平成26年度第3回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

平成27年2月12日(木曜日)午後1時30分~午後3時30分

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎 5階大会議室

3 出席者

(委員)

池沢議長、木村副議長、塚田委員、川鍋委員、為成委員、大瀬委員、清水委員、宮田委員、藤原委員、中村委員

(事務局)

河原教育長、藤江生涯学習部長、小城生涯学習部次長兼生涯学習課長、関口副主幹、飯田主査、萠抜生涯学習専門指導員

スポーツ課 板橋主査、文化課 安藤主査、少年補導センター 八巻副主幹

4 内容

  1. 開会
  2. 教育長挨拶
  3. 社会教育委員会議長挨拶

  4. 報告「沼南公民館の近隣センター化について」
  5. 協議事項
    • 平成27年度社会教育関係団体への補助金交付について
    • 「大学及び民間事業者との連携方策について~現代的課題解決・青少年健全育成・家庭教育支援を軸に~」
  6. その他
  7. 閉会

5 会議概要(要旨)

(1)沼南公民館の近隣センター化について

事務局より、資料.1に基づき沼南公民館の近隣センター化について、これまでの経過及び今後の生涯学習の展開について説明。

  • (委員)アミュゼ柏は、中央近隣センターを兼ねているようだが、クリスタルホールを有しているため、近隣センター兼音楽・コンサート等施設を両有している形である。また、近くに中央公民館もあり似通った講座等もあるため、どちらが近隣センターで、どちらが公民館なのか解からないような状況が時折ある。また、管理の面では公民館は教育委員会の管轄、近隣センターは地域支援課が管理しており、職員は別々ということだが、(仮称)沼南近隣センターの場合は違う形での移行がなされるのではないかと思う。28年4月より近隣センターに移行スタートするならば、27年度中に今の問題点を十分に整理し、時期社会教育委員会議で話し合い進めていただければと思う。私としては、アミュゼ柏と沼南公民館はスタートが違うので何とも申し上げられないが、十分に検討され進めて欲しい。
  • (事務局)公民館も近隣センターも所管している市の部署は異なっていても、公の施設として市民サークル団体への貸館施設としては同じ機能がある。一方、中央公民館などの公民館は、社会教育施設として自主講座を行い、人づくりを行っていくという使命を帯びている点が大きな特徴である。今回、沼南公民館の近隣センター移行については一点目の貸館についての機能は変わらないが、二点目についてはその機能が失ってしまうことから、生涯学習課が講座を行うことで補完していこうということで、先の説明になっている。なお、移行の検討に併せて全体的な生涯学習の展開についても、資料のとおり方針を考えている。

(2)協議事項

平成27年度社会教育関係団体への補助金交付について

生涯学習課・文化課・スポーツ課・少年補導センターより、資料.2について説明。

  • (委員)補助金削減は毎年のことになっており、次年度はどれくらい減額なのかと気になることでもある。スポーツ課の毎年5%の減額をし、現在に至っている団体があるが、市全体が厳しい予算でやりくりしているのは解かる。3月末の議会後に、次年度はこれだけ減額と決定した連絡があるが、この教育委員会の社会教育団体への補助金が、例年5%削減されるのを予想の基に今年も削減ということであれば、やむを得ないと納得されるとは思うが、決定額を3月末ではなく解かった時点での団体連絡は無理なのか。
  • (事務局)予算の流れとしては、12月末から1月上旬までに財政課から担当課に予算内示がでる。その段階で、担当課としては下げることが解かっているはずなので、(社会教育関係団体との)信頼関係のもとにやっており、下がる話しはしておかなければならないという認識は各担当課にて持っている。団体との信頼関係を損なわない部分で話しをしていきたい。
  • (委員)スポーツ関係で確認をさせていただきたい。総合型地域スポーツクラブの補助金と生涯スポーツ育成団体の補助金の2点について。総合型地域スポーツクラブでは、一つの団体が複数年補助金交付される限度は何年なのか。また、その団体が選定される条件を伺いたい。また、生涯スポーツ育成団体は市内他にも沢山の育成団体があるが、この資料にあげられている団体以外で申請があった場合、どのようにされるのか。
  • (スポーツ課)総合型地域スポーツクラブの件については、新設して3年間だけの限定的な補助金になる。次に、生涯スポーツ育成団体の件は、基本的には体育協会に入れば協会内で分配されることはあるが、この団体の生い立ちは沼南町の頃にあった団体で、合併にあたり切り捨てることのないようにしたものである。基本的には、新しい団体と手を挙げられたところに、この補助金を採用するかは協議検討し、回答する形になると思う。

