平成27年度第3回柏市文化振興審議会会議録
1. 開催日時
平成27年10月30日(金曜日)午後2時~4時
2. 開催場所
沼南庁舎5階 501会議室
3. 出席者
(委員)
飯森豊水委員(副会長)、鈴木將勝委員、乾靖子委員、香島ひで子委員、駒井仁南子委員 、日比谷伸子、堀良慶委員、手塚ナツ子委員
(事務局)
藤江美紀雄生涯学習部長、小宮山勉文化課長、安藤陽子副主幹、福馬真弓子主事、石谷若葉主事
4. 内容
- 開会
- 教育長挨拶
- 会長挨拶
- 報告事項
- 審議事項
- 閉会
報告事項について
- 柏市民ギャラリーについて
資料1に基づき、事務局より報告。
意見・質問は特になし。
審議事項について
- 「第四次柏市芸術文化振興計画」の策定について
委員長が欠席だったため、各委員からの意見を募り、委員長に別途報告の上、次回の審議に繋げるという形をとった。
各委員からの意見は次のとおり。(議題1資料(資料2)を参照)
- (委員)新たな振興計画について、2月の審議会の時点で、ほぼ完成した形に作成しなければならないため、次の第4回目の審議会にはある程度完成した形のものにする必要がある。もちろん、行政の文書は現場の生の声とは確かに違うものではある。そのあたりを踏まえ、今一度丁寧に計画を見ていきたい。まず、大項目1)「はじめに」の各章については、概ねこのとおりとして問題ないと思うがどうか。
(各委員同意)
- (委員)では、大項目2)「計画の基本的な考え方」のうち、項目1の文化振興の担い手について考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)(委員)イベント等を行っていると、提供する側も受け取る側もマナーを守る心を育てる必要があると感じる。
- (委員)このマナーを身に付ける機会を作るべきという事で良いか。
- (委員)文化を提供する側としては、受け手が平等に情報を得られるチャンスを作るよう情報発信していく必要があると感じる。
市(文化課)として重要な企画等は、もっと大々的に発信していくべきだろう。
- (委員)市として広報はやっていると思う。それをもっと効果的にするにはどうしたら良いか、審議会でも考えるべきである。
- (委員)「広報かしわ」に載せ漏れた情報やPCを使わない人でも、どこか特定の場所に行けば、紙媒体で情報を見られたりするようにしてはどうか。
- (委員)もっと予算をかけてPRすることも必要ではないか。たとえば、柏駅前の百貨店に大きな垂れ幕を掛ける等するのは出来ないか。
- (委員)駅前の掲示板にポスターを掲示するのも良い。
- (事務局)ダブルデッキ上と南口にはポスターを貼る場所はある。しかし、民間企業ほど予算を割けるわけではなく、市全課で共有しているため、文化課専用という訳ではない。定期的にスペースを確保できるよう努力はする。
- (委員)ただポスターを貼るだけでは意味がない。注目をさせる工夫が必要だ。
- (委員)チラシの配布先をもっと考えるのはどうか。
- (委員)市の取り組み状況(各近隣センター等出来る限り漏れなくチラシ配布を行っている)を考えると、決して他市よりやっていないということはないと思う。
- (事務局)(インターネットを使えないような)高齢者には紙で、若者にはホームページやTwitter、Facebookで情報を発信している。情報を必要としている人には届くようにしている。文化に興味がない人に、いかに情報を伝えるかが難しい。
- (委員)確かに広報を強化することは重要問題。今後も検討する議題としたい。
- (委員)子供たちに興味を持たせるには、教育の場(先生)から文化に興味を持たせるような働きかけをすることが大切だと思う。
- (委員)たくさん予算をかける訳にもいかない中で、市としては出来る限りのことはやっているのではないかと思うが、文化行事の告知については、各団体の代表者や関係者にも送付しているか?
- (事務局)各所に送付している。たとえば、以前有料の展示会を行った時にも招待券を送ったりした。
- (委員)告知をする際には、その企画の主旨を分かりやすく伝えることが必要だと思う。
- (委員)ターゲットを決め、内容を上手く伝えることが重要ではないか。
- (事務局)市として開催するにあたり、ターゲットを絞り過ぎるというのは難しい。
- (委員)自分が館長をしている美術館を広く周知するために、報道機関に投げ込みを行った。そういったことをしてはどうか。
- (事務局)市としても報道機関への投げ込みは行っている。どういった形で報道を活用していくかについては検討の余地があると考える。
- (委員)では、2)計画の基本的な考え方のうち、項目2の文化振興の重点項目のうち、次世代を担う人材の育成について、意見はあるか。若手アーティストの人選は、どのように実施しているか。
- (事務局)実際に現場に見に行く等して人選している。
- (委員)こちらからマスコミ等には出ないが、素晴らしいパフォーマンスをすると思う若手を紹介していることもある。若手の育成については、行政として大事な取り組みであるし、もちろん団体としても大切なことだと思う。
- (委員)市だけではなく、現場にいて、広い視野と情報を持っている自分たちのようなものが頑張っていく必要がある。
- (委員)美術家の横の繋がりを構築することはできないか。
- (委員)新人発掘については重要な問題であるため、引き続き議論していくということにしたい。では、(3)の柏らしさの創出・演出について意見はあるか。
- (委員)全国レベルの行事を柏で開催することはできないか。
- (委員)施設の充実を図らないと現実的には無理だと思う。
- (委員)コンクールをやるとして、安定的・経済的にバックアップができること、一流の審査委員を揃えるための人脈の確保等、実現するにはなかなか難しいのではないか。ただ、音楽だけではなく美術においても市柏の吹奏楽部のような、教育的プログラムを実践するのは良いのではないか。
残りの内容についての議論は、次回以降に持ち越すこととなった。
5.傍聴人
2人