平成24年度第2回柏市生涯学習推進協議会会議録

開催日時

  平成24年10月25日(木曜日) 午前10時~正午

開催場所

柏市大島田48-1
柏市役所沼南庁舎 501会議室

出席者

委員

齋藤会長、山口委員、堀田委員、相田委員、関山委員、直江委員、保田委員、吉田(功)委員、吉田(進)委員、後藤委員

事務局

河原教育長、草野生涯学習部長、小城生涯学習課長、生涯学習課飯田主査

内容

  1. 開会
  2. 教育長挨拶
  3.  議題
    • 仮称「第2次柏市生涯学習推進計画(再改訂版)」の策定内容についての中間報告
       
  4. 意見交換
  5. その他
  6. 閉会

会議概要(要旨)

議題

 仮称「第2次柏市生涯学習推進計画(再改訂版)」の策定について、生涯学習課長から資料をもとに説明。

質疑応答・意見聴取の要旨

  • 会長:枠組みをはずして、全体的なことについての意見をお願いしたい。
  • 委員:柏市の特徴は、顕在的なデータとともに、ボランティア等への意識のように、市民意識調査にある内容など潜在的な事項について近隣と比較して欲しい。基本計画のバックボーンになると思う。
  • 会長:市民の実態をつかまないと、計画も描けないと思う。
  • 生涯学習課長:バックボーンとなるデータを探したい。
  • 委員:市として強化している部分、弱い部分を明らかにすることにより、力を入れていくところがわかるのではないか。
  • 会長:柏のオリジナリティーを出していくべきだということだと思うが、予算関係などどうなっているのか。
  • 生涯学習部長:庁内全体で、予算要求段階の情報を公表する予定である。市全体の予算を提示することが出来る。
  • 委員:みんなの子育て広場に、地域の高齢者に参加してもらいたい。学校と高齢者のつながりはあり、保護者も学校には来るが、高齢者と保護者とがつながる機会が無いため、結びつける場として設定できればよい。施策の中に、高齢者と児童の保護者を結びつける何かが欲しい。
  • 委員:子育て・親育ちのフィールドとして、自然があると思う。自然の中で学ぶことは沢山あるし、学べるスピードも違う。環境部などで講座なども行っているが、まだ足りない。施策の検討が必要だ。
  • 委員:社会福祉協議会との連携はどうなっているのか。事業など重複している部分が多い。また、いろいろなところで、市民が地域に密着した活動をしている。社会福祉協議会との連携と、その発信をどのように行っていくのかが、問題ではないか。
  • 会長:体系の中に行政サイドの施策だけで、市民の実際の活動が見えない。事例等として計画の中に盛り込んではどうか。やはり実態の把握が必要ではないか。
  • 委員:社会福祉協議会で5パーセント、市民活動(地域づくり推進部)で10パーセントといった形で、色々な部署で行っていることを合わせた形にする計画にしていかなければならないのではないか。
    政策評価は、どこで行うのか。参加者数などの単純な数ではなく、評価にも工夫が必要だ。
    マッチングを施策として位置づけたほうがよい。行政は座学を提供し、参画支援としては、登録したり団体作りを支援したりとしている。それでは普通の人は実践に結びつかない。現場に実際に連れて行って、1年位かけてマッチングしていかないと、参加するほうも受け入れるほうも長続きしない。市民活動センターのコーディネーターなどをうまく使うべき。経済的支援なども、いろいろな部署のものを集めるとより効果的になるのではないか。
  • 会長:財政的な問題、他部局との連携、民間団体との連携は難しいが、うまくいけば成功なのではないか。
  • 生涯学習部長:生涯学習という切り口で庁内を見渡すと、他部署で行っている事業は、かなり進んでいる。それを生涯学習的に整理し説明していく必要があると思う。マッチングについては、うまく計画に入れ込めるよう研究したい。
  • 会長:社会参加することによって、仲間ができる、生きがいが生まれるなど、利点をリアルにPRしていくべき。データ収集や現場でヒアリングなどを行い、具体的に細かく配慮していくほうがよいのではないか。
  • 委員:人材は沢山いる。活動開始時のハードルを取り除く工夫を。生涯学習ボランティアを活用するなど、仕掛けていかないと人は動かない。
    いろいろな説明会などで、市などが何をして欲しいか説明が無いため分からない。何を求めているのかをアピールすることも大切ではないか。
