平成22年度第3回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

平成23年2月2日(水曜日)午後1時30分から2時30分

2 開催場所

柏市大島田440番地1

柏市沼南公民館 1階 集会室

3 出席者

  • (委員)
    齋藤議長、大瀬副議長兼提言編集委員会座長、後藤委員、田牧委員、小林委員、堀委員、進藤委員、服部委員、谷口委員、乾委員、田辺委員、古賀委員
  • (事務局)
    河合教育長、窪井生涯学習部長、柴田生涯学習課長、足立中央公民館長兼中央視聴覚ライブラリー所長、岡田文化課副参事、若井統括リーダー、鈴木担当リーダー、渡会主査、大場生涯学習専門指導員、小川真幸氏(川村学園女子大学大学院生)

4 内容

  1. 教育長挨拶
  2. 柏市社会教育委員会議長挨拶
  3. 提言書「家庭教育振興方策について」の経過報告並びに提出について
  4. 議事
    平成23年度社会教育団体への補助金支出(案)について
  5. 報告事項
    柏市版事業仕分け行政改革本部最終方針について
    「視聴覚ライブラリー管理運営」
    「柏市芸術文化自主事業基金」

5 会議概要(要旨)

 社会教育委員会議から、教育委員会に「家庭教育振興方策について」の提言書の作成経過報告並びに提出がなされた。

 議事として平成23年度社会教育団体への補助金支出(案)について協議を行い、柏市事業仕分けの行政改革本部最終方針のうち、「視聴覚ライブラリー管理運営」「柏市芸術文化自主事業基金」について事務局から報告を行った。

 主な質疑応答等は次のとおり。

提言書「家庭教育振興方策について」の経過報告並びに提出について

  • 提言編集委員会座長
    平成21年度第1回柏市社会教育委員会議において、柏市教育委員会から「柏市の家庭教育支援の取り組むべき方策について」に絞って検討し、22年度末には提言が欲しい旨、要望があった。
    社会教育委員会議として2年間の任期中に6回の社会教育委員会議と6回の提言編集委員会を開催し、インターネットでの家庭教育調査を実施した。
    提言書の作成については、提言編集委員会に一任することで了承をいただいた。
    調査結果も踏まえ、提言書「家庭教育振興方策について」をとりまとめた。
    柏市教育委員会として、十分検討し、今後の柏市の教育行政を進めていく上での指針として、活用していただきたい。
  • 議長
    2年間、家庭教育を中心に議論してきた。柏の実態を把握するため、親・子ども・教師に調査を実施した結果、やはり家庭が大事だと明らかになった。三者(親・子ども・教師)がそれぞれ悩んでいる。この提言を参考として、行政の施策に活かしていただきたい。

 議長から教育長に提言書を手渡す

平成23年度社会教育団体への補助金支出(案)について

  • 事務局
    補助金支出について、社会教育法第13条で、地方公共団体が補助金を交付しようとする場合、教育委員会が社会教育委員会議の意見を聴くこととしている。この法律の趣旨は、憲法89条に「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」と定めてあり、「教育の事業」に該当しない事業に対して、補助金を支出することになっている。これらを踏まえ、本市の補助団体は、「社会教育の振興に寄与する公共的意義ある。適切な事業等として」捉えられるので、補助をしたいと考えている。生涯学習課関係では7件。文化課は5件。スポーツ課は6件。少年補導センターでは1件。合計19件となっている。
      これらの補助金は、毎年支出していることもあり、来年度から新規に継続して支出する補助金はない。その旨、教育委員会の求めに応じて、報告したい。◎柏市版事業仕分け行政改革本部最終方針について

「視聴覚ライブラリー管理運営」について

  • 事務局
    事業仕分けがあり、視聴覚ライブラリーの役割は終わったとの評価である。廃止条例を平成23年3月議会に上程する。実施は経過措置を設け来年度9月末まで貸し出し業務を行い、10月から年度末まで教育機関としては存続し、来年度末に廃止の予定である。

「柏市芸術文化自主事業基金」について

  • 事務局
    文化課では、これまで3,000万円ほどの基金を運用して、平成22年度は7事業が鑑賞事業を中心に実施してきたが廃止となる。これに併せて、柏市芸術文化自主事業基金が廃止となり、条例を取り下げることを議会にかける。鑑賞型の招聘事業から市民の自主的な芸術文化活動を支える事業展開になる。平成23年度は自主事業は減るが、補助金を中心とした事業補助を中心に展開し、平成24年度については、今後模索していきたい。
  • 教育長
    文化振興審議会でも、方針なので仕方がないが本当に良いものは予算をつけていくべきではないかという意見もでた。芸術文化を育てることは必要である。「かしわ塾」のような小中学生の参加型事業については継続していきたい。 
  • 議長
    子どもたちに夢を与える事業も、財政面の土俵に乗ってしまうと弱い。視聴覚ライブラリーについては、今は家庭で持っている機器のほうが優れている。
  • 事務局
    16ミリなどは時代にそぐわない。機器についても20年もたっており、修繕も大変である。教材の多くがDVD化の流れとなっており、各家庭でDVDを所有していて、視聴覚ライブラリーの機器が良いものとはいえない。
  • 議長
    16ミリフィルムはDVD化するのか。
  • 事務局
    10月に入ってから廃棄など検討していくが、DVD化については著作権等の関係で難しい。市で作成したものについては関係部署に移管して残していきたい、今後の検討課題である。
  • 委員
    私の所属する団体は生の音楽を鑑賞する団体で、身近なところで、特に子どもを対象に実施していたが、今は高齢の方からもありがたいといわれる。小さなものは支援をしてもらい、大掛かりなものについては市のほうでお願いしたいと思っている。