大学及び民間事業者との連携方策について~現代的課題解決・青少年健全育成・家庭教育支援を軸に~

  • (議長)この2年間を考え振り返り、まとめながら行いたいと思う。まずはじめに、柏市について委員の皆様が係っているそれぞれの立場から問題点を挙げていただき、その問題点を解決する方法に向けて各自が属している場所で何ができるか、とりわけ大学と民間業者、そして行政との連携について何ができるか、その方策についてご意見いただいた。また、社会教育の視点から諸問題にいかに係って解決の糸口を探したらよいのか検討を行い、柏市についての人口構想・人口変動・産業構造等、沢山の資料を参考にしながら問題の根底にあるものを探った結果、核家族化・ベッドタウン化・都市化・高齢者層の増加等が解かった。こうした柏市の社会背景と、皆さんが挙げられた諸問題とは切り離して考えられないということになり、そこから導き出した問題解決の一つの方向性が密な人間関係の構築だった。社会教育委員1年目においては、3回の会議を終え、「行政や民間、教育機関(特に大学)との連携」方策を見出すため、皆様よりご賛同いただいた“活動する社会教育委員”として、実験的に「コミュ二ケーションに関する講座」を企画運営する運びとなった。2年目は、「コミュ二ケーションに関する企画講座」について、グループワーク等を 通して徹底的に話し合いを行い、その具体的な準備へと話を進めた。講師の手配・会場確保・受講生募集等、様々なことに関し、皆様より積極的にお骨折りいただき、11月~12月にわたり、「異世代間のコミュ二ケーション講座」開催実施に至った。内容に関しては、資料.3をご覧いただきたい。(資料に沿って説明)以上がこの2年間の内容である。また、この企画講座を通じ、地域住民への学びのお手伝いをするという役割を果たすことができたのではないだろうか。簡単ではあるが、2年間の総括とさせていただく。
  • (委員)議長より講座報告があったが、当初、50名の募集定員であったが周知期間も余りなく、広報も市民に行き届いたかという問題点は確かにあった。しかしながら、私はこの講座に3回全て出させていただいたが、講座内で20名~25名程の参加者ではあったが、各回の講座で様々なご意見・ご質問が出た。そういう意味では、少人数の講座も沢山のご意見・ご質問が出され参考になるのではないかと感じた。この講座開催に協力できたことは、一人の社会教育委員としてありがたく思う。
  •  (委員)今回の講座は、受講生からの評判は良かったと思う。人数的な話では、委員方の講座に対する理想を追求しすぎたためか、本来あるべき姿ではなかったため、受講生も限られてしまった気もする。もちろん、行政が主催する講座のため、あるべき姿を求めるのはあたりまえと思うが、もう少し受ける側に立ってもよいのではないかと感じた。
  • (委員)この“動く社会教育委員講座”は今後も継続するのか。また、今後も続けていくのであれば、来年(28年)に新しい第三次生涯学習推進計画ができるということならば、その中に位置づけできるような講座にしていただきたいと思う。今回の講座は突然出てきた印象だが、やはり公費を使って行うものであるため、きちんとした位置づけ、あるいは事業を行う根拠を明確にする必要があると思う。
  • (議長)位置づけは突然出てきたところもあるが、一応、今後の研究、実験的なものという位置づけをした。今後、継続するかは、事務局側で検討を図るのではないかと思う。また、社会教育委員だけでは非常に難しいと思われ、もう少し様々な方のご意見が大きな形で入ってくるのではと思う。
  • (委員)委員任期も2年間と短く、本来、社会教育委員が何か行事を持つ委員ではないと思っている。行事を行うのであれば、社会教育委員に対し、行政側より予算等の援助があれば一つの大きな行事をやろうとなり、計画はできる。しかし、何かやらなくてはいけないのだが、何をやったらいいんだろうというところから、この“動く社会教育委員講座”の話が始まったように思う。
  • (議長)期間が短い中、委員方より大変なご協力をいただいたと思う。
  • (委員)次期社会教育委員の方が決まったら、事務局は、成功・失敗の位置づけを作っていただき、前社会教育委員が行った事(講座)を次期社会教育委員に引き継ぐのであれば、計画的にし、最初から話し合いを持っていけば、もっと煮詰まった良い話が出ると思う。その際は、事務局から指導してもらえたらありがたい。
  • (議長)この講座が、もしお役に立つならば、まとめたものを何かの形で成果と問題を考える時の課題としていただけるとありがたい。

(3)報告事項

1.東葛飾地区社会教育委員・社会教育関係者合同研修会(1月20日開催)について

  • 場所
    流山市中央公民館
  • 出席者
    約38人
  • 講話
    「流山の歴史とみりん醸造」
  • 講師
    川根 正教 氏

2.豊四季中学校区教育ミニ集会(1月29日開催)について

  • 場所
    柏市立豊四季中学校(学校図書室)
  • 講話
    「読書活動の推進」
  • 講師
    中澤 孝子 氏

6 傍聴者

なし

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