平成25年度第3回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

平成26年2月25日(火曜日)午後1時30分~午後4時

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎 501会議室

3 出席者

(委員)

池沢議長、木村副議長、石井委員、岡田委員、塚田委員、相田委員、森本委員、村田委員、染谷委員、宮田委員、藤原委員、清水委員、川鍋委員

(事務局)

草野生涯学習部長、小城生涯学習部次長兼生涯学習課長、渡会副主幹、飯田主査、氏家主査、大場生涯学習専門指導員

スポーツ課 板橋主査、文化課 安藤主査、少年補導センター 八巻主査

4 内容

  1. 開会
  2. 生涯学習部長挨拶
  3. 社会教育委員会議長挨拶

  4. 協議事項

    平成26年度社会教育関係団体への補助金交付について
    「大学及び民間事業者との連携方策について~現代的課題解決・青少年健全育成・家庭教育支援を軸に~」

  5. 報告事項
  6. 閉会

5 会議概要(要旨)

(1)協議事項

平成26年度社会教育関係団体への補助金交付について

生涯学習課・文化課・スポーツ課・少年補導センターより説明。

  • (委員)少年補導委員が柏市少年補導委員連絡協議会の会費として1人当たり1,800円ほど支払っているが、地区青少年健全育成推進協議会推薦の少年補導委員については、地区青少年健全育成推進協議会から支払っている場合がある。地区によっては、PTAから支払っていたり、個人で支払っていたりしているので、会費の出所がまちまちだ。統一することはできないか、少年補導センターで検討してほしい。
  • (少年補導センター)1,500円を連絡協議会の会費として支払っていただいて、活動費にあてている。持ち帰って検討したい。

大学及び民間事業者との連携方策について~現代的課題解決・青少年健全育成・家庭教育支援を軸に~

事務局より、「第1回及び2回社会教育委員会議での意見まとめ」と「第2次柏市生涯学習推進計画再改訂版との照らし合わせ」について資料に基づき説明。

  • (議長)これからの社会教育委員会のあり方について、提案させていただきたい。これまで、皆さんから多くの意見をいただいたが、今後は実際に行動する社会教育委員の方向へもって行きたい。任期も残りあと1年、形ある取り組みをするということで、講座などを企画したいと考えた。社会教育委員が企画・実践・評価をし、その評価から新しい課題を見つけ、その結果を次期に持っていけたらよいと考えている。委員の皆さんは、さまざまな組織に属し、専門的な知識もお持ちでいらっしゃるので、いろいろな意見を出していただき、それをいい形で汲み上げていきたい。趣旨を理解してこれに賛同してもらえるようであれば、グループワークに取り組みたいがいかがか。
  • (委員)柏市の中で、社会教育委員の企画はどのような位置づけになるのか。例えば、社会教育計画に含まれるのか、独自のものなのか。
  • (事務局)社会教育委員の役割として、計画の立案のほかに、調査・研究がある。実践の中で、アンケートをとり調査・研究と分析を行い、社会教育委員の指針としていきたいと考えている。計画は、生涯学習推進計画があり、この評価も今後お願いしていくことになる。
  • (生涯学習課長)生涯学習推進計画は、現在のものは計画期間が3年のため、まもなく見直しの時期がやってくる。その際に社会教育委員会議の実践を計画の中に盛り込んでいけるのではないかと考えている。長期的なスパンで考え、新しい計画に盛り込んでいきたい。

議長より、資料「グループワークの進め方」について説明。テーマは、仮と考えていただきたい。対象者は、中高年。

  • (委員)具体的対象をはっきりとしておかないと、アンケートをとるときに難しくなるのでは。例えば、将来的に受講者が地域に戻ったあとの活動まで期待して行うのか、学ぶだけで良しとするのかで対象も変わってくる。
  • (議長)そのようなことも含め、グループワークで議論していただきたい。
  • (委員)皆さんの多彩なアイディアを出してほしい。例えば、他で行っている事業と共催とすると、講師料の問題が解決するかもしれない。時間も2時間程度にとらわれず、施設見学なども可能だと思う。あまり、固定観念にとらわれず自由に意見を出していければよいのではないか。
  • (議長)グループワークのあと、全体でシェアするため、発表をお願いしたい。

