平成26年度第2回柏市男女共同参画推進審議会会議録

1 開催日時

平成26年8月29日(金曜日)午前9時30分~午前11時30分

2 開催場所

市役所本庁舎3階 302会議室(柏市柏5丁目10‐1)

3 出席者

(委員)

 内海﨑委員、山崎委員、山田委員、澤登委員、嶋崎委員、中島委員、秋元委員、山中委員、村上委員

事務局

  石橋地域づくり推進部長、谷口協働推進課長、藤田男女共同参画室長、宮本副主幹及び渡邉主任

4 議題

  1. 柏市男女共同参画推進計画(後期)の施策について
  2. 男女共同参画に関する市民意識調査について
  3. その他

5 議事(要旨)

柏市男女共同参画推進計画(後期)施策の実績報告について、前回会議時意見を基に修正した点を事務局から説明した

  • 2ページの他市との比較グラフについて、各市の人口を入れると、状況がわかりやすいのではないか。
  • 同グラフ説明文の「低い水準」は何か意図があっての表現か?そうでないなら「少なくなっています」でよいのではないか。
  • 説明文には解釈を加えず、「千葉市、市川市、野田市には配暴センターがあります」「松戸市には、県の健康福祉センターがあります」と、事実のみを載せたほうがよい。
  • 市はどう対応しているのか、配暴センターを設置するのかなど、次に進む仕掛けとして表してはどうか?
  • 配暴センターを「標榜している」というよりも「設置している」とした方がよい。
  • 幼稚園に入るまでは市役所が身近だが、それ以降は疎遠になってしまう。市民が必要としているときに必要な情報を届けられるような工夫が必要。
  • シンポジウムなどをするにしても、広報が薄い。費用がかかっても効果的な広報をしなければ意味がない。
  • これを報告しただけでは行動に繋がらない。誰かが常に進行状況を捕捉していなければ効果が出ない。
  • 審議会で出た意見がきちんとフィードバックされるようなしくみ作りが必要。
  • 指標の数値は、25年度だけでは、27年度目標に近づいているのかどうか見えないので、23年度数値も載せたほうがよい。 

柏男女共同参画に関する市民意識調査について、事務局より説明した

その際に出された意見・質問は次のとおり。

  • 問17の後の「~はDV(ドメスティックバイオレンス)です」との文言を記載すると記入者がその情報に引きずられるのでは。
  • 「~はDV(ドメスティックバイオレンス)です」とあえて記載することでこれらの行為がDV(ドメスティックバイオレンス)だと認識してもらうことが大事だと思うので、記載すべきだと思う。
  • DV(ドメスティックバイオレンス)はしている側も受けている側もそれと気づかないで行っていることがある。記載することで啓発の効果も狙っている。
  • 記載することで調査の結果に何らかの影響を及ぼすのであれば、記載しないほうが良いのでは。啓発はほかの機会を捉えて行うべき。
  • 被害経験、加害経験という言葉は回答者にもドキッとする怖い表現だと思う。別の表現にしては。
  • これらの行為がDVかどうかわからないで回答するのは意味がないのでは。
    (事務局)もし、問16をDV(ドメスティックバイオレンス)について認識してほしくて聞いているのであれば、これがDV(ドメスティックバイオレンス)であるという先入観なしに答えることが意味がある。

 結局、問17の設問の後の「A~LはいずれもDV(ドメスティックバイオレンス)行為です」の文言は削除することとなった。また、被害行為、加害行為の文言は「された行為」「した行為」とすることにした。

  • 問20の「男性は外で働き、女性は家庭を守るべきである」という設問はいつまで聞くのか。個人的には子供が3歳ぐらいまでは女性に家庭を守ってもらいと思っている。男性はそのサポートに回る。それよりも一旦家庭に入れば後々正社員に戻れないほうが問題だと思う。この設問では細かいところは聞き取れない。
  • 問20の設問には反対に○をつけるような教育を受けてきた。しかし、必ずしも女性が働く必要がないということに気づくのに時間がかかる。社会は変わっても女性という性は残る。
  • 子供を育てるのに男性も女性も関係ないと思っている。ただし、現在は女性のほうが子育てしやすい環境にある。男性が子育て等で中に入ったときの孤立感は相当なものがある。その意味で何かしらの影響が子供にいく可能性はある。
  • 女性はホルモンバランスなど体調にも大きく作用される。ずっと働きたいと思っていても体調によってかなわないこともある。
    (事務局)そのような方はぜひ育児休業をとってほしい。今は保育場所が定まらなければ、半年間育児休業が延長されるということもある。
  • どちらが働き、どちらが家庭を守るかなどは決められない。両方どちらもある。このような設問は古いのではないか。
  • この設問については男女共同参画の分野で聞かれる代表的な設問。国でも県でも聞いている。今、男女共同参画が大きく動こうとしている中で、今回はこの設問は入れさせてもらいたい。

 結局、今回はこの設問は入れることになった。次回の意識調査では検討する。

  • 男性の働き方の理想と現実について、事務局は「子供ができて仕事をやめる」人はほとんどいないと説明したが、少ないことは理由にならない。設問を考えるべきでは。
    (事務局)人口問題研究所や文京区の設問を参考にしてはどうか。
  •  審議会の情報の記載欄に保育を行っている旨の記載を入れては。
  • 問8の有給休暇、育児休業、介護休業の設問は自営業の方には該当しない。会社員の方だけを対象とするような設問は再検討する必要があるのでは。
    (事務局)今回はこのままで次回以降の設問で検討する。

その他

 次回の審議会に出席を求める部署について、意見を求めた。その結果、人事課、防災安全課、商工振興課、教育委員会指導課の名前が挙げられた。会長、副会長、事務局で調整することとなった。 

6 傍聴

 傍聴者

なし

次回審議会の予定について

11月7日開催の予定。