平成20年度第2回柏市立図書館協議会会議録

1 開催日時

平成21年3月25日(水曜日) 午前10時~午後0時15分

2 開催場所

柏市立図書館本館 第2会議室

3 出席者

(委 員)

嵩原会長、尾河副会長、上野委員、神藤委員、平川委員、中川委員、馬場委員、宮本委員、前之園委員

(事務局)

成島図書館長、小舘専門監、諏訪部主幹、安藤副主幹、牧野副主幹

4 議 事(要旨)

(1)事務局から「平成20年度図書館事業(報告)」「平成21年度図書館事業計画(案)」及び「柏市子ども読書活動推進計画の具体的施策体系」に基づき説明。

―質疑―

【会長】非常に多くの事業に取り組んでおり,評価されて良いと思う。

【事務局】今年度は文科省の受託事業もあったので、ボリュームがかなりあった。

【委員】リサイクル本の事業に参加したが、大変喜ばれていると直接感じる。手間はかかるが、今後も続けてほしい。資源品になってしまうのはもったいない。特に絵本は大変人気があった。

【事務局】リサイクルで本を差し上げると案内することで、今まで図書館を利用していない人を呼び込むことも出来るのでは、という期待もある。市川市では図書館友の会がありリサイクル本がその収入になったりしており、そういうやり方も良いと思う。

【委員】雇用打ち切り等が社会問題になっている昨今だが、臨時職員の身分保障はどうなっているのか。

【事務局】雇用保険・社会保険は、条件を満たしていないので加入していない。図書館という場所で働くことに魅力を感じている方が多く、良い人が集まってくださっていると思っている。

【会長】委託のデメリットはなかなか表に出てこない。直営で臨時職員が運営するのと、委託で行なうのでは、数字にはなかなか表れにくいが情熱が違う。また、経費の問題だけで図書館を考えて良いのかということもある。

【委員】自校のことしかわからないが、小学校の図書室利用は、2年生が一番多い。調べ学習などは高学年のほうが多いのだが、関わる活動の多さなどがあるのだろう。また、図書室の古くなってしまった本を学級文庫などで活用していたりするし、“朝読”では自宅から持ってくるものも多いと思うので、学校図書室の利用数だけで計るのは早計かと思う。数値に表れないものも考えなければならない。読書については、学校側も高い気運で取り組んでいることを学校を代表して伝えておきたい。

【委員】指導員をしているが、週に一回だと、やりたいこともできない。今後は勤務日が増えていくということなので期待する。「子ども読書活動推進計画」の進行報告を見ていたら、“学校図書館と連携したYAサービス環境整備”とある。22年度着手のようだが、具体的にどのように考えているのか。中学校で「YAの本が探しにくい」「どこへいったらいいのか」という声を生徒から聞く。

【事務局】計画後半での取組みということで22年度開始を設定した。ブックリストの作成など、スペースがなくても可能な部分から取り組んでいきたい。

(2)事務局から「柏市包括外部監査結果報告」に基づき説明。

・1.時間外・休日勤務申請について、2.寄贈品申込書による承認の不徹底について、3.備品の標識及び管理について、の3点は改善実施済み。

・「監査の結果に添えて提出する意見」で取上げられた「延滞常習者に対するペナルティについて」ご意見を頂きたい。

・分館運営にあたる臨時職員数について。

―協議―

【事務局】督促状発送は年2回で、各回約4000件。

【会長】今は延滞者が増えていると思う。罪悪感が薄れているように思う。戸別訪問の回収率はあまりあがらないだろう。「待っている方がいる」と電話をするのがかつての経験では一番効果があった。

【委員】経済的な損失率もあるが、いつ来ても無いとなると図書館への信頼にもマイナスである。

【委員】利用カードの裏にでも、ペナルティが発生することもあると明記してあれば良い。

【事務局】館内に2週間のルールを掲示するなどしてPRし、いかに図書館が困っているかを伝えるのが、まず最初にやるべきことだと思う。その上で慎重に取り組みたい。

【会長】督促もしっかりしなければならない。

【事務局】3年返されない本は1000冊程度で決して多くはないと考えている。ほとんどのかたは、良識のある利用者である。

【事務局】むやみやたらに制限するのではなく、また、導入の場合は、延長システムとパックで、とは思っている。常習犯に対する警告程度は必要ということで、皆さんほぼ意見が一致しているということで良いか。(異議なし)

【会長】貸出しが少ない分館の効率を考えるという監査報告だが、そこにも市民はいる。分館とは毛細血管のようなものだ。P.15にの県内公共図書館サービス指標の表が出ているが、こういった数値はあてにならない。以前からこういうものはあるが、数値が高いところでも、実態はいかがなものか、というところもあった。順位にこだわることは無い。

(3)その他・事務局から

ア 新中央図書館に関する事業の進捗状況報告

イ 任期について

5 傍 聴

傍聴者 1名