令和元年度第2回柏市文化財保護委員会会議録
1.開催日時
令和元年11月11日(月曜日)午後2時から3時30分
2.開催場所
沼南庁舎5階 501会議室
3.出席者
(委員)
椎名宏雄委員(会長)、藤井英二郎委員(副会長)、清藤一順委員、倉田恵津子委員、萩原法子委員、井上哲朗委員、中村文美委員、金出ミチル委員、塩澤寛樹委員
(事務局)
河嶌貞教育長、小貫省三生涯学習部長、吉田敬文化課長、黒須雅子統括リーダー、江藤隆博担当リーダー、高城大輔主査、井上文男主任、谷口友季主事、蔵野泰洋主事補
4.内容
- 開会
- 教育長挨拶
- 報告
(1)令和元年度主要事業報告 - 議題
(1)神明社石鳥居(柏市指定文化財)修理工事について
(2)柏市文化財保存活用地域計画作成について
ア.進捗状況について
イ.事前把握業務の結果報告と今後の調査方針について
ウ.今後のスケジュールについて
(3)その他
- 閉会
5.会議概要
1.令和元年度主要事業報告
事務局より旧吉田家住宅保存活用計画作成、「房総の牧」日本遺産申請、柏市文化財整理室屋根・外壁改修工事、旧手賀教会堂保存修理工事、伊藤家住宅保存修理工事、染谷家住宅保存修理工事についての概要を報告した。
説明後の意見交換は以下のとおり。
- 旧吉田家住宅保存活用計画について
(椎名会長)補足説明があればお願いしたい。(金出委員)旧吉田家住宅は庭園と建物が一体となった文化財で、検討委員会では全体を総合的にどう使っていくかを検討する予定。庭園の活用・管理について、今後利用者が増えた際にどのように対応するか、今後様々な課題も色々出てくるのではないか。
- 「房総の牧」日本遺産申請について
(椎名会長)日本遺産申請は、酒々井町が主導で進めているとのことだが、今回の水害による被害はなかったのか。(事務局)先日の日本遺産会議の際には、関連する文化財が被害を受けたという報告はなかった。被害の全容がわかっていない可能性もあり、情報がない状況である。
- 旧手賀教会堂保存修理工事について
(椎名会長)中村委員の方から補足説明があればお願いしたい。(中村委員)旧手賀教会堂については、昨年度の破損調査基本計画に続いて実施設計を行っており、来年度工事が行えるように進めている。内容としては、屋根が傷んでいるので差茅をすることと、軸組の不同沈下がみられるため沈んだ柱を元通りにする修理工事があげられる。同時に耐震診断を行い、弱い所を構造補強していく。また、今回の修理に合わせて復元的な修理も行う。前回の修理工事の時に、旧土間を板の間に変更しているので、教会堂として使用していた時の姿に戻すため、土間に復元する工事も併せて行う。これ以外にも複数復元工事を行う。続いて、活用に際し、今回の整備でより見学者に使いやすいものとするため、建物を公開している間に管理人がいる場所の整備とトイレの設置などの外構整備を行う。旧手賀教会堂の周りは排水溝・U字溝が整備されておらず、豪雨の時の雨水処理が課題になっているため、道路課や関係部署との調整を行っている。
(椎名会長)駐車場の設置についてはどのような状況か。
(中村委員)駐車場の設置に際しては、敷地が大変狭いため、教会堂の横の桜の木を伐採することや、駐車スペースが文化財である教会堂のすぐ近くになることがふさわしいかどうかを文化課とも相談し、敷地内には設置しないこととなった。
(椎名会長)令和元年度事業報告の中で、意見があればお願いしたい。
(金出委員)旧手賀教会堂について、現状変更がいくつか行われることと思う。手続きとして、工事前に審議会に承認を得る必要があるか。
(事務局) 手続きについてはこれから確認する。
(清藤委員)建造物は県指定、史跡は市指定となるが、今回の工事範囲については線引きはあるか。
(事務局)建物の部分については県に確認している。史跡については、現状変更に到らない形でおさめたいと考えている。計画が具体的になり、現状変更が必要となった際は手続きを進めたいと思っている。
