平成23年度第1回柏市立図書館協議会会議録
1 開催日時
平成23年7月12日(火曜日)午後3時~5時20分
2 開催場所
柏市立図書館本館第2会議室(柏市柏5丁目8番12号)
3 出席者
- 委員
嵩原会長、前之園副会長、神藤委員、金子委員、中川委員、鈴木委員、関根委員、小島委員、森委員、馬場委員、宮本委員、松本委員 - 事務局
河合教育長、草野生涯学習部長、中山図書館長、諏訪部副参事、岩井専門監、山口副主幹(管理担当リーダー)、染谷副主幹(企画担当リーダー)、佐藤副主幹
4 議事(要旨)
(1)委嘱状交付
(2)委員自己紹介・職員紹介
(3)教育長挨拶
(4)会長・副会長選出
(5)会長・副会長挨拶
(6)報告事項
ア 平成22年度図書館事業報告
イ 平成23年度図書館事業計画
(7)協議事項
ア 平成23年度図書館協議会検討項目について
事務局から、これまでの図書館協議会の活動を説明し、今後の検討事項として1.子ども読書活動推進計画の見直し2.図書館サービス事業の推進3.今後の図書館ボランティアのあり方を提示した。協議の上、各委員から賛同を得られた。
イ 柏市子ども読書活動推進計画の見直しについて
柏市子ども読書活動推進計画の見直しにあたり、図書館の内部検討会での意見、委員に依頼した事前アンケートの結果を紹介し、今後の進め方等を事務局から提案した。主な意見は次のとおり。
- 中高生になってからの読書指導では遅く、小学校からの習慣づけが大切。小学校の時は、先生の読書指導力が大きいので、担任の先生の読書指導力を向上していただきたい。
- 読書感想文や自由研究は、子どもにとって苦痛なものであるにもかかわらず、ほとんど具体的な指導はされない。図書館司書や学校司書がその指導はできないのか。
- 読書会など、中高生の参加を促進させる活動があるといい。
- 授業の中で、学校図書館と公共図書館の使い方をさりげなく紹介し、ブックトークをしている小学校の先生にお会いした。本を読みたくなるようにもっていく先生の指導力が大切であると実感した。
- 子ども読書活動計画は、対象が子どもというものの、影のターゲットは親である。子どもにとって大切なのは、親がつくる読書環境であり、読書指導のスタートになる親の役割が重要である。
- 子どものまわりに本があることが大切である。1日に数分でも本を手に取る時間を作ることが重要で、保育園や子どもルームといった学校以外の子どもたちが集まる場所に、リサイクル本を提供できないか。
- ヤングアダルトについては、彼らが何に関心を持っていて、何を欲しているのか、ニーズを調査する必要がある。公共図書館には貸出回数が少なくても所蔵すべき本はあると思うが、民間でいう顧客満足度の調査も必要。
- 100名いるブックスタートボランティアを健診のときだけでなく、保育園等に派遣することを考えてもいいのでは。
- 自分で本を読めなくても、子どもがつかめるところに本があることが大切である。母親が本とかかわることを支援するのが、こども図書館の役割である。そのためには、こどもの図書館へのアクセス、データ作りが必要。
- こども図書館でのイベントを増やし、一般利用者もこども図書館に来館するように仕向け、こども図書館を知ってもらい、広めてもらうことが必要だと思う。
- 実際に訪問した家庭では、子どもが3人いるにもかかわらず、こども図書館のことを知らなかった。もっと積極的に広報してもいい。現在、放射能の関係もあり、行き場のない親子がいる。そんな親子にとって、こども図書館は薦められる場所である。
ウ 研修視察先について
事務局が提示した案の中から、子ども読書推進計画の見直しを見据え、市内小中学校図書館等を研修視察先とすることで、各委員が賛同。
5 傍聴
傍聴者 0人
6 次回開催予定
平成23年10月11日(火曜日)に、市内小中学校図書館等を視察