平成20年度第2回柏市男女共同参画推進審議会会議録

1 開催日時

 平成20年10月7日(火曜日)午後3時~午後5時

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号 柏市役所第2庁舎5階 第2委員会室

3 出席者

(委員)

 沢田会長、広瀬副会長、網委員、飯塚委員、石井委員、石橋委員、江幡委員、大場委員、藤田委員、山川委員及び山田委員

(事務局)

 酒井市民生活部長、飯村男女共同参画室長、野戸主査及び恒岡主査

4 議題

(1) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況(平成19年度分)ついて

(2) 働く男女(ひと)と家庭に優しい企業の表彰について

(3) その他

5 議事(要旨)

(1) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の進行状況(平成19年度分)ついて、事務局より説明した。

・同進行状況の報告書は、前回提示した案の一部を訂正し、参考資料を加え報告書を完成させたい。

・参考資料は、柏市の男女共同参画社会に関する市民意識調査

  (H17年)、国の世論調査(H19年)、県の県民意識調査

  (H16年)データのほか、県内上位市や近隣市との比較を掲載。

・修正は、主に数値の修正。保育園入園待機児童数の捕らえ方を国の通知に基づき変更。県への報告件数と一致している。待機児童数最新人数は、20年9月1日時点で94人。

・前回審議会で質問のあった性教育については、近隣センターで「命と性」、「思春期」、「子育て」、「シニア」をテーマにした講座を実施。学校では、学習指導要領に基づき、すべての小中学校で発達段階に応じ、性教育を行っている。

その際に出された意見・質問は次のとおり。

・審議会等における女性の割合について、市によって付属機関の数は異なると思うが、我孫子はすすんでいる。研究を行い、推進を。

→昨年度、副市長から各所属長に対し、女性委員の積極的な登用について通知。今年度は、依命通達を出し、女性委員の割合が目標値を下回っている部署のヒアリングを行うなど積極的に推進している。担当課が女性委員割合を意識することになり、委員が改選するごと改善していくと見込んでいる。

・管理職の女性が少ない。以前は、女性が試験にチャレンジできない風土であったのか。

→かつて昇進試験を受ける女性が少なかったことが現在の構成に結びついている。過去の職場環境も現在と異なっていた。現在は幅広い職場に女性が配置されているうえ、試験を受ける人も増えており、今後、女性管理職の増加が見込まれる。

・管理職は能力が伴わなければならない。計画的に育て、登用していくことが大切。

・待機児童数、原因と対策は。公設保育園を増やせないか。

→市の財政状況との兼ね合いがある。定数の弾力化と民間保育園への助成を行っている。今年度は、民間認可保育園3園が開園。

・保育園の駅前開設は、よいと思う。幼保一元化は?

→把握していない。病後児保育や民間保育園、家庭保育福祉員制度などさまざまな保育がある。

・K-Netの登録者(要援護者)どのぐらいいるか?

・支援する側の人にどのぐらい女性がいるか?平日の昼間は、支援する人が男性ばかりの場合、機能しないのでは?

→防災に確認し次回に回答。

・昨年提供の実践指導事例集は、教職員研修に活用された。保護者のかたにも活用されるよう引き続き希望する。

・講座は介護中、育児中のかたが参加できるか、夜、休日などに実施しているかなどヒアリングで確認を希望。

・女性が働く時に参考となる法令、育休制度、保証、パートの待遇、休暇制度などをまとめた冊子を作ってほしい。労働環境厳しいため、権利を自分で知ることが大事。

・DV相談件数が少ない。DVが実際に少ないと解釈すべきでない。「女性のこころと生き方相談」は、木曜日だけでは足りないのでは。

→相談件数は、広報、児童、参画分門を合わせたもの。柏市内には、共生センターもある。昨年度は保健所の相談の利用者もいるはず。

・的確に把握し、施策に反映しないといけない。

・相談内容も把握し、個人の問題解決と必要に応じ、市の施策に反映してほしい。

→DV連携会議など関係課と連携できるよう調整している。関係課と情報を共有できるように引き続き努めたい。

・共生センターは、柏市民の利用が多いと県で把握している。

(2) 働く男女(ひと)と家庭に優しい企業の表彰について、事務局より説明した。

・企業表彰について要領を定め、実施について整理した。

・市内企業の努力を評価できるよう、「奨励賞表彰」を追加。

・ヒアリングで詳しく内容を聞いた上で、次回案を報告。その際に出された意見・質問は次のとおり。

・正社員総数に対して管理職の割合が多いように感じる企業がある。慎重に検討を。

・過去にエントリーした企業もさらに改善していると期待。

・落選企業への対応は。

→応募に対するお礼状を送付。

・応募が少ないのは応募するメリットが感じにくいからか。

・受賞が入札のポイントになる市もある

・過去表彰企業の優れていたところは?

→育児、介護、セクハラ対策、女性の能力活用など全般が優れ、育休などの実績が伴っていた。

・市内に本社がある企業は、特によい点や努力の評価を。

・少子化対策として企業が環境づくりをすることは重要。

・全国的にも男性の育休取得はまだまだ難しい。

・法律では、育休は1年。実際に1年の企業が多い。

・県の表彰のように中小企業からも表彰したい。

・企業表彰についてPRをもっと行うべき。

・企業表彰の評価のなかの次世代育成行動計画の項目は300人以下の企業は、法定でないため、マイナスする必要はない。

→そのようにしたい

・ヒアリングは、応募企業すべてに実施したほうがよい。

・被表彰企業に講演会をやってもらっては。

→千葉県主催のセミナーで地元の企業の事例発表をする。

・社員と企業の職場環境の認識に違いがないか確認できるか。  

→制度の有無と実績の数値で判断していく。

・社員の年齢が育児世代でない場合も。年齢層確認しては。

→ヒアリングでできるだけ確認する。

・ヒアリングに審議会員が同行しては?

→現在は、職員で行うが検討の余地はある。

・今回は時間がないため、職員にまかせることとし、この審議会の意見を活かしてほしい。

6 その他

・審議会委員の有志で意見交換等、実施希望あり。

・フリートークのご意見、ご感想を参画eyeに寄せてほしい。

・「女性に対する暴力をなくす運動」街頭キャンペーンを柏駅前で実施する。 

・11月の「つながるまち☆フェスタ」において例年、男女共同参画シンポジウムの分科会に相当する講座を実施する。

7 傍聴

(1) 傍聴者

  なし

8 今後の開催予定日時

  11月21日(金曜日)午後1時30分~