平成25年度第2回公民館運営審議会会議録

開催日時

平成26年2月24日(月曜日)午後1時~午後3時

開催場所

柏市大島田440-1

柏市沼南公民館 第1・2会議室

出席者

委員

藤原委員長、乾副委員長、渡邉委員、百委員、小林委員、青木委員、神田委員、染谷委員、田中委員、畑中委員、関山委員、大塚委員

事務局

草野生涯学習部長、小城生涯学習部次長、海老原中央公民館長、百瀬沼南公民館長、中央公民館枝川管理担当リーダー、同早川事業担当リーダー、沼南公民館柿崎管理担当リーダー、同中島事業担当リーダー

内容

  1. 委員長挨拶
  2. 生涯学習部長挨拶
  3. 報告
    1. 使用料の値上げについて
    2. 耐震改修工事について
  4. 議題
    1. 平成25年度中央公民館・沼南公民館の事業報告
    2. 本庁舎周辺市役所駐車場の有料化及び教育福祉会館(中央公民館)駐車場の改修工事について
  5. その他

会議概要(要旨)

報告

(1)使用料の値上げについて

  • 中央公民館から説明

質疑応答

  • なし

(2)耐震改修工事について

  • 中央公民館から説明

質疑応答 なし

議題

(1)平成25年度中央公民館・沼南公民館事業報告について

  • 中央公民館・沼南公民館担当から説明
    質疑応答
  • 委員:最近の公民館講座の傾向として、前は職員の方が一生懸命いろいろ案を作成していましたが、徐々にボランティア団体などと連携したり、高校、大学生などを取り込んで講座を運営するなど、面白そうだなという講座が徐々に行われていると思う。色々な年代の人が関わり、公民館ならではの講座をやっていただきたい。
    沼南公民館のいきいきセミナーも自分たちで講座を組み立て、この講座が今の時代にもあい、上手に取上げてほしいというのが反映されている。これについても、ただ押し付けのものになっていないところが良いと思った。これからの傾向として、いろいろな人材をうまく取り込んで公民館講座からサークルになるところも多いので、よき指導者として関わると幅広い事業が出来ると思う。
  • 議長:各公民館の方向性は
  • 質疑応答
    中央公民館:予算的な面があり、いい講座を組むにはそれなりの講師、既に活動している団体の方と協働連携しながら進めたほうが、より市民に身近な問題を取上げられる。昔の公民館では教養とか学びなどの分野が中心でしたが、今の公民館では市民の皆さまが心豊かに生活できるための生活課題、地域的課題、現代的課題に対して解決の糸口になるような講座を学習する方向に動いている。公民館職員だと目が行き届かない視点があるので、具体的には、子育ての家庭教育や高齢者の問題、例えば交通事故や振り込め詐欺など我々が提案するよりも専門の警察署の情報やヒントをいただき、その流れが基本となる。公民館で学んだ方たちが結びついて、お互い話し合いながら解決していくと皆さん同士が協働、助け合いながら、より良い地域をつくるきっかけ作りを考えていくようになる。
    手元の資料で公民館事業の内容と検証という形でまとめているが、今後、講座については、きちんとした目標を立て、成果を必ずチェックして次年度の講座に生かしていきたい。市民の方のニーズに応える公民館講座なので、多様な団体の方のお力添えをいただき、市民の皆さまが、日々の生活で困っていること等を解決の糸口がつながるような講座を組んでいきたいと考えている。
  • 沼南公民館:中央公民館と大筋は同じ。親子ふれあい教室で、てんとう虫という人形劇サークルが実施した。ここだけではないが各サークルも高齢化してきている。新しい人材がなかなか入ってこない。これはなぜかというと団体のPRや紹介の機会が無いので、沼南公民館を利用しているサークルとタイアップして、新たに会員増を目指す。また、事業を展開して各サークルの活性化を図っていきたい。
  • 委員:沼南公民館の家庭教育セミナー全5回シリーズは,ほんとうにいい講座だと思う。家庭でいろいろ問題が起きる中、これだけのきちんとした講座を積み重ねていくことが大事だと思った。
    薬草ウォークでは、不満の声があったようだがどのようなものか。
  • 沼南公民館:昨年も実施し、今年も実施した。不満というよりはご意見として、薬草ウォークというからには、5~10キロ歩く感覚でいたようだが、手賀の丘公園周辺で実施したので、歩く距離が2キロ弱、当日雨が降り足場が悪かったため短縮したので、これはウォークとはいえないのではとの意見を頂戴した。事業の内容については特にお叱りの言葉はなかった。
    子育て支援事業については、昨年は乳幼児から幼稚園児、小学生、中学生と幅を広げて実施しましたが、今年度については乳幼児から小学低学年までとかなり絞って実施した。