  • 会長:公民館で、市民に講師を募り、講座のプログラム作成も全て任せて、場所・時間の提供のみするといった事業展開もある。
  • 委員:学習のきっかけ作りが「知る」といった啓蒙・啓発だけではなく、「お願いする」といった直接伝える施策を言葉で盛り込んだほうがよい。
  • 委員:事業案に、例示的に市民の実際の活動を入れると身近になるのではないか。
  • 委員:講座を受講した人が何かを発信していくまでを支援していくことが必要。事業を起こしていくことに関して支援していくことも良いのではないか。
  • 会長:補助金の支給について行政主体ではなく、市民が何かやりたいからお金が欲しいといったこともあってよいのではないか。補助金を出した団体に関して評価も必要だろう。
  • 委員:市民活動(協働推進課)の補助金(市民公益活動補助金)を積み増ししてもよいのではないか。ただし事前の審査を厳しくするのではなく、補助金を支給した後に事業がうまくいくようフォローを手厚くしなければならない。
  • 会長:各委員の意見を踏まえて、「地域を担う人材の養成」ではなく、「コミュニティーづくり」や「人と人とのつながり」といった文言に変えていったほうが良いのではないか。「地域づくりに関する実践的な学習・活動機会の『提供』」だけではなく、学習が活かされる事業といった方向に持っていかなければならないのではないか。文言の整理と、具体的事例を盛り込んでいく必要がある。実態と行政の生涯学習施策をリンクし、ステップアップしていく施策を持たないと、方向性が出てこない。
    子育て・親育ちの中に学校と切り離して、子どもたちを地域に巻き込むことを強く打ち出せないか。
  • 委員:防犯パトロールを保護者が必要としているのは、夜7時から10時だ。子どもが学校と切り離された時間にもボランティアの需要はある。母親が求めているのは、理解者。説明が必要な母親同士の友達より、顔を見ただけで伝わる子どもにそれを求める傾向がある。
  • 会長:子どもに本物を教える教育が、必要だと感じている。
  • 委員:JAの協力での米づくりや里山保存団体などと連携して、学校でできることもある。
  • 委員:計画については、首長部局との壁や色々な制約から具体的な言い回しを避ける傾向があるのは理解できるが、教育委員会だけではなく市として財政的なバックアップなどが出来る計画ができるといい。
    同様な事業を行っていることが多いため、県の生涯学習施設との連携を盛り込んで欲しい。
  • 会長:部活などで活動している生徒たちを、講師としてはどうか。大学生が放課後子ども教室で活動している例もあるので、子どもたち・若者が地域に出るきっかけとしたい。
  • 委員:民間事業者としても関係部署との協力は惜しまず色々なことに挑戦したい。1月に県の物産観光協会とタイアップし、柏市・流山市・松戸市などの紹介をする。実際に説明してくれるのは各地のボランティアである。ボランティアなどを知ってもらう努力が必要だと思う。カルチャーセンターを卒業した方を市のボランティアとする可能性もある。
  • 会長:現場に見合った形のマンパワー派遣を考えていかなければいけない。
    文言について意見を頂きたい。
  • 委員:生涯学習コミュニティを沢山地域につくっていくといった意味のほうが良いと思う。
  • 委員:2つ目の子育て・親育ちについて、子ども・親を個人的に育てるといったことではなく、地域で育てる・地域とつながるといった文言にすると広がりが出るのでは。
  • 会長:人と人とのつながりをキーワードに、地域で知恵を出し合う・地域に出て行くということを推奨するといった方向で考えて欲しい。
  • 委員:商業を通して、子どもたちが学習していけるとよい。子育てを支援しているお店をPRしていくとよい。
  • 生涯学習課長:千葉県で、親子でお店を訪れると特典が受けられるといった制度がある。商業者の中で街づくりの一環としてアートラインといった文化活動を実施している。
  • 会長:子どもたちの目線で、登下校の防災マップを作る取り組みなど、子どもたち自身に考えさせる活動にボランティアの活用を考えて欲しい。
    柏市は、実態を把握する機関がない。調査・研究をする機関を考えないと行政が連携できない原因などが追求できない。
  • 委員:実践ということをうたっていかなければならないと思う。

閉会

傍聴

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