A、B、Cの3班に分かれて、グループワーク。A班 朝活 地活、B班 孫育活 体活、C班 マネ活 終活

【発表】

  • (A班)大きなテーマは、「地域から学ぶ」。地域活動の中でボランティアに対し意識が低い。ボランティアされる側、ボランティアの周りにいる人を啓蒙していかないとボランティアが活きてこないので、ボランティアへの理解を大きな目的としたい。講師は、地域の中の方をお願いする。「つながり」や親子ともに体験が足りないので、体験型の学習を混ぜるなどチャレンジしたい。広報紙などで普通に募集してしまうと、来てほしい人に来てもらえないので、自分たちが持っているネットワークの中で身近な人に声をかけたり、パンザマストを利用して広報したりしてはどうか。雪かきなどいろいろな地域の活動を体験していけるようなことを考えたい。講座の受講者もボランティアとみなして、ボランティアポイントを貯めて、将来自分もボランティアを受けることができるような制度を作る。社会教育委員はいろいろな立場の方がいるので、大学から選任講師として勉強を教えてもらえるなどの連携を図れるといい。
  • (B班)大学生でも、家族の多い中で育った学生は、核家族で育った学生より明らかに冒険心が強く、依存性が低く、コミュニケーション能力が高い。このことから、祖父母・孫とのかかわりは大切だということがわかる。そこで、高齢者の人間関係・地域関係・家族関係の在り方を追及をしていくという意見が出た。テーマとしては、「シルバー世代のコミュニケーションのあり方を考えよう」とした。2時間という時間設定だが、話を聞くだけでは少し長いので、3~4の分野に分けて、身近な実践例を通して参考になるようなものがあるとよい。講議型と体験型を交えた形で行ってはどうか。2点目は、リタイア後のセカンドライフを生き生き過ごすにはどうずればよいか、ということを考えた。何かを始めるときに、どこで何をやっているかという情報がなかなか集められないため、「セカンドライフを楽しく生きよう」などと題して、スポットの紹介や生涯学習事業の紹介をしていき、自分を見つめる機会にしていってはどうか。リタイア後に、地域と関わっていくきっかけがなかなかつかめない。そのきっかけ作りとして、以上の2つを考えた。
  • (C班)まず何を目的とするのかを考えた。2回の講座を通して、参加者のネットワーク作りを目指す。参加したことにより、講座終了後にも困ったことがあったら相談できるくらいの仲間作りができるものを目標とできればいい。2回の講座のうち1回目は、お互いを知るということを目標にし、講義を聴いてそれについて話し合うなど、2回目は1回目に持ち帰った課題などについて話し合うなどグループワークを行った上で、講師の先生とやり取りをするといった、参加型の講座にするとよいのではないか。それこそが社会教育委員が主催する講座ではないか。できうることならば、受講者のネットワークが広がりお互いに相談できるような状態になると良いし、地域に帰った際に、学んだことを周囲の人に話すことができれば、なお良い。会場は特に問わず、中身は終活について事前のリサーチを行い、どんなことを悩んでいるのか、疑問に思っているのかわかると、実態に合った講座にできるのではないか。講師については、各委員の協力などを仰ぎ、紹介していただくことも可能である。次につなげていくことが大切だと考えている。以上のことを打ち出した上で、広報等をしていかなければならない。大学との連携を考慮し、千葉大の薬草園を使用するなど、会場を大学に設定し、大学生のボランティアに頼むなどすると、学生も考えるきっかけになるのではないか。
  • (委員)3つのグループの発表で「地域」「ネットワーク」というキーワードが出たと思う。ストーリーを作って、最後に「地域」や「仲間作り」に帰結する、「連携をすることによる効果」などをテーマにできるとよいのではないかと思う。
  • (議長)全体のコーディネートを行い、6月には企画を完成させなければならない。次回会議では、事務局から完成形の報告をしてほしい。今後は、意見・補足等は各グループのリーダーにとりまとめをお願いしたい。
  • (事務局)6月までに、議長と各グループのリーダーで企画内容を詰めていきたい。

(2)報告事項

1.東葛飾地区社会教育委員・社会教育関係者合同研修会(1月23日開催)について

  • 場所 野田市市民会館
  • 出席者 約50人
  • 講話 「ガイドボランティアの活動について」むらさきの里野田ガイドの会
  • 視察 近隣の歴史建造物見学

2.千葉大学COC事業について事務局より

文部科学省の地(知)の拠点整備事業として、千葉大学環境健康フィールド科学センター主催「カレッジリンクJr.」への協力依頼があった。キックオフ勉強会とパイロットプログラムを柏の葉小学校にて実施。考える力を養うプログラム。

  • (委員)パイロットプログラムの対象は、小学5年生以上であれば誰でもよいのか。
  • (事務局)だれでもよい。祖父母と孫、親子での参加も可能である。

6 傍聴者

なし