市民活動のひろば:市民公益活動支援センターを考える会 第3回議事録概要版
- 日時 平成17年5月30日(月曜日) 午後2時~4時50分
 - 場所 柏市役所第一庁舎3F 306会議室
 - 参加者 塚越忠夫・四元恒慈・吉田孝子・保田行弘・高田昭治・山岡平三・中村典道・岡田幸男・吉村友佑・高橋昌代・大島安輝子・松田月子・小島琢夫・諏訪部正敏・藤田哲也・鬼澤徹雄・後藤能成・・・合計17名他、事務局5名 (欠席)土谷和光・増田泰子・岡田哲郎
 - 次第
 
- 事務局から 5分
 - 視察の報告(事務局から) 10分
 - 今後の論点の洗い出し(グループワーク ※A・B混ざらずに) 40分
 - 全体での共有 30分 ―休憩(5分)―
 - 事業内容の検討1.(グループワーク ※A・B混ぜて)60分
 - 事務連絡
 
次第では上記のような予定であったが、メンバーより会の進め方について意見が出されために、今回は以下のような5点について全員で話し合うこととした。
- 会の進め方について
 - 議論のスタートをどこに置くべきか
 - 支援センターのあり方(一番のコンセプト、役割、期待すること)
 - 決定事項と次回について
 - 事務連絡
 
1.会の進め方について
「議論の方法」「会の回数」「メーリングリスト」「グループワーク」「会の原則」について様々な意見が出された。 議論の方法
- 設置を議論の前提とせずに地域資源について検討し、そもそも支援センターが必要かどうか考えるべき
 - 市民公益活動の環境の整備のため、支援センター設置を前提に検討するが、最終的に既存の施設で十分であるという結論でも構わないのでは
 - 支援センターは箱物ありきではなく、機能をどこかに委託するなど、レベルはある
 - 事務局が全て決めるのではなく、意見を自由に出し合い、意見書を作る方がいい
 - 目的に合わせ優先順位を決めないと、何も決まらない
 - 先に、方法・主体・資金を考えながらニーズを考えたい
 - 腹を割って話せる場が必要(意見を出せない人もいる)
 - アンケートに反映されていない市民の意見も考慮すべき
 
会の回数
- タウンミーティングまでに、意見を集約しないと市民にイメージは伝わらない。
 - 松戸は150回会議を開いたらしい。柏ももっとやるべき。
 - 会の回数は現在の予定より増やせる
 
メーリングリスト
- メーリングリストが機能していない。
 - メーリングリストと課題と宿題を有効活用し、意見を集約したものを会議の場に。
 - やはりメーリングリストは面倒である。
 
グループワーク
- グループワークで意見をまとめるのは難しい。
 - グループワークは、意見をまとめるものではなく、意見を出し合うためのものでは
 
会の原則
- 本来一つの団体から一人の参加にするべきだったのでは
 - 団体内でもそれぞれ意見は異なるから良いのでは
 
2.議論のスタートをどこに置くべきか
議論のスタート地点について、「議論しながら考える」「場所から」「機能から」「既存のサービスとニーズの検討から」という大きく分けて四つの意見が出された。 議論をしながら考える
- 優先順位を決めなければ、議論が終わらない
 - 議論してみないとイメージしづらい
 - 考えすぎるときりがない
 
場所(ハード)から
- 予算の限界・議論の効率上、先に場所を決めるべき
 - 制約条件を市から出して欲しい
 
機能(ソフト)から
- 求むべき機能は四つしかない
 - 情報センター、交流促進。事務作業機能の中からメインの機能を決めよう
 - 既存の社協等では出来ない機能を考える
 - 資源や場所は後でも考えられる。先に機能を決めよう。
 
既存のサービスとニーズの検討(その後、設置の是非を検討)
- 場所ありきの議論は避けるべき
 - 活用方法・社会資源・機能を皆で出し合ってみる
 - 第一回会議で出し合った内容を再度繰り返さないように。
 - 既存サービス(市、NPOSCC、社協ボラセン)は誰かを呼んで説明の予定
 - 要望を出し合うことはアンケートと重複するのでは
 
3.支援センターのあり方(コンセプト)
他の支援センターの課題と理想のコンセプトについて様々な意見が出された。また、後半部において、「支援センターに期待すること」を一人三分で発表した。
他の支援センターの課題
- 我孫子も松戸も北区も浦安も課題が多いようだった。
 - ニーズに合っていない、NPOを育てていない、市民の求めるものが見つからない
 - 視察に行った北区や浦安で学んだ課題は克服したい。
 
理想の支援センター
- 柏市の地域特性に合ったものがいい。「柏らしさ」を。
 - 行政と市民の協働、新しい街づくりをやっていくのが核になると思う。
 - 支援対象を絞ったほうがいい
 - 市民ファンドの活動
 - 資金集め、民間にうってでるようなチャレンジ精神
 - ニーズづくり、マーケットづくり、市民活動の活性化
 - 自主自立でやっていける方法の模索
 - 目的は行政だけでは担いきれないニーズにこたえるための行政サービスに代わる市民公益活動を活性化するため、力を持っていくため
 - つながりづくり、市民活動の底上げ、裾野の拡大を三つの柱とするのはどうか
 - 共に助けあう地域づくり
 
4.決定事項と次回について
以上のような議論をふまえ、次回は既存の地域資源サービスの比較検討を行い、その後支援センターのコンセプトを先に決定し、そこから順次各機能について議論を進めることとした。
決定事項
- 事務局は、話し合いをまとめて、整理し、たたき台をメーリングリストで流すこと
 - 次回テーマ・言い足りなかった事・各自の理想などをメーリングリストで意見交換する
 - 言葉の整理、議論を進める上でのルールを作る。
 
次回について
- 地域資源の情報交換
 - メイン・コンセプトの決定
 