  • 議長:参加者の方から不満、不安が尽きないような広報の仕方も大事。参加型の学習形態をとるなら事前に内容を広報やチラシの中にあると当日参加して当てが外れることはないと思う。
  • 委員:薬草ウォークに参加したが、先生の話もとても詳しくて学ぶことが多かった。オープンカレッジ、いきいきセミナーともとてもよかった。
    中央公民館のかたくり学級もよかったと聞いているが、応募者が多くて外れたかたの対応はどうなのか。
  • 事務局:市内にバスで出かけることがあるので定員を設けている。人気の高い講座は今後回数を増やすなど対応していきたい。
  • 委員:26年度の講座に向けて四季折々の自然の移り変わりなど節目には柏の伝統行事を子ども達に受け継いでいくことが大事である。公民館でも七夕まつりなどやっているが、節分はどうして豆をまくのか知らない人が多い。子供たちに教えていくことも大事である。日本の伝統行事等、ぜひ子供たちに受け継いでいくための講座を折り込んでいただきたい。歴史参加は人気があるので続けていただきたい。かたくり学級は中身が濃く応募者が多い。元気が出る生涯学習講座をシリーズもので1年単独ではなく計画していただき高齢者が対象となると思うが、特に日本の高齢者は能力があり健康で社会参加をしたいと文部科学省のパンフレットに載っている。そのため自分の住んでいる地域で元気の出る生涯学習講座を計画していただきたい。
  • 事務局:伝統行事については、忘れて去っているところがある。未来の子供たちのためにも、文化の伝承について育むような文化的な要素を取り入れながら講座については切り込んで実施しなければならない。
  • 委員:3つの点を意識して、講座の改革を考えた。1.柏市民としての意識の高揚させる内容 2.波及効果周辺の人たちに還元するような内容 3.公けな活動なので民間でやっているような内容は避けたほうがよい。たとえばパソコン教室は2000人程参加して人気があるが、商工会議所でもやっているので民間で行っているものは避けたほうがよいと思う。不公平感がある。大勢の中から何人か選ばれて講座を受ける。同じようなことを商工会議所でもやっているので全員が参加できればよいが、参加できなかった方が面白くないと思うのではないか。
  • 委員:中央公民館でパソコンボランティアを10年講座をやってきた。前回の公運審でパソコン設備の継続をとご協力をお願いしたが、今回継続が決まった。公民館長とも話したが、今までのやり方をやっていると民官圧迫で、無料だから受けようと、2度3度はがきを出して当たったから受けようと、全く今までと変わらない。今後は一般も対象にはするが、違う切りくちから講座の見直しを考えなければならない。講座を受けた人たちが、受けた結果を地域なり自分たちの活動に生かし、それを波及させていく。例えば中央公民館を利用しているボランティア団体が活動しやすいようなサポート役にパソコン講座がなればいい。市のために活動しているボランティアの方が地域に沢山いるがそのような方の広報活動等を対象に講座を開く、パソコン講座を実施しているわれわれもレベルアップを目指して学んでいく事を行っていきたい。
  • 委員:親子のパソコン教室などは民間ではやっていないのでとても良いと思う。親子の関係のコミュニケーションが取れるのでとても良い。ただワードやエクセルを教えるだけではいかがなものかと思う。自治体の役員を呼んで行うことは波及効果があってよい。やり方を考えてお願いしたい。
    沼南の方では、オープンカレッジやおやこのふれあい教室は民間にはないし波及効果もあるのでまさに親子の活動。
  • 事務局:パソコンの関係で公民館の考え方として、民間でやっているものをなぜ行政が同じようにやるのか市民の方からの理解も難しい。今までの既存のパソコンの機種も古いこともあり今後どうするか議論をして検討した。ワードやエクセルの単なるスキルアップは、民間でもやっているので公のやることではないだろうは確認している。次に柏市で活躍しているNPOやサークル団体など地域で活動している人たちの役に立つパソコン講座を将来的には考えている。行政中心ではなく公民館を利用している方、自らが市民に働きかける。フェスティバルについてもいろいろな方に公民館へ来ていただき公民館の楽しさを知っていただく。パソコンについても15のサークル団体が公民館で育った方が活動できる場所を提供することも大事である。今回、機種を変えて各団体に集まっていただき方向性を説明し、今後、講座の見直しや有料とすることを考えている。その一方、地域で活動する人たちに役に立つような講座を検討していきたい。
  • 事務局:オープンカレッジについては、民間でも開かれているが、なぜ沼南公民館でやるかといいますと、皆さんが興味のあるような講座を企画して沼南公民館に来4たことがない人に足を運んでもらい沼南公民館がどのようなことをやっているのかを知ってもらい、それをきっかけにサークルに入るなり来ていただくことを目標にオープンカレッジを開催している。

