平成22年度第4回柏市男女共同参画推進審議会会議録
1 開催日時
平成22年11月18日(木曜日)午後2時~午後4時
2 開催場所
柏市柏五丁目8番12号
中央公民館 4階 会議室(3)
3 出席者
(委員)
沢田会長、広瀬副会長、網委員、内海﨑委員、相模委員、柴田委員、鈴木委員、藤田委員及び山田委員
(事務局)
秋山市民生活部長、中山男女共同参画室長、恒岡主査
4 議題
(1) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況について
(2) 柏市男女共同参画推進計画(後期)について
5 議事(要旨)
(1) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況について、事務局より説明した。
平成21年度の施策の実施状況と併せて公表する参考資料を作成した。
その際に出された意見・質問は次のとおり。
・資料のデータが平成21年度のみでは、データとして古い。
平成22年度の数値も併せて記載できるものがあると思う。
・平成21年度の進捗状況を示すため資料なので、掲載する場合、データの見せ方などに配慮が必要である。
(2) 柏市男女共同参画推進計画(後期)について、事務局より説明した。
審議会から出された意見を基に一部、修正・調整を進めている。
その際に出された意見・質問は次のとおり。
・幼児教育は、生物学的視点での性別への配慮だけでなく、社会的性別にとらわれないということが大事ではないか。
・性自認をする時期なので、性別に配慮することも大切である。
→「社会的性別」について、追加したい。
・「男らしさ」や「女らしさ」があって、「自分らしさ」を発揮することもあると思う。全体的に「男女共同参画」のあり方は、変化していくようにも感じる。
・学校教育の取り組みで「生徒間同士の暴力の防止等」とあるのは、「いじめ」全般のことか。
→性的ないじめや事件は、男女共同参画と関連があるものも多い。担当部署が、男女共同参画の視点をもって取り組めるように情報提供等に努めていきたい。
・地域活動の場では、協議会や町会の会長に女性がほとんどいない。現実の難しさを感じている。
・男女共同参画の推進は、全庁的に取り組まなくてはならない。国では、最重要課題と位置づけている。推進には、意識を持って職員が取り組むことがまず、何より大切だと思う。
・子育て関係の相談窓口が複数あるが、1つにすることはできないか。
・DV等の相談のチラシにも窓口が複数記載されている。
→それぞれ異なる専門性を持ったものとなっている。
また、地元で相談したくない場合や、気持ちが不安定な場合など、相談先が複数ある方がよいこともある。
・高齢者支援には、介護や痴呆の予防が含まれているか。
→介護等については、予防も大事なことと捉えている。
また、地域包括支援センター等では、予防のほか、相談事業も行っている。
・農業におけるパートナーシップは進んでいるか。
・現在、女性の農業委員が2名いる。個人経営なので、家族で力を合わせてやっている。現状では、女性が委員になると負担が増えるように思う。
・個人経営の場合、扶養控除等の税制が見直しされないと、収入を夫婦がそれぞれに受け取るのは不利益だと思う。
→国の後期計画案には、税制の見直しも含まれている。
・雇用の場では、インセンティブの付与やポジティブアクションが効果的だと考える。
→担当部署との協議や理解を深めていくことが更に必要。並行して男女共同参画が推進されている企業の認定など、他のアイディアも探っていく。
・男女共同参画都市の宣言や条例は、前向きな表現に見直しをしてほしい。
→宣言は、県内では1市のみ。全庁的な取り組みの中で検討を図りたい。計画案の記述については、再検討する。
・関係機関との連携には、「近隣の大学」を加え、講座等で連携してはどうか。
→連携を呼びかけていく方向で検討したい。
・男女別統計は「ジェンダー統計」や「公表」ということを入れてはどうか。
→内容について検討したい。
・女性の参画について「35%」という目標は「女性委員の割合」のことではないか。
→委員指摘のとおりであるため、評価指標の目標値の中で、見直していく。
6 傍聴
(1) 傍聴者
なし
7 次回審議会の予定について
12月16日午後3時から開催予定