平成23年度第2回柏市男女共同参画推進審議会会議録
1 開催日時
平成23年12月16日(木曜日)午前10時~午前11時45分
2 開催場所
柏市柏5丁目10番1号
柏市役所本庁舎3階 302会議室
3 出席者
(委員)
沢田会長、広瀬副会長、網委員、相模委員、内海崎委員、相模委員、酒井委員、柴田委員、藤田委員、堀内委員、山川委員及び山田委員
事務局
窪井地域づくり推進部長、高橋協働推進課長、谷口男女共同参画室長、恒岡副主幹及び沼田主事
4 議題
- 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況について
- 柏市男女共同参画推進計画(後期)について
- について
5 議事(要旨)
(1) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況について、事務局より説明した。
平成22年度の進行状況の資料として参考資料を、中期計画期間のまとめとして中期計画の指標等の推移をまとめた。また、昨年度に計画策定時にいただいた意見を基に中期計画の進行状況に対する意見書案を作成した。
その際に出された意見・質問は次のとおり。
計画の進行状況、中期計画の指標等の推移について
(主に中期計画の指標等の推移5頁、目標3「男は仕事,女は家庭」といった固定的な性別役割分担意識を持たない人の割合のグラフについての意見)
- 調査結果のグラフに、数値を入れた方がよい。
- 国の意識調査では、反対とする意見が多く、西欧でも性別にとらわれない人が多数である。柏市で真剣に取り組むべきテーマだと思う。
- 若い世代の専業主婦志向など、世代ごとの意識も把握していく必要があると思う。
- 個人の考え方を否定するものではない。社会的に性別で役割があることは解消されてほしい。
→数値、年代別の掲載について検討する。
- 調査結果は、賛成が多いのではなく、わからないという回答に流れたと見る方が適当だと思われる。
- 県も同じ調査で、わからないという回答が多い状況になっている。
- 意識調査でわからないという選択肢をつくると、態度留保がでてくると認識しておく必要がある。
- 意識調査の結果は、要因がすぐにはわからない。世代別は、国と比較してはどうか。
- 国は、意識調査の回収率がよい。
→国は調査員が個別面接聴取を行っている。次回は、試行的にインターネットからも回答可能にするなど、工夫したい。
意見書について
- 意見では、これからも暴力の防止について、取り組んでいくことを要望したい。
- デートDVについて、相談できる場所があることを情報提供していく必要がある。友達関係から抜け出すには勇気がいる。
- 高校で、さらに理解し、取り上げていく必要を感じる。
- 大人のDV防止の方が難しいかもしれない。潜在的で外からわからない。
- 柏市でDV相談件数が少ないのは、相談できないでいる可能性もあると思う。
- 暴力の種類は、DV、デートDV、児童虐待、高齢者虐待の4つがあることを認識していってほしい。
意見書修正事項
- 文言の追加 目標4-2 カリキュラム→隠れたカリキュラム
- 文言の訂正 目標6-1 社会情勢の変化などに→利用者の多様なニーズに
- 文言の追加 目標8-1 啓発→相談支援等の啓発
(2) 柏市男女共同参画推進計画(後期)について、事務局より説明した。
後期計画の進行状況については、図、グラフ、写真なども用いて、分かりやすく周知していきたい。
その際に出された意見・質問は次のとおり。
- 男女共同参画の視点欄に記載する1~5までの数字の説明を各ページに記載した方がよい。
- 各課ごとにページを作るのか。
→複数の課で連携している場合もあるので、全課でなく、特に取り組んだことを発信していきたい。
- そうなると各課の取り組みの視点が出てこない。担当課からのコメントがないと各課で男女共同参画の意識が広がらない。少し書き込んでもらうようにした方がよい。
- 自己評価や、今後の課題も記載する必要がある。
(3) 働く男女(ひと)と家庭に優しい企業表彰について、事務局より説明した。
調査票作成に協力いただいたエントリー企業は、育児・介護休業制度などが充実しており、セクシュアル・ハラスメントの対策も複数講じており、女性の能力活用にも努めている。表彰企業として事務を進めてよいか、お諮りしたい。
その際に出された意見・質問は次のとおり。
- 地域の企業に手をあげてもらうには、どうすればよいか考えていく必要がある。
- 他の自治体で、「認定企業」として期限を決めて、企業に参加してもらう事業をしているところがある。
- 育児休業中は、健康保険から脱退するのか。
→加入したまま休める。
- 柏市の調査票は、内容が細かいと思う。審査項目に地域貢献をいれている自治体を参考にしてはどうか。地域貢献は清掃活動などでもよい。
- 地域貢献で応募しやすいだけではだめだと思う。
- 地域密着型の企業を応援していくのがよい。
- 働きやすいだけでなく、子育てに専念した場合でも、復帰できる社会が安心だと思う。
- 調査票の総合点数が低くても、特別な取り組みがある企業を表彰できる「奨励賞」の企業を見つけてほしい。
- 国もポジティブアクションを進めている。企業からすると男女共同参画の評価を受けることは、ハードルが高いと感じるかもしれない。認定企業は入札の時に有利なるなど、メリットについても考えていく必要がある。
エントリー企業については、表彰企業として事務を進めてよい旨が了承された。
(4) その他として、事務局よりシンポジウムの募集開始について、柏市インターネット男女共同参画推進センター「参画eye」のキャラクター2体の名前(「さんかくちゃん」「あいちゃん」)について報告を行った。
6 傍聴
なし
7 次回審議会の予定
2月開催予定