令和2年度第2回柏市公民館運営審議会会議録

1 開催日時

令和2年11月13日(金曜日)午前10時から正午

2 開催場所

柏市役所 沼南庁舎5階 501会議室

3 出席者

委員

藤原委員(委員長)、山本委員(副委員長)、小林委員、一ノ瀬委員、海老原委員、田中委員、鈴木委員、永田委員、椎名委員、多賀井委員及び今井委員

事務局

宮島生涯学習部長、石田教育総務課長、沖本生涯学習課長、山岡中央公民館長、中央公民館和島主査、中央公民館茂山主任、中央公民館石井主任、中央公民館村田生涯学習専門アドバイザー、中央公民館江幡生涯学習専門アドバイザー及び中央公民館高野山生涯学習専門アドバイザー

4 報告及び審議事項

1 中央公民館使用料の改定について

2 教育福祉会館運営協議会について

3 令和2年度事業実施報告(中間報告)

4 令和3年度事業計画(案)

5 会議要旨

報告事項(1)及び(2)について事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(藤原委員長)報告のあったリニューアルオープンについて、2点の質問をしたい。1点目は教育福祉会館運営協議会が設置されるということだが、それに対して公民館運営審議会はどういう位置づけになるか。2点目は利用者あるいは利用団体が耐震改修工事前の活動をできるのか、予想でも構わないので見通しを聞かせてもらいたい。

(館長)1点目について、公民館運営審議会と令和3年4月に発足予定の教育福祉会館運営協議会のどちらも附属機関の位置付けで運営されていくと考えている。大きな違いとしては、公民館運営審議会は中央公民館事業及び地域における生涯学習の検討、一方で教育福祉会館運営協議会は館全体での事業の検討をすることである。なお、双方で重複する部分については今後、調整していく。

2点目について、ソフト面では、使用料の改定以外、教育福祉会館3階から5階までの予約及び利用ルールの大きな変更はない。ただし、ハード面では、部屋割りを変更しており、工事前の利用者アンケートや官民協働検討委員会で出た意見を踏まえて検討したため、利便性が向上していることを期待している。また、1階及び2階にも貸出施設ができる予定であり、利用者及び利用団体の活動の場が広がると期待している。今後も利用者及び利用団体に適切な情報提供を行い、利便性の低下及び混乱を招くことがないように注意して貸館業務を進めていく。

審議事項(1)について事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(一ノ瀬委員)わくわく人形劇まつりの中止と、プレオープン時に保育園児作品を3階ロビーに展示する予定ということを知らなかった。関係者には公民館運営審議会開催前に知らせることはできなかったのか。

(館長)事務局の落ち度であり、今後は事前に相談をしながら進めたい。

(田中委員)YouTubeやぬりえのホームページでの発信など現代的で集会・対面形式ではない事業の実施は素晴らしく、多くの方々に知ってもらい、活用してほしいと思う。一方で、自分はぬりえのホームページでの発信を知っておらず、今後のアピール方法を聞きたい。

(館長)広報かしわ、ホームページ、事業内での宣伝、チラシ配布、ツイッターなど各種媒体を利用して発信し、また、事業実施後の反響や報告をツイッターなどで発信することでアピールし、当館を利用していない新たな層からの興味や関心を集めたい。

(藤原委員長)YouTubeについて、再生回数はどのくらいか。

(石井主任)令和3年1月18日のプレオープン開催にあわせて、準備を進めている。市内に限らず世界への発信を考えているので、再生回数は来年度以降に報告する。 

審議事項(2)について事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(永田委員)講座の対象者について、小学生から高校生までや成人と記載があるが、大学生も記載してほしい。また、大学生を対象とした中央公民館活用の一例として、大学のオンライン授業を受講できる場の提供(パソコンの貸出、Wi-Fi環境の利用)、授業終了後にその場に居合わせた学生同士で交流できる場の提供、コロナ禍で就職活動を行った最初の世代である社会人の先輩に相談できる環境の提供があげられる。

(館長)大学生に関する場の提供を検討していく。また、講座の対象者として大学生が入っていなくても、運営側や講師として大学生の協力を是非いただきたいと考えている。

(小林委員)パソコン講座について、10月に実施した年賀状作成講座が参加者数5人であったとのことだが、リニューアルオープン後の多目的室について教えて欲しい。

(和島主査)多目的室は耐震改修工事前の視聴覚室のようなパソコン講座専用の部屋ではなくなり、パソコンは固定設置ではなく、収納庫に保管する。事業用にWi-Fiを導入するため、パソコン講座だけではなく、タブレットやスマートフォン講座も開催できる部屋となっている。

(小林委員)令和3年4月から講座を実施するのか。

(和島主査)設備は令和3年1月18日から使用できるが、次年度の事業が確定していないので検討していきたい。

(藤原委員長)来年度において、今年度と同様にコロナ禍が収束しない場合、事業計画で考えている取り組み方法や手法を教えてほしい。

(館長)今年度、実験的に行った映像づくりのノウハウを活かして、従来、集会・対面形式で講師依頼をしていた団体や個人に相談をしながら進めていきたい。

(藤原委員長)新しい手法で、来年度の狙いでもあるまちづくりや多世代交流が達成できる方法を考えていただきたい。

(鈴木委員)文化連盟で利用していた5階の講堂の変更内容を教えてほしい。また、中央公民館の5階の講堂は大人数が集まれる会場であり、利用しやすい場所でもあるため、アピールをお願いしたい。

(和島主査)5階の講堂で大きく変わったところは、車椅子でも利用しやすいよう、通路を広げ、舞台の脇にスロープを設置したこと、座席どおしの間隔を広げ、座りやすく、立ち上がりやすくしたこと、ステージ付近を可動席にして第二ステージとして広い空間を保てるようにしたこと、全席、ヒアリングループ(磁気ループ)に対応したことである。定員が減って171名となったが様々な使用方法ができるように改善した。

(館長)補足として、プレオープン後に内覧会を企画して、現場を見ていただく機会を設ける予定であり、リニューアルをきっかけに教育福祉会館を積極的にアピールしていくことを考えている。

(永田委員)事業の集会・対面形式での実施可否の判断基準についてはどのように考えているか。

(館長)今年度は事業の講師依頼をしている団体や個人に相談したり、市のイベント開催状況などを踏まえて判断した。来年度についても社会情勢、新型コロナウイルス感染症の拡大状況、市としての対応方針、講師と相談をした上で考えていかざるを得ない。

(藤原委員長)判断が非常に難しいことは理解できる。

(一ノ瀬委員)わくわく人形劇まつりが来年度の事業計画に予定されているが、実施の可否が決まるのはいつか。また、親子ふれあい広場について、新型コロナウイルス感染症の拡大状況の中でスタッフを集められるか分からないため、実施に向けてどのように進めていこうとしているのかを教えてほしい。

(館長)できるだけ早めに市の方針を示し、具体的な調整及び相談をさせていただくことが望ましいと考えている。また、従来の集会・対面形式での実施方法以外に、オンライン形式での講座実施についても、講師依頼をする団体や個人に今年度中から相談して進めていきたい。

6 傍聴

傍聴者 0人

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