平成27年度第7回柏市男女共同参画推進審議会会議録

1 開催日時

平成28年1月29日(金曜日)午前10時~正午

2 開催場所

市役所本庁舎3階 庁議室(柏市柏5丁目10‐1)

3 出席者

(委員)

 内海﨑委員、澤登委員、秋元委員、小島委員、嶋崎委員、釼委員、中島委員、村上委員、山田委員、山中委員

事務局

石橋地域づくり推進部長、藤田男女共同参画室長、宮本副主幹及び渡邉主任

4 議題

  1. 新柏市男女共同参画推進計画について
  2. 企業表彰について
  3. その他

5 議事(要旨)

(1)  議題(1)の審議に先立ち、配布資料の確認をした。続いて、昨年12月8日から1月12日の期間で募集された計画案のパブリックコメントについて、その結果と、いただいた意見に対する市としての考え方について事務局から説明をした。各意見に対して、審議会から出された意見は次のとおり。

意見1.について

  • 一度体系図の中から推進体制が外れていて、前回計画の際にまた入れたのは、外れていたから進行管理ができなかったのではなく、何か指標を設けなかったなど理由があったのではないか。

→一度推進体制の中から外れていたのは、平成2年度から平成12年度までの計画のことだと思うが、別枠から矢印が延びていて体制の中には入っていた。

  • 今回体系図から外したのは、市の姿勢として計画の進捗状況をしっかり把握していくため。その意思の表れとして特出しして強調するために外している。
  • 枠から出して強調するのであれば、何か「重点取り組み」等の表記をした方がいいのではないか。
  • 冊子の説明の中になぜこうしたのかを標記しておくといい。
  • この推進体制は、これが上の施策を支えているということがわかるように、下から矢印等を伸ばすなどしてみるのもいいのではないか。

→推進体制の標記について、事務局で再考することとなった。    

意見5.について

  • この件についてあまり踏み込みすぎてしまうと難しい部分がある。
  • 出生数を載せる意図を説明できないとまずい。国ではどういった指標を出しているのか。国の計画を確認してみるといい。
  • 様々な問題が絡んでいるので、市としてはこれをベースに現実として受け止めて、この現実をどうしていこうということなのではないか。
  • 柏市の現状の中でもう少し意図を説明するのはどうか。
  • 出生数の推移は柏市と全国を並べて掲載しておいた方がいい。

→グラフはこのまま掲載し、説明や配置を考え、このグラフを掲載した意図をはっきりさせておく。

意見15.について

  • 感じ方の問題だと思う。
  • 「市民の取り組み」だと言い過ぎに感じる。
  • 事業所の中でも千差万別。いろいろな事業所があって、こうであって欲しいという願いはそれぞれ働いている方もあると思うので、このままでいいと思う。
  • 期待を込めて、「お願いしたい」という市の思いが入っているので、このままでいいのではないか。

→このままの形で計画を進めてみて、見直しがあるようなら3年後また検討する。

意見16.について

  • 市の考え方の経済弱者について、各年代において特に女性が経済的弱者であるという現実があるというのは本当か。
  • 女性の貧困の問題は国の計画を見てもそうだが、男女共同参画としてはやはり取り立てて取り組んでいくべき問題であると思う。しかし、この段階で計画の全体に入れるというのはかなり時間がかかり、計画全体をバラさなければいけなくなる。本審議会としては是非、3年後の計画の見直しの際に、計画全体に女性の貧困、子どもの貧困、一人親世帯、単身の高齢者の貧困の問題に関しても、きちんと精査するとをいうことを計画の中に入れてもらいたいと思う。 

意見10.について

  • 具体的な施策の中に、各種法律と施策があるので、言い方に違和感がある。

→「広報紙等」という標記を取り、女子差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法、女性の活躍推進法、育児・介護休業法、DV防止法等各種法律や制度の周知とする。また、計画の資料として女子差別撤廃条約を入れる。

意見9.について

  • 企業表彰のインセンティブについて、3年後の見直しをかけることについては、ここで会議録として残るだけでなく、計画を市民が見直した時にきちんとわかるようにすることが大事だと思う。計画の中に、見直しをかけることを市民がわかる表記をしてもらいたい。

意見12.について

  • 休日・夜間の相談についてニーズを把握しながら検討することについても、現在、子どもの虐待、女性への暴力の問題、男性の様々な問題も深刻な状況になってきている。そのため、これについても、3年後に相談窓口がどのような形になることが必要か見直しをかけることについて、市民にわかる形で表記した方がいいと思う。

意見18.について

  • 計画案P45 2.「性別」という表記について、性別を「性(別)」として表記した方がいいと思う。そうすると、ご指摘いただいている内容も取り扱うということも文言上含まれていることになる。しかし、こう表記すると性同一性障害だけでなく、性に関する様々な悩みがあるということについて、市民がイメージがわくかどうか心配。
  • 「性または性別」の方が意味がわかるのではないか。
  • 性または性別とした場合、逆にどちらなのかと思う人がいないか。
  • こう表記することで市民に疑問意識を持ってもらうということでいいのではないか。
  • ここの語句の説明を入れることは難しいか。
  • この計画は11年間の計画になるので、性に関する様々な悩みについては「現時点では」という断り書きを入れ、今後変化する可能性がありますとするか。

→表記は「性または性別」とし、語句の説明については会長預かりとなった。

計画の資料について

  • 年表の追加部分については、2015年の日本の状況欄に女性の活躍を推進する国連機関UN Womenの東京事務所が開設されたことを追加する。
  • 関係法令については、女子差別撤廃条約、男女共同参画社会基本法、育児・介護休業法、DV防止法、新しく制定された女性活躍推進法を掲載する。

(2) 企業表彰について、事務局から説明した。

  • 委員の審議の結果、今年度の表彰企業は該当なしとする。しかし、昨年企業表彰に応募した企業で継続して様子を見ていくことになった企業についても、その後の調査をし、もう一度応募してもらうなどしてもいいのではないか。という意見もあった。
  • 企業表彰については、今後企業の掘り起こしをどうしたらよいか等の課題もあり、商工会議所の協力が必要になってくると考えるが、次年度新しい審議会でまた改めて企業表彰について検討していくこととなった。

(3) その他

3月19日に行われる男女共同参画講演会について説明した。

5 傍聴者

2名

6 傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

7 次回審議会の予定について

平成28年2月23日午前10時から庁議室で開催の予定。