(中村委員)道路に面して30cmの高さの土塁とピラカンサスがある。信者の方にヒアリングを行ったところ、寄贈を受ける前はツツジが植えてあり、土塁も1mあったという話があった。今回駐車場がなくなった背景にも、土塁とツツジに隠れて教会堂が佇む雰囲気が、駐車場整備によってなくなることは良くないのではないかという理由がある。また、今回ピラカンサスをツツジに変えるかどうかという話題も出ており、藤井副会長や委員に現地を見ていただき、ご意見をいただきたい。
(清藤委員)入口の金属製門扉は、景観上・保安上の問題があるのではないか。保存修理工事と同時に検討した方がよい。
-
伊藤家住宅保存修理工事について
(倉田委員)保存修理工事は所有者負担との報告があったが、茅替え工事も入り、かなりの負担額なのではないか。(事務局)文化課としては補助事業を進めていたが、特に隠居屋は破損がひどいため、急いで工事をしたいとの希望があった。
(金出委員)国の登録有形文化財の国庫補助は、設計監理料の半額となる。また、地域計画策定の過程で様々な補助事業が適用できるのではないか。
- 染谷家住宅保存修理工事について
(中村委員)染谷家については、染谷氏の所有している建物のため個人の建物を応援するという形で関わっている。現当主が95歳で、令和5年の修理工事終了とともに100歳を迎える。それと同時に敷地がきれいに整備されるとよいということで進めている。特に傷んでいる前蔵を来年度に先行して整備する。主屋については、耐震診断、構造補強も考えていきたいということで相談を受けている。
2.議題:神明社石鳥居(柏市指定文化財)修理工事について
神明社石鳥居の修理工事について資料に沿って事務局より説明を行い、経過、現状、工法、今後について、意見交換を行った。
説明後の意見交換は以下のとおり。
【質疑・意見】
(椎名会長)議題の神明社石鳥居について、補足説明があればお願いしたい。
(金出委員)審議会から意見を提出したことや、鳥居を専門とする石工棟梁から説明があったことが良かったのではないか。
工事にあたっては、工程の写真撮影と、工事内容の仕様との差や実施内容などを、市と所有者が管理する履歴として残すことをお願いしたい。
(事務局)工事関係者に写真撮影を行うようお願いをしながら、できる限り立ち合いを行いたい。
(金出委員)元の位置から動いていないので強固な基礎があると予想される。石神准教授は基礎工事の際にその部分を確認したいと思う。
(椎名会長)今回の台風で被害はなかったか。
(事務局)特に被害はなかった。
(藤井副会長)要項6について、元の地盤工法を確認しなければいけない。セメントと土を入れるとあるが、元の工法はどのような地盤改良をしているかをベースに考えるべきだと思う。三和土のような形で、セメントではない可能性がある。当時の工法では今後保たないとわかった時点で、工法の改良を考えなければいけない。このあたりの手続きを明確にする必要があると思う。
(金出委員)その段階で、工程上に調査確認の調整期間を設ける必要がある。
(事務局)現在は、下がっている方が谷に向かう斜面のため、同じ工法をとったとしても時間の経過とともに谷側に傾斜していくのではないかと思う。
(藤井副会長)かつての地盤改良工法が範囲として広くなかったのではないか。そこも含めて考えないといけない。
(事務局)工事について現場で判断をする際には、石神准教授と金出委員に相談しながら工事を進めていく。
(金出委員)下が不同沈下して、飼い物を入れることだけで済むなら建物にとって優しいのではないか。
(椎名会長)報告によると、地盤改良した部分からさらに下まで含めて地盤が緩んで傾斜したと考えられるので、広く工事しないと、コンクリートごと地盤が下がる可能性がある。