(2)本庁舎周辺市役所駐車場の有料化及び教育福祉会館(中央公民館)駐車場の改修工事について

  • 事務局:市役所の駐車場が有料化になった。公民館を含む教育福祉会館の障害者駐車場が2箇所あり、1箇所が図書館と教育福祉会館の間に14台ある。1階の障害者就労センターの前に3台障害者専用駐車場があり、3階事務室前のロータリー5台の駐車場ですが、車が5台以上入りかなり整備されていない状況である。図書館前の駐車場を有料とすると道路が狭いため出し入れに不都合があり車同士のすれ違いにも問題があり、さらに奥に自転車が多く止めてあるので基本的には駐輪場とバイクの駐輪場と障害者駐車場が入りづらかったので面積を広げて再整備をした。3階についても同じで障害者駐車場として整備する計画を基に有料化の網からはずされた。この話が年末ぐらいになって出てきたため事後報告となってしまい申し訳なかった。この駐車場の整備計画が途中なので苦情・問題いろいろ出てくる可能性もあり、そのときまた皆様にご意見を伺いたい。
  • 委員:時間関係なしに料金を取るのか。ある一定以上までは、ただということはないのか。
  • 事務局:市役所駐車場については、はじめの1時間は無料、それ以降1時間ごとに課金される。公民館の利用の場合は、公民館講座と市の主催・共催する講座等の参加者等については免除の手続きが駐車券を処理する形で駐車料金が無料となる条件付けがある。
  • 委員:耐震工事と駐車場について今計画段階となっていますが予定としていつごろか教えていただきたい。
  • 事務局:耐震工事ですが3年間スパンでアクションプラン実施計画に基づいている。耐震改修は25.26.27年に位置づけられている。1・2階を組んだリニューアル工事なので耐震は問題ないが、リニューアル工事のほうに指摘があり、さらにもう少し検討してほしいと実際は27年度から2ヵ年で設計業務行いその後工事に入る。工事についても2ヵ年くらいを見込んでいる。駐車場についても既に工事を行っている。駐車場全体の問題点を見直しし公民館の駐車場の位置づけなど整理してご意見をいただきたいと思っている。
  • 委員:耐震工事とリニューアルとなると大規模な工事となると思うがその間の公民館事業はどうなるのか。その間は使えなくなると思うがどのように考えているのか。
  • 事務局:2年間の工事の中で全館休館するのか、部分的に分けてできるのか工事の方法と絡むので今のところこうですとは見えていない。今後基本設計する中で工事工法を検討される。
  • 事務局:耐震というと市民文化会館が4月から1年間全館休館している。その間は一切使えない状況ですから心配をされているのか。耐震の工法によっては稼業しながらできるし学校などはそうしながらやっている。名言はできないがどこかで休館日を作らなければならない。最終的には28年度位までには、全体の工事が終わりたいと希望しているが内部調整をし、ご意見を頂き進めていきたいと思っている。

