平成29年度柏市少年補導センター運営協議会の会議録

日時

 平成29年5月16日(火曜日)午前10時~午前11時45分

場所

 柏市柏五丁目10番1号 柏市役所本庁舎5階第3委員会室

出席者

委員

 中村(雅)委員、矢作委員、奥野委員、山本委員、長尾委員、嶋田委員、下田委員、馬渡委員、小林委員、吉田委員、中村(時)委員、布施委員、工藤委員、永井委員

事務局

 河嶌教育長、篠原生涯学習部長、長谷川少年補導センター所長、山田指導主事、染谷主任

議題

  1. 平成28年度事業報告
  2. 平成29年度事業計画

議事

 教育委員会が委嘱した委員への委嘱状交付を行い、委員の互選によって、会長に中村(雅)委員、副会長に矢作委員を選出したのち、次の事項を協議した。

平成28年度事業報告

 「柏市ネット型非行抑止サービス事業Filiiかしわ実証実験」の結果、「柏市学校警察連絡協議会生活実態調査」から得られた事項、啓発活動(講演会)実施回数及びいじめ等に関する相談件数並びにサイバーパトロール実施状況等を報告した。

 主な意見は次のとおり。

(委員)Filiiの第2弾、第3弾はあるか。

(事務局)予定はない。Filiiの実証実験でよいデータが得られたので、どのような形で使えるかを検討する。

(委員)啓発活動として、児童委員、民生委員に講演してもらったが、年齢層が高い人は、子ども達の間でどのようなことが起こっているかがわかっていない。繰り返し啓発等をお願いしたい。

平成29年度事業計画

 ネットいじめ・ネットトラブル相談窓口の設置を含めた相談活動の充実や、児童生徒・PTAや教員また地域住民の集会等での啓発活動、特にネット型非行防止のための「情報モラル教室・講演会」の実施による広報啓発活動の推進、サイバーパトロールの強化による事件・事故の未然防止等を重点とすることを説明し、承認を得た。

 委員からの意見等はなし。

意見交換

  • 関係団体・関係機関との連携については、この協議会に出席している団体が全て対象になると思われる。
    非行の未然防止等のために補導センターの施策があるが、例えば警察と協力した啓発活動では、逮捕やその後の話題も含めることによって問題行動を起こすとどうなってしまうのかを青少年に理解させることが期待できるなど、各機関と協力することは有効であると考える。
    また、7月8日には、アミュゼ柏で67回社会を明るくする運動が開催され、柏警察署生活安全課の職員の講演、社会を明るくする運動作文の発表、監察官の話などがあるので、少年補導委員の方やPTAの方、にも参加いただきたい。青少年健全育成推進連絡協議会や青少年相談員の方にも参加いただきたい。
  • 過去のパトロール時に、店舗内で青少年に声をかけたことがあったが、その店舗の経営者に親から苦情が入り、後日、店から補導に対するクレームを受けたことがある。他にも、声をかけられたせいで遅刻したと教育委員会にクレームが入ったこともある。
    最近の青少年は、どこにクレームをつけたら補導活動に影響を与えられるか知っている。
  • 松戸市の小学生が殺害された事件の余波が柏にもある。
    地域でこれまでも行っていた声かけ活動等では、保護者に嫌な顔をされることもある。
    やり方が難しくなってきているが無関心ではいられないので、活動が低下している地域には、連合協議会から助力していきたい。
  • 本人が困っていると思われる事象であっても、困ってないと言われることがあり、介入するのに戸惑いを感じることがある。
  • ゲームセンター利用者が低年齢化していると感じる。親が隣の店にいたりする。
    トラブルを抱える可能性はありながら、SNSの利用は広がっている。またその道具となる携帯やスマートフォンをを与えているのは親である。どこまで踏み込むか難しい要素があるが、啓発や補導の地道な活動は継続していかなければならない

傍聴者

  • 2名

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