平成22年度第1回柏市社会教育委員会議録

1 開催日時

平成22年4月28日(水)午後1時30分から午後3時15分

2 開催場所

  • 柏市大島田48-1
  • 柏市役所沼南庁舎 501会議室

3 出席者

(委員)

齋藤議長、大瀬副議長、小林委員、木村委員、堀委員、進藤委員、谷口委員、乾委員、田辺委員、古賀委員

(事務局)

窪井生涯学習部長、石塚生涯学習部次長教育総務課長事務取扱、柴田生涯学習課長兼沼南視聴覚ライブラリー所長、友野文化課長、海老原スポーツ課副参事、足立中央公民館長兼中央視聴覚ライブラリー所長、上符沼南公民館長、細田少年補導センター所長、鈴木図書館長、若井統括リーダー、鈴木企画総務担当リーダー、清水副主幹、大場生涯学習専門指導員、小川真幸氏(川村学園女子大学大学院生)

4 内容

(1) 委嘱状交付

(2) 生涯学習部長挨拶

(3) 異動職員紹介

(4) 社会教育委員会議長挨拶

(5) 報告事項
平成22年度生涯学習部各課・館・所事務事業概要について

(6) 協議事項
家庭教育の振興方策について

(7) その他

5 会議概要(要旨)

報告事項として、生涯学習部各課から事業概要についての説明、協議事項として、家庭教育の振興方策について協議を行った。質疑応答及び意見の要旨は次のとおりです。

委員:「生涯学習ボランティアシステムの活用」については、沼南まで来庁しないと登録できないので、登録者が減っているのではないですか。本庁舎、駅前等で登録できないですか。
11ページの中央公民館視聴覚室ではないとパソコンが使用できない現状について、他の会議室等でも使用できるよう要望したい。

事務局:ボランティアは、登録の研修会を義務付けさせていただいている。ボランティアシステムの趣旨を理解をいただくためにも必要である。場所については考えていきたい。

委員:何回も来ないといけないというのはいかがなものか。

事務局:改善していきたい。

事務局:無線LANの設置について検討中である。財政状況もあるので、耐震工事に伴う中央公民館のリニューアルと合わせて実施できればと考えている。

委員:沼南公民館の存在意義については、ぜひ検討していただきたい。

事務局:貸館業務だけでない部分を市民の方といっしょによく考えていきたい。

委員:学校図書館が盛んだが、本のリサイクルについて交流を図るなどして学校図書館の蔵書充実をしてもらうと子どもたちも喜んでくれる。読み聞かせのグループを把握していると思うが、学校側に情報提供していただければと思う。

事務局:学校教育部と連絡会で情報交換等行っているので、今後もできる範囲で連携していきたい。ユリイカとの連携については検討したい。

委員:学校図書館は全校配置なのですか。ネットワーク化が必要では。地元の市民への貸し出し等行っているという例もある。

議長:柏市教育委員会と川村学園女子大学と協力した調査の記事が掲載されていますが、大学の教育調査実習の一環として、また、教育行政との連携ということで実施している。

議長:今年度中に家庭教育に関する提言をまとめる予定である。学校と家庭との連携も必要であるが、家庭教育振興のため、実態を把握して方向性をみつけるためにも、調査が必要であろうということで実施する。全国レベルのものはあるが、市の地域性を把握するためにも、子どもアンケートとして小学校5年生と中学校2年生・保護者・教師の3種類の調査を実施し、意識等を把握したい。調査は5月中に実施予定である。方法は、ウェブ上の調査ということで実施予定である。5割から7割の回答率を想定している。本来親子はペアとしたいが、断念する方向である。
本日は、ご意見をいただきたい。

事務局:今回の調査について説明させていただきます。3種類のアンケート調査サンプル数は子ども・保護者各6、000名。教師1、500名を予定している。学校ごとの結果を出すことも可能な設問としている。設問が多いが、柏市独自の家庭教育の提言の裏づけとなるように実施していきたい。

議長:記述は避けたいということもあるので,アンケートに学校名を入れてもよいですか。

事務局:学校名を選択できるようにすればよいのではないですか。

議長:3者の本音を探っていきたいと考えている。

委員:このまま提示するのは、特に小学5年生には難しいのではないでしょうか。漢字は大丈夫ですか。

事務局:漢字等は理解できるのではという認識である。ルビ等配慮する。先生の説明を聞きながら回答するようなことを想定している。

委員:学校で調査を入力するのですか。

事務局:先生がその場にいて、入力回答できるようにする。

事務局:分かりやすい画面づくりに配慮していきたいと思います。

委員:読めない子に対する配慮はどのようするのですか。ルビが必要ではないでしょうか。

委員:小学生向けのアンケートは全部ひらがなである。

事務局:ルビをふると1行ずつ追加になってしまう。

事務局:調査方法のほうで工夫していき、できるだけ配慮はしたい。

委員:回答者の特定はできるのですか。

事務局:集計は学年で行うので、特定できない。

委員:デリケートな問題もあるので、ぜひ配慮していただきたい。

議長:設問項目が多いので減らすことを考えている。

議長:先生が見てまわると特定されてしまうので、注意は必要である。

事務局:設問がストレートなのではないですか。

委員:子どもはストレートでないと分からないのではないですか。

事務局:単刀直入な設問により、ホンネが分かるような調査としたいという意図がある。

議長:子どもの回答が分からないようにしたい。事務局説明をきちんとしていただきたい。

委員:学校現場では責任のある回答を得るため、記名式のアンケートを希望する意見もある。

事務局:教育委員会にはアンケートの結果・効果について説明責任がある。

議長:調べれば分かるが、集計者にはその情報はないので特定はできない。

委員:質問の項目を減らしてはいかがですか。

議長:何学年の先生が親御さんとの関係がどうなのか知りたい。学校ごとのフィードバックをしますよね。そうすると特定できますか。

事務局:1学年1クラスなどの小規模校であると特定されるかもしれませんね。

事務局:学校の経営評価は記名で行っている。なんで無記名にしないのかという意見もあるが、どんなアンケートでも、拒否反応のある人は無理である。

議長:各学校ごとの対応は教育委員会に任せる。

委員:設問をみると、家庭教育の振興方策と結びつけるのは無理があるのではないか。民間での経験では、設問は焦点をかなり絞っていた。

議長:どこに問題があるのかという視点が必要であるという考えから総花的に設定している。

委員:質問が漠然としているように思われる。具体的な質問をしたほうが目に見える結果が得られるのではないか。

議長:グループに分けて分析し、傾向を調べていく必要がある。

委員:具体的な項目ではいかがですか。

議長:傾向を調べるためには、ファジーにする必要がある。

議長:5月中にぜひとも調査は実施したい。編集委員会議でも検討する。

委員:アンケート調査と提言との関係を、よく整理して取り組んでいただきたい。

議長:調査結果を全て報告する。施策として実現に至れるよう取り組みたい。

事務局:編集委員会議はこの後502会議室で開催する。
今後の予定は資料(案)に提示したとおりである。場合によっては、編集委員会の時期が早まり、編集委員会の回数も若干増えるかもしれません。

6 傍聴

1人

7 次回開催予定日

10月下旬頃