと思う。
  • 審議会における女性委員の割合の目標は、50%にしてはどうか。目標達成ができなくても高い目標がよいのではないか。
  • 計画推進は、制度より、個人の意識を変える方が難しい。
  • 行政の課題は、市民と共に考えたり、取り組んでいくことがよいと思う。まずは、啓発のシンポジウムなどに参加していってもらうことも必要だ。

 (内海﨑会長) 施策への取り組みや情報の届け方について、各委員が方法を考えていくことが必要。意見は事務局へ届けてほしい。

(2) 働く男女(ひと)と家庭に優しい企業表彰について、事務局より説明した。

 奨励賞に応募のあった企業は、働き方や地域貢献に取り組まれており、表彰に相当する取り組みをされていると考える。

 その際に出された意見・質問は次のとおり。

  •  応募企業は、通常の表彰には該当しないのか。

  →奨励賞の応募である。表彰の応募の場合は、育児・介護・セクハラ対策・女性の能力活用などの全項目を確認している。

  • 企業が応募したくなる魅力が必要。
  • 今後、応募しやすいように基準などを見直していく必要がある。

(3) その他として、事務局よりシンポジウムの開催予定について説明した。

 平成25年1月26日(土)に柏市男女共同参画シンポジウムを行う。12月15日以降に広く周知していく。

 次回、柏市の男女共同参画に関する意見交換を行うこととした。

6 傍聴

(1) 傍聴者

 1名

(2) 傍聴の状況

 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

7 次回審議会の予定

 2月に開催の予定