その他について

沼南公民館の近隣センター移行について

  • 事務局:市では沼南公民館の近隣センターの移行が進められている。なぜ沼南公民館を近隣センター化にするのかというと合併協定書に基づき旧沼南地域における近隣センター整備を図るため沼南公民館をアミュゼ柏型コミュニティセンターに位置づけられている。その中の合併協定書の平成16年7月22日の文面ですが沼南町の中央公民館は沼南公民館とする。なお、合併後沼南地域における近隣センターの整備にあわせアミュゼ柏型コミュニティセンターとする。が明記されています。新市建設計画第6章で柏市の中央公民館に統合するとともに沼南の中央公民館はコミュニティセンターとすると明記されている。手賀地域の近隣センターの整備が目途がついたので平成24年3月に沼南公民館の代表者の方を集めて近隣センターとしていきたいと説明をした。それを受けて、沼南公民館の利用者の方々が沼南公民館存続の要望書、署名等を市長、教育長へ提出が8月8日にあり、署名については、4,263名ありました。平成25年1月31日に要望書に対する回答を提出した。25年10月、26年1月、2月と3回にわたり近隣センター化するに当たっての意見交換会を開催している。
  • 委員:合併協議書の7~8年前からコミュニティ型にすることになっていたのか。公民館という事業の目的がはずれてアミュゼ型に名前が変わるだけなのか。
    沼南公民館利用者代表者というのはどのような方なのか。
  • 事務局:合併協定書は柏市と沼南町で合併したときにどのような方向に進んでいくのか合併協議会で検討した結果です。
    公民館がアミュゼ柏型コミュニティセンターに変わった場合どのようになるのかは、今は公民館ということで教育委員会の所管。今後アミュゼ柏型コミュニティセンターになると風早北部の地域の近隣センターとなり市長部局の担当となるので、優先順位は利用者の方々よりも地元のふる協とか町会の方が優先になる。内容的には近隣センターを利用して今までのようなサークル活動はできように考えていく。今後、使い勝手について利用者の方と検討、意見交換をしていく予定。
    利用者代表は、沼南公民館利用者連絡会があり、その中の会長、副会長その他役員の方々を代表として選出している。ただ、すべてのサークルがこの連絡会に入っているわけではないので近隣センター化については、入っていない方の意見を聞くため、入っていない団体から2名、連絡会から8名を計10名の代表を選出して意見交換会を進めている。
  • 委員:アミュゼ柏型コミュニティセンターとなると、今まで行われていた生涯学習はなくなりますよね。
  • 事務局:それについても利用者の方と意見交換をしている。公民館から近隣センターになっても生涯学習推進計画が進められているのでそれに基づいて生涯学習の講座もここを利用して進めようと考えている。
  • 委員:アミュゼ柏は業者委託になったがいかがですか
  • 事務局:今のところは考えていない。交通の便が違うし指定管理になるかどうかは今後の話し合いになると思う。
  • 委員:いつごろを目処に考えているのか
  • 事務局:基本的には27年4月1日を目標としている。
  • 委員:沼南公民館で30年活動が続いているのでサークルや講座がいい感じでつながっていて、自主的な運営ができている。合併時からわかっていたことだが、公民館として残していただきたいが、それは出来ないという事なので、近隣センターとは違うコミュニティセンターとして今までと変わらない活動、運用を考えて各団体、特に音楽団体の活動が今までと同じように使えるよう要望していきたい。

傍聴

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