柏市男女共同参画推進審議会会議録 平成18年11月17日

1 開催日時

平成18年11月17日(金曜日)午後3時~午後5時

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号 柏市役所第1庁舎5階 第5、6委員会室

3 出席者

(委員)佐藤会長、沢田副会長、鈴木委員、吉岡委員、広瀬委員、網委員、藤田委員、倉持委員、菊地委員、山田委員、黒須委員、井上委員

(事務局)丸山市民生活部長、石井市民生活部次長、飯村男女共同参画室長、藤田副主幹、山﨑主任

4 議題

(1) 企業表彰について

(2) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の評価方法について

(3) その他

5 議事(要旨)

はじめに、前回の会議録について確認した。その際、各委員から出された意見は次のとおり。

  • 非正社員という表現は差別に繋がるのではという指摘があったかと思うが、会議録で使用されているのはなぜか。→前回の調査票で使っていた表現で、この項目は削除することになったため、前回の表現をそのまま使用した。

(1) 企業表彰について

企業表彰の応募状況、調査内容、PRポイント等について、事務局から説明した。
応募があった企業等の中から、最終的に柏に本社がある企業と全国規模で展開している企業をそれぞれ1社ずつ選び、表彰することとしたい。本日の審議会で、候補を概ね4社程度に絞り、ヒアリングを行う。その結果を12月の審議会に諮り、表彰企業2社を選定する旨を説明した。また、表彰の実施は、中期計画の期間である5年間を予定したい旨を説明した。各委員から出された意見は次のとおり。

  • 判定基準を定めてほしい。(表彰する企業は、)審議会で決定する事項ではないのでないか。本来、事務局で決定するのでは。
    →審議会は決定機関ではないが、諮問機関であるので、企業表彰についても審議をお願いしたい。
  • 女性の管理職の割合がかなり高い企業もあるが、専門職であると予想される。一般の企業と同じ基準で考えてよいものか。
  • 専門職であっても労務管理の仕事もすると考えると、評価しても良いのではないか。
  • 再雇用制度などは子育て中の女性にとって望ましい制度で注目に値する。このような制度は珍しいのか。
  • ある企業が再雇用を行っているという記事を読んだ事がある。
  • 条件付で1歳6カ月まで育児休業がとれるというのはどのようなことか。→子どもを預ける先が見つからなければということで、これは法定のとおりである。
  • 再雇用制度は企業の状態によっては実現できないこともある。育児休業の方が制度として確実性があるのでは。
  • 2社を表彰するという事務局の意見だが、いいところはすべて表彰しても良いのでは。
  • 企業を選定して表彰するので説明責任がある。分析指標を決め定量的な項目はそれで評価すればよいが限界がある。また、ヒアリングもどのような項目を聴くのか審議会で諮ればよいのでは。
  • 評価は加点主義でやるべき。実績よりも経営理念が重要。また市の男女共同参画への理解度と協力度、男女共同参画を経営理念に位置づけているかをヒアリングの項目に入れてほしい。
  • 男女雇用機会均等法から20年が経ち、企業努力等で以前はやっていないものをやるようになった。そのようなことを奨励すべきでは。
  • 残業ゼロを目指すという企業の姿勢は評価できる。
  • 育児休業などの実績の期間は→平成14~18年度であるが、平成17~18年度で記入しているところもある。
  • 企業表彰でM字型曲線の底をあげたいのはわかるが、実態は違う。
  • 最も評価すべきなのは女性の能力活用であるから、項目によって点数を高くするなど、差をつけては。
  • 表彰の際はそれぞれの企業でポイントを絞ったコメントをつけては。
  • 全国で展開している企業ではなく、柏市に本店がある企業に絞っていいのでは。→今回は市内に事業所がある企業等を募集しているので、これから柏市に本店がある企業に絞るのは難しい。
  • この審議会での意見等を参考にヒアリング候補の企業については、事務局で決定しては。→事務局で決めることとする。

(2) 柏市男女共同参画推進計画(中期)の評価方法について

まず、前回審議会で提案したとおり、評価指標を設けて計画の評価を行う旨を確認した。続いて柏市男女共同参画推進計画(中期)の評価方法について、事務局から説明した。
各委員から出された意見は次のとおり。

  • 指標項目の中に何カ所か意識調査によるものが入っているが、すべての人が同じであればいいのではないと思う。専業主婦の方でもそれぞれが納得していれば平等であると思う。実際に誰が家事をやっているというのならまだしも、意識のようなあやふやなものを項目に入れるのはおかしいのでは。
  • 誰が家事をやっているかは問題ではない。誰が家事をやっていてもそれを納得しているかどうかが問題であるから、意識が重要になる。
  • 項目により、意識調査のような意識をはかるものと、そうでないものが混在しているのはおかしいのでは。→意識調査は毎年度行う事ができないため、意識調査のみを指標の項目にすると毎年度の評価基準がなくなる。
  • このような評価基準を設けるのは難しく、県でも苦肉の策として意識調査の項目とそうでないものを設定している。
  • 今までの評価よりはわかりやすい。見えなかったものが見えるようになった感じ。
  • 目標3はどちらも指標の項目が意識調査になっている。これでは5年に一度しか評価できないのではないか。→指標とは別に講座の参加者数などを出すことができる。

(3) その他

特に意見は出なかった。

6 傍聴

(1) 傍聴者 1人

(2) 傍聴の状況 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

7 次回開催日時

12月22日(金曜日)午後3時~