令和元年度第3回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

令和2年2月26日(水曜日)午前9時30分~午前11時30分

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎 501会議室

3 出席者

(委員)
寺本議長、常野副議長、門井委員、坂巻委員、根本委員、羽村委員、村田委員、伊藤委員、本多委員

(事務局)

髙村生涯学習課長、船越同統括リーダー、渡邊同統括リーダー、鈴木同主査、高丸同主任、萠抜生涯学習専門アドバイザー、石井生涯学習専門アドバイザー、馬場生涯学習専門アドバイザー

(その他)

図書館:橋本館長

指導課:湯本副主幹

(傍聴者)

なし

4 内容

  1. 開会
  2. 生涯学習部長あいさつ(欠席のため、生涯学習課長あいさつ)
  3. 議長あいさつ
  4. 社会教育関係団体に対する補助金交付に係る意見の聴取について
  5. 第4次柏市生涯学習推進計画策定の進捗状況について
  6. 説明事項
    「社会教育委員会議の全体スケジュール」
    「子どもの地域への愛着を育むために必要なこと」
  7. 事例発表
    「科学コミュニケーションを通じた地域交流の活性化」10年の活動の軌跡
    講師 柏の葉サイエンスエデュケーションラボ会長 羽村委員
  8. 協議事項 (グループワーク)
    「大人(親)がつながる方法や大人が楽しんで地域活動に参加するにはどのようにしたらよいか」
  9. 事務連絡
  10. 閉会

5社会教育関係団体に対する補助金交付に係る意見の聴取について

令和2年度社会教育関係団体への補助金交付について、生涯学習課、文化課、少年補導センターの順で説明を行った。

6第4次柏市生涯学習推進計画策定の進捗状況について

骨子(案)について生涯学習課より説明を行った。

7事例発表

「科学コミュニケーションを通じた地域交流の活性化」10年の活動の軌跡

委員の共通理解を図り、議論を深めるために、柏の葉サイエンスエデュケーションラボ会長の羽村委員から、ご自身が行っている活動事例を交えて地域への愛着について講義を受けた。

8協議事項(グループワーク)

「大人(親)がつながる方法や大人が楽しんで地域活動に参加するにはどのようにしたらよいか」について、2班に分かれ協議した。

(1班発表・門井委員)

地域で活動するということはどういうことかを実際に地域で活動している内容を踏まえて意見を出し合った。子ども達に対していかに地域への思いを持たせるかについて、中心としては、まず子ども達の笑顔がなければいけないということで一致した。

そして、話し合った内容をまとめ、「思い」と「活動」の2つに分類した。

まず、「思い」では、大人が楽しく参加するためには、その人の存在が認められ、主役になって活動できることが重要だという意見が出た。また、大人自身が誰かに伝えたいことや自分の思っていることを共有したいと望んでいると、繋がりを持ちやすいという意見があった。しかし、思いの中には、プラス面だけではなく、活動に参加する上で、役員になりたくない・責任が重い等の負担感もハードルとしてあると意見があった。

一方、「活動」としては、現在行われている子ども達を集めての遠足や自然体験等、様々な事例をあげた上で、まず、大人が活動に対して意義や自覚を持っていくこと、そして、小さな活動から始めていき、徐々に輪を広げていければ良いという意見が出た。既存の子ども会や町会等でお互い役割を持ちながら、繋がりを広げていってほしいと思う。 

(2班発表・坂巻委員)

親が何をするか、子どもが何をするか、地域が何をするか、全体で何をするかについて議論した。

まず、地域について、柏市には「ふるさと協議会」が20地区あり、それぞれの地域で色々なことを行っている。しかし、現状は、町会加入率が70パーセントを切っており、子ども会等の地域団体もどんどん減っていっている。富勢地区でいえば、20町会内に子ども会は2つしかない。

そこで、地域は、教育委員会が進めているコミュニティ・スクールを今後どのような形で活かしていくのかを考えていかなければならない。上手く活かしていければ、子ども達の意見を集約できるのではないか。

子ども達が何をしたいか、子ども達の意見を聞いて活動を行っていけば良い。親は、子どもにとって良かれと思うことを選んでいく。

コミュニティ・スクールが発達し、ふるさと協議会等とどれだけ連携して子どもの笑顔を増やせるかが今後の課題である。

話は変わるが、私は、15年間、朝の交通指導を行っている。先日、小学6年生が坂巻さんありがとうと写真付きのお礼のコメントを書いてくれた。そういった子どもが大きくなった時に、この地域を自分の地域だと思ってくれると嬉しい。本来のテーマは地域に愛着を持つという話だったと思うが、こういったことで子ども達が将来地域に戻ってきてくれたら最高だと思う。だから、小学校の頃からこういう経験をどれだけ植え付けていくかが課題である。勉強から遊びまで、大人がやっていることを全部教えられたら良いと思う。

(議長)

次回は、本日いただいた意見を事務局でまとめるとともに、他の課題についても協議していきたい。

関連ファイル