柏市男女共同参画推進審議会会議録 平成18年7月18日
1 開催日時
平成18年7月18日(火曜日)午後1時30分~午後4時
2 開催場所
柏市柏五丁目10番1号 柏市役所第1庁舎3階 306会議室
3 出席者
(委員)
佐藤会長、沢田副会長、内海崎委員、吉岡委員、広瀬委員、網委員、石井委員、倉持委員、藤田委員、黒須委員、山田委員及び井上委員
(事務局)
丸山市民生活部長、石井市民生活部次長、飯村男女共同参画室長、藤田副主幹及び山﨑主任
4 議題
- (1)柏市男女共同参画推進計画の進行状況(平成17年度分)
- (2)柏市男女共同参画推進計画の進行管理
- (3) 企業表彰
- (4) その他
5 議事(要旨)
(1)柏市男女共同参画推進計画の進行状況(平成17年度分)
平成17年度の柏市男女共同参画推進計画の進行状況について、事務局から説明した。その際、計画に事業名が入っていなかったため、記載していなかった職員の意識調査について、目標3(2)1.職員研修の実施 に記載することを事務局から提案し、了承された。各委員から出された意見は次のとおり。
- 達成度は各事業の担当課が決めているのか。→担当課で自己評価している。事務局がヒアリングで修正することもあるが基本的には各担当課が達成度を決めている。
- 調査の回答をするのは担当者か。→回答者は担当者、係長(担当リーダー)クラスで、課長の決裁を受けて提出される。
- 目標12の「女性管理職への積極的登用」で具体的にはどのように、担当課に働きかけているのか。→ヒアリング時に働きかけている。→これまでのやり方だと進んでいかないのではないか。
- 柏市の女性の管理職はどのぐらいの割合か。また、それは、全国と比較してどうなのか。→柏市は3%ぐらいである。全国の具体的な数字は今わからないが、県内の上位4市と比べると低い。
- 管理職選考試験は何歳ぐらいから受けられるのか。また、現在の女性の管理職は子育て経験者か。→40代半ばぐらいである。現在の女性の管理職は結婚している人が多い。
- 民間でも女性の管理職の割合は低いといわれている。ここは行政が率先して見本を見せるべきだと思う。柏市もせめて全国平均ぐらいにはなってほしい。
- 計画の評価は第3者が評価するべきだと思う。評価時に審議委員を数人入れるなどできないものか。
- 「男性が家庭責任を担うための支援」では、男の料理教室などの講座が掲載されているが、参加者のほとんどは年配者だと思う。子育て世代の男性の参加はほとんどないのではないか。→育児世代の男性の参加は重要であるが、この部分は退職後の男性の生活的自立についても触れている部分である。→行政としては参加者の年代も捉えていくことはとても重要で、どの世代がどれだけ参加したかということも捉えていくべきでは?
- この進行管理は柏市だけのデータなので比較できない。国や県と比べてどうだという部分を知りたい。また、とても見づらいのでレイアウトを工夫すべきだと思う。
- 報告はもっと詳しく、わかりやすく。もっと情報開示してほしい。
- 国や県の白書のようなものの柏市版を作ったらどうか。毎年、これだけの分量を評価するのは大変なので、年度で評価する部分を分けては?
- この計画をどのように職員に周知徹底しているのか。まず、職員に「なぜこの計画が必要なのか」「担当事業が計画の中でどのように位置づけられているのか」をきちんと理解してもらう必要がある。
- 子どもに対する「性」や「暴力」などの情報の氾濫には目を覆うものがある。それなのに男女共同参画室が担当部署である「メディアにおける女性の人権の尊重」の部分が「全く進んでいない」となっている。早急に取組むべきだ。→県の青少年育成条例でそのような情報には規制をかけられるのでは?
(2)柏市男女共同参画推進計画の進行管理
柏市男女共同参画推進計画の進行管理の現状と問題点について、事務局から説明した。各委員から出された意見は次のとおり。
- 「達成度の区分」は、a~fに無理やり当てはめているように思う。表現を変えるなど工夫をすればいいのでは?
- ここで言うべきことではないかもしれないが、男女共同参画室は計画の進行管理を行い易くするために、全庁的にリーダーシップをとれる「企画部」や「総務部」にあるべきなのでは?
(3) 企業表彰
企業表彰について、事務局から説明した。各委員から出された意見は次のとおり。
- 毎年行うと企業がなくなってしまうとのことだが、3~5年に一度ではだれてしまう。毎年の方が定着するのでいい。表彰の対象は企業だけに絞らず、市民活動団体、NPOや個人、あるいは市の職員などにも広げてもいいのでは?
- 表彰自体は珍しい試みではない。表彰するのならば柏市のオリジナリティーにこだわってはどうか?
- 対象企業がなくなってしまうということだが、何かひとつだけでも改善できれば表彰しても良いのでは?
- 毎年表彰するとしても、「該当なし」という年があっても良いのでは?
- 同じところを表彰してもいいのではないか。
- 情報の収集については、折衷案(規模別でアンケートをとり、公募もかける)がよい。また、独自の調査票で毎年または2年に1回やるのがよい。
- 次回の審議会までに調査票のたたき台を作って送ってほしい。
(4) その他
- 会議の進め方として、まずは前回の会議録の確認から始めたらどうだろうか?案件によっては承認が必要になるものもあるのでは?→事務局で前回の会議録に沿って説明。→次回以降も事前に前回分の会議録を作成し、事前に送ることとする。
- 前回提案のあった委員用の備忘録については、委員が持ち回りで作成するものとする。
- 今年度のシンポジウムの日程は土曜から火曜日に変更になったようだが、アミュゼでなく、中央公民館でも土・日は無理なのか。→中央公民館だと人数のキャパシティがないので、できない。来年度からは土曜日にアミュゼで行う予定である。
- シンポジウム等で中期計画をアピールするものを作れないか。何らかの形でアピールしてほしい。
6 傍聴
- (1) 傍聴者 5人
- (2) 傍聴の状況 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。
7 次回開催日時
9月25日(月曜日)午後3時~