平成22年度第2回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

平成22年10月22日(金曜日)午後1時30分から午後3時

2 開催場所

  • 柏市大島田48-1
    柏市役所沼南庁舎 501会議室

3 出席者

(委員)

齋藤議長、大瀬副議長、後藤委員、田牧委員、小林委員、木村委員、堀委員、進藤委員、谷口委員、乾委員、田辺委員、古賀委員

(事務局)

窪井生涯学習部長、柴田生涯学習課長、足立中央公民館長、若井統括リーダー、鈴木担当リーダー、清水副主幹、大場生涯学習専門指導員

4 内容

(1) 生涯学習部長挨拶
(2) 議長挨拶
(3) 報告事項
柏市事業仕分け結果について
家庭教育調査結果について
(4) 協議事項
家庭教育の振興方策について

5 会議概要(要旨)

柏市事業仕分け「青少年センターの管理」「視聴覚ライブラリーに管理運営」について事務局から、家庭教育調査結果について議長から報告した。協議事項として、編集委員会座長から,「提言の家庭教育支援具体策(案)」について説明した。主な質疑意見等は次のとおりです。

委員:事業仕分けの他の4事業はどのようなものですか。

事務局:1.芸術文化自主事業の文化振興基金を活用する事業は、民間委託として財団化を図ります、2.沼南公民館青少年事業は、要改善、3.スポーツ課体育施設開放事業は要改善、4.学校教育部でのサポート教員の関係は事業拡大です。

委員:子どもの全体数は何人ですか。また、アンケートのボリュームはどのくらいですか。

事務局:6、820人です。子どもについては、小中学校に依頼して実施しました。

議長:A4サイズ4ページの調査票を作成し、実施しました。

委員:アンケートに答えるのが子どもにとっては負担なのではないか。その回答は強制ですか。答えられない親子のほうが、現状では追い詰められ、サポートを必要としているのではないか、そちらを問題にしていきたいと思いますがいかがですか。

事務局:授業の中で実施したものと、別に時間を設定して実施したところもありました。

議長:調査には、必ず誤差があります。類似の項目を入れて分析しています。答えられない理由は把握できないが、全国の調査では3000サンプルで対応しているので、地域性があるかもしれないが、今回の調査数も十分だと思います。
また、答を強制はしていません。

委員:心の余裕がないと答えられないのではないですか。答えてない人の考えがどうなのか。

議長:何年かたってもう一度実施したり、継続的に実施すると誤差は減ってくる。あくまでも、答えた人の傾向しか把握できません。

委員:アンケートの質問の理解自体が、子どもには難しいのではないですか。

事務局:小学校5年生の子どもが理解できる言葉で質問項目を作成しているので、理解できると思います。

議長:現在、編集委員・教育委員会事務局と協議しながらまとめているところです。調査結果は、活用していきたいと考えています。

委員:地域の団体にぜひ、調査結果をみてもらいたい。回答数も多く、すばらしい調査結果となっていると思います。

委員:「成績を上げる」よりも「楽しい学校」をというのは興味深いと思います。

議長:今後、報告書という形で公表していくのですか。

事務局:報告書をまとめる予定です。ネット公表は検討していきたいと思います。

議長:子どもは「大人は信用できない。TVでは、毎日大人が謝っている。そんななかで働いたりできない」といいます。

議長:ほかに質問はありませんか。

柏の児童相談所で虐待の数は把握できますか。

事務局:現在持っていませんが、把握できると思います。

議長:まとめていくにあたって、不登校・虐待・相談件数など、必要な統計数値等に悩みが反映されているようなものがあるとよいのではないですか。

事務局:少年補導センターからも提供できると思います。

委員:家庭教育の対象は小中学校のみですか。県民プラザでは、県の施設ということから、自分の悩みが地域にもれないというメリットを活かした事業展開をしている。少数であっても救われる子どもがいればと考えている。悩みを抱えた親御さんは、地域では相談・参加しづらい面もある。このような事業は継続していくので、こういったことも家庭教育の対象に含めていただきたいと思います。

議長:保護者の方にいかに「意識」を変えていただくか、に尽きると考えている。親は子の視線までおりてきてコミュニケーションをとれるが、保育園・幼稚園・学校では、相手はそのような視線で接してはくれない。そこでトラブルが起こると即人間関係の断絶となってしまいます。

ほかに事務局から連絡事項があればお願いします。

事務局:次回の社会教育委員会議は、1月下旬の開催を予定しています。提言案を提示するのでよろしくお願いします。本日この後、編集委員会を開催するので、委員の方はそのまま残っていただきたいと思います。

議長:これから提言を編集委員会でまとめていきたいと考えておりますが、編集委員会に一任していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員:承知しました。

議長:会議を終了します。