令和元年度第2回柏市立図書館協議会会議録
1 開催日時
令和元年10月2日(水曜日)午後2時から4時
2 開催場所
本庁舎5階第5・第6委員会室
3 出席者
- 委員
三浦会長、松清副会長、加藤委員、笹間委員、大野委員、羽村委員、宮島委員、窪田委員、上野委員、増山委員、菅原委員、丹間委員、田中委員 - 事務局
小貫生涯学習部長、橋本図書館長、古川副参事、柳川統括リーダー、利光副主幹、千田副主幹、川本主任、湯浅主任、宮西主事、高村生涯学習課長、坂口中央公民館長 - 傍聴者
0名
4 内容
(1) 開会
(2) 部長挨拶
(3) 会長挨拶
(4) 報告事項
(ア) 令和元年度上半期事業報告
(イ) 読書バリアフリー法の制定
(ウ) 令和元年度第1回柏市立図書館協議会の振り返り
資料に沿って事務局から説明、委員からの質問・意見は、以下のとおり。
- 松清委員
読書バリアフリー法に伴って柏市図書館の方で現状すでに視覚障害者対応などされているかと思いますが、具体的に今どのようなことをされていて、 それが今後この法律が制定されて、運用されていくにあたって、どんなことが変わっていくところがあるのかないのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 - 事務局
まず、今図書館の方の実績ですけれども、登録というものがありまして、現状65名の方が、障害者対応が必要ということでご登録いただいております。ただ、その内容というのが、目の不自由な方ではなくて体が不自由で図書館に来られない、そういう方に対して郵送で本を貸し出しているというのがほとんどです。目の見えない方は、今サピエ図書館などを御利用していただいている状況です。点字に関してですけれども、視覚障害者の方で点字が読める方が1割ぐらいしかいなく、皆さん音声から情報を収集しているのではないかという状況もありまして、インターネットでダウンロードできるサピエ図書館を利用されているというのがほとんどではないかと思います。 - 松清委員
ありがとうございます。今、現状、教育福祉会館の1階の方で、点字ボランティアだとか音訳をするようなボランティア活動を福祉の分野でされている団体があるかと思いますが、その辺との連携というのは今のところされていないんでしょうか。 - 事務局
今のところやっておりません。
(5) 協議内容
(ア) 情報提供:限られた資源を活かす仕組みづくり~Exedraでの事業展開を基に~
限られた資源を活かす仕組みづくり~Exedraで事業展開を基に~について、羽村委員より情報提供があった。
(イ) グループワーク:現状の課題を踏まえ、あり方とリンクした今後の図書館事業のアイデア出し
「現状の課題を踏まえ、あり方とリンクした今後の図書館事業のアイデア出し」について、2グループに分かれて意見交換を行った。各グループでまとめた内容は次のとおり。
【Aグループ 三浦会長、加藤委員、大野委員、羽村委員、宮島委員、増山委員】
- 遊び心と専門性、鯖江市の例のように専門家の話を聞ける場所があると良い。
- 情報発信について、マスコミとどう連携していくか。ただし、マスコミは、新しい取り組みでないとなかなか取り上げづらいという部分もあるので、どうやってその取り組みを継続してやっていくかが課題
- ホームページをランディングページだけでもどうにかならないか。
- 今年実施したマンデー・ライブラリー・ラボの取り組みのようにワークショップをやりながら、情報は図書館の資料を閲覧しながら調べるというイベントを実施するのはどうか。
- 保険という意味でも中央図書館は書庫として活用し、北部と南部に同等の施設を設置するのはどうか。
- 運営会議を利用者自身で行っていくのはどうか。その際、信州学び創造ラボの取り組みのように自立した市民をどう巻き込んでいくのかが課題、また自立した市民は、年齢や性別に偏りが出てしまうことが危惧される。
【Bグループ 松清副会長、笹間委員、窪田委員、上野委員、菅原委員、丹間委員、田中委員】
- (事例発表から)科学とは、身近にあるけれどもなかなか難しい印象を持ってしまうものだが、科学コミュニケーターという形で分かりやすく伝えているのが良いなと思った。
- (事例発表から)羽村委員自身が、色々な方と協力しながら進めているので、これからの図書館事業で何かできそうなことはないか考えた。
- 図書館的な感覚ではなく、周りと手を取り合い進めていくことは重要
- 自前で準備するのではなく、ところどころ手を取り合いながら進めていき、『自前主義から協働主義へ』つながりやネットワークに価値があるという点が重要であり、いろいろな方と協働することで新しい価値が生まれる。
- 柏市の図書館はスペースが限られているので、持たないということを逆にメリットとして捉えて地域に根差した様々な団体とつながっていく。
- 本館だけでなく、分館の特色を出していき、本館との役割分担を図っていく。
- 具体的な事業としては、1.子ども向けの体験、図書館が楽しいところだという体験を提供する。2.理科の修学旅行のように読書の修学旅行3.街中に書架を置いてみる。
- 分館のある地域の特色を活かし、全体のデザインをすることが重要ではないか。
(6) 閉会
5 その他
次回の協議会は令和2年3月18日(水曜日)の午後の予定