(金出委員)今回の台風でも持っているということで、どこまでが限界で破損かということが問題となる。鳥居の修理についても、完全に修理するのは難しいので、棟梁が最大限修理できるところまで譲る部分があった方が良いと思う。
(椎名会長)現在の台風の状況で、従来の基準を全面的に見直さないと保たないという意見も専門業者から出ており、ある程度は専門業者のやり方に任せるしかないのではと思う。東日本大震災の時に、孝顕寺の山門は倒壊しなかった。大工に聞いたところ、筋交いが入っていないとのことで、昔の人の知恵は計り知れないということを感じた。
3.議題:柏市文化財保存活用地域計画作成について
ア.進捗状況について
(事務局)平成31年4月に柏市文化財保存活用地域計画作成協議会要領を施行し、文化庁補助事業採択と補助金交付申請を行っている。令和元年5月に令和元年度第一回柏市文化財保護委員会会議、6月に第一回文化財保存活用地域計画作成協議会を開催した。6月以降は、協議会内に調査委員を設置し、上半期に事前把握業務、下半期に調査業務を行う予定で進めている。7月に交付決定が通知され、10月に柏市文化財保存活用地域計画作成支援業務委託を締結している。
イ.事前把握業務の結果報告と今後の調査方針について
(事務局)調査委員から、分野ごとの事前把握業務の結果と分析、今後の調査方針について報告いただきたい。
1)建造物(中村委員)
⑴事前把握について
既往調査から現地調査用の調書を作成し、お試し調査を行った。調査の対象は歴史的景観に寄与している昭和30年代頃までに建築されたもの、将来的に指定あるいは登録文化財の候補となるもので、それぞれ分布を確認する。調書には、指定登録候補にしたいもの及び名勝・天然記念物の候補になりうるもの(藤井副会長に連絡)についてチェック欄を設け、二次資料として利用できるようにする。
今回事前把握を行った沼南地域の民家・社寺については、昭和50年の「昭南町における民俗調査」に掲載された民家の母屋および付属屋情報に国登録された染谷家を加えた246棟が対象となる。しかし、当時調査許可が得られた物件、主屋がある物件のみで、地域も限定されているため、すべてが調査されていない。そこで、建物の現存状況のほか、地域に残された歴史的建造物などを悉皆的に調査したいと考えている。社寺は沼南町史の記録をもとにリストを作成し、現存状況を確認していく。
⑵今後の調査について
事前把握業務は実施済みのため、事前調査・調査まとめ作業を行っていきたい。
2)建造物・近代遺産(金出委員)
⑴事前把握について
沼南地域の集落と市街地における戦後の開発を主とした土地の歴史について調査を行った。
- 集落
沼南地域の集落については、お寺と墓地、神社などを含む昔の集落のまとまりが見えてくることが実際に歩いてわかった。こうした集落には中央に街道が通っていることも多い。地域の産業、商業、農業などの項目もあるが、現在は農業に関する建物や、主屋を中心とする建物について調査している。旧柏市域については例外が多く、沼南地域の集落とは異なる個別の調査方法が必要。
- 市街地(旧柏市域)の社寺
近世から続く社寺が旧柏に15件(廃寺含む)あり、それらを中心に調査する。併せて、近代における神社の展開も見ていきたい。
- 産業遺産
柏の主産業については、小かぶなどはあるが大きなものが見えない。一方で、軍需工場が民間の工場になったり、市場、農業を中心とした産業群があるため、これらの所在について拾い出していきたい。市街地においてはこれまでほとん
ど調査がされていなかったこともあり、調査を進めながら比較的新しい第二次世界大戦後を整理する必要があることがわかった。また、中村委員の担当する建造物調査について、昭和30年代頃までを対象としているのは、この頃に建築業界において伝統的な工法と異なる材料や建築方法が使用されるようになったためである。この過渡期にあたるものは登録文化財の候補となる築50年以上にあたるので、対象に含める必要がある。
- 広大な土地の変遷
牧の変遷(牧→陸軍→工場)の他、豊四季では柏競馬場の跡地が豊四季台団地に代わり、団地の良い景観(公園、樹木など)が維持され使われ続けている。データベースとして扱う場合、団地の建物や並木などを一群で一件として扱うかどうかが課題となる。
- 線状の調査
未実施。常磐線、東武線などの鉄道沿いにある土手、トンネル、橋、駅、跨線橋などの他、運河、河川、河岸、橋、水路など様々なものが対象となる。
- 公共建築・学校
東葛飾高校のみが該当。大正の終わりに建てられた玄関ポーチが残ることによって、後ろにあった当時の建物が想像できる。
- 文化財と景観
沼南地域の林、田畑、水路、生垣や地形の起伏などをどのように景観としてとらえるか、取り扱いについても考慮しながら調査を進めていく。
⑵今後の調査について
これらの情報をどのようにつなげて柏の特徴として語るかという作業については、沼南地域以外の多様な調査対象の取り扱いを考えながら進めていきたい。
3)無形民俗文化財(菊池委員・松岡委員・三津山委員)(補足)報告は事務局
⑴事前把握について
事前把握調査は、既刊の「千葉県の地名」「柏の民俗」「沼南風土記」をもとに行っている。現地調査については松岡委員と三津山委員が今年度上半期から行っており、二・三年かけてなるべく多くの祭礼を調査したいと考えている。
⑵今後の調査について
今後の方針としては、民俗芸能を中心に調査を進めていく。また、既往調査されているものの中で、現在行われているか、中止していないかなども追跡調査を行う必要がある。対象とする範囲が広く全てを悉皆調査することは難しいため、ある程度ストーリー、テーマを絞った上で各地域の調査を行っていきたい。
4)名勝・天然記念物(藤井副会長)
⑴他分野との連携
中村委員から説明のあった民家・社寺の情報の中で、名勝候補として取り上げられるものがあると思うので、連携したい。また、天然記念物になりうる大木についても調査を行いたい。金出委員が担当する建造物・近代遺産の産業遺産以降の項目について、名勝の他様々な所で連携できるのではないか。特に、東葛飾高校は千葉大学の森歓之助先生が設計しており、当初の建物はないが図面は残っている。また、社叢については、天然記念物という視点でなくとらえられると思う。
⑵事前把握について
建造物柏市巨木調査一覧表と、近年の公園・緑政関係のデータがある。巨木の調査については、天然記念物として候補になりうる樹木がある。公園については、千葉市でも例があるが、50年以上経過したものもありうるので、登録記念物・名勝の候補となる可能性がある。また、公園に関しては、天然記念物でも植生として評価しなければならない可能性もあるので、現地を見ながら確認していく。
5)美術工芸品(塩澤委員)
⑴事前把握について
今回は彫刻作品を中心にリスト化した。旧柏市の仏像調査は調査・撮影・報告書の刊行が終了しており、事前把握状態は良好である。旧沼南町の仏像調査は、所在地と内容の把握は終了している。調査が行われた箇所については漏れが少ないと思われるが、内容については今後調査を進める必要がある。また、撮影についてもほぼ全ての撮り直しが必要となってくる。
⑵今後の調査について
旧沼南町については11月・12月から調査を進めていく。旧柏市については補足が必要になる可能性があるため、情報が入れば調査を行い精度を高めていきたいと考えている。
6)史跡・考古資料(清藤委員)
⑴事前把握について
報告書台帳200冊・埋蔵文化財包蔵地台帳500箇所について所在は確認済み。調査・開発等で消滅した遺跡についても文化課で把握している。
11月5日に分布踏査を行い、現状を確認した。その結果、改めて課題があると感じた。
1.県指定の史跡
藤ヶ谷十三塚、北ノ作古墳群 台風によって倒木の被害を受けている。
2.市指定の史跡
- 旧手賀教会堂 防犯上の問題と公開上の問題の関係を調整する必要がある。
- 金毘羅宮・大沼枕山碑 公開すべき文化財としては問題がある。
建物が倒壊していることに加え、金毘羅宮前の階段が竹の根太により危険な状態。対策を講じる必要がある。
- 宮根遺跡・今谷刑場跡 現状に変更はない。
- 松ケ崎城 ある程度の草刈りが行われている状態。
3.その他の文化財
- 車ノ前五輪塔・阿弥陀様板碑 隣の木が枯れて倒れる可能性があり、今後注意
を要する。また、五輪塔の基礎部分が土の流出により不安定となっている。
- おせし様板碑 隣接する樹木の根の上に板碑があり、根によって浮き上がるお
それがあるため、今後の取り扱いに注意が必要。
- 岩井貝塚 現在は山林になっており、貝層の分布が確認できない状況。
- 八幡山古墳群 山林の状態で古墳を見ることができない。
- 増尾城跡・幸谷城館跡 良好な状態。
⑵今後の調査について
現在の指定文化財を公開・活用できる環境を整備することが必要。
岩井貝塚・戸張一番割遺跡など県内外から注目される遺跡の公開・活用も考えた方が良い。文化財用地が民地か公有地かで対応が異なる可能性もあるので、柏市がどのような歴史的特徴を持っているか、それに基づきどのような保存計画を作るべきなのかをよく検討し、条件が許す所から整備していくことを考えたい。また、発掘調査に伴う遺物が多数あるが、現在の有形文化財指定は弁天古墳出土遺物のみ。戸張一番割出土遺物、花野井大塚古墳の短甲など、良い資料が多数ある。市民のためにも公開・活用を検討されたい。併せて県の調査の出土遺物も可能な限り公開・活用を考えた方がよいと思う。
文化財保存活用地域計画を推進するにあたり、手賀沼や城郭、古民家、利根運河などとも関連付けながら、地域として観光や文化財保護と絡めながら検討する必要がある。
7)歴史・古文書(椎名会長)
旧柏市・旧沼南町に関する153点の文献をリストアップした。公共機関からの出版物を主とし、民間・個人による出版物のほか、古い筆書き・謄写版のものを含む。他の分野の方にも使っていただけるのではないかと思う。今後内容を充実していきたい。
ウ.今後のスケジュールについて
(事務局)資料に沿って説明を行った。
説明後の意見交換は以下のとおり。
(椎名会長)今後の調査業務について意見があればお願いしたい。
(井上委員)先日の台風による被害が東葛でも出ていることを初めて知った。倒木などの被害を復旧させるにあたり、市民とタイアップできればと思った。
(藤井副会長)埋蔵文化財包蔵地台帳の館跡について、現在も敷地自体は維持されているか。
(清藤委員)記載があり、調査記録がないため維持されていると思う。
(藤井副会長)建物はなくても、庭園としては景石が残っている可能性がある。併せて確認したい。
(事務局)各分野のデータは文化財管理情報システムでレイヤ分けし、プロットする。埋蔵文化財包蔵地と公園関係は情報が登録されている。これらのものを活用して分野間で情報を共有したい。
(藤井副会長)五輪塔・板碑付近の樹木が倒れそうという報告があったが、樹木が文化財とセットになって地域の方が大事にされている可能性があるため、連携が必要かもしれない。
(金出委員)美術工芸品は仏像(彫刻)が対象なのか。地域に立つランドマークの塔などは彫刻に含めているか。
(事務局)仏像調査の過程で、寺に彫刻以外の美術品があれば聞き取りを行うが、3か年計画については沼南エリアの仏像(彫刻)に限る。調査対象については今後整理をしていきたい。
(萩原委員)石造物はあるか。
(事務局)報告書については歴史資料の文献リストに記載しているが、過去に金石文の調査が行われ、悉皆調査は終了している。しかし、古い調査のためその後の追跡調査を検討したいと考えている。
6.傍